【2024年度最新】愛知県の住宅省エネ補助金を徹底解説!太陽光・蓄電池・リフォームをお得に

愛知県にお住まいで、「太陽光発電を設置したい」「古くなった窓を断熱性能の高いものに交換したい」「電気自動車のためにV2Hを導入したい」とお考えではありませんか?環境に優しく、光熱費の削減にもつながる省エネ設備ですが、導入にはまとまった費用がかかるのが悩みどころです。しかし、諦めるのはまだ早いかもしれません。愛知県では、住宅への省エネ設備導入を支援する「住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金」制度を実施しています。この記事では、愛知県の補助金制度を最大限に活用するためのポイントを、誰にでも分かりやすく解説します。国の補助金との併用についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

【最重要ポイント】申請窓口は県ではなく「お住まいの市町村」です!

この補助金を検討する上で最も大切なことは、申請や問い合わせの窓口が愛知県庁ではなく、あなたがお住まいの市町村役場であるという点です。この制度は、愛知県と各市町村が連携して行う「協調補助」という形式をとっています。そのため、お住まいの市町村が補助金制度を実施していない場合や、市町村の予算が上限に達してしまった場合は、県の補助金も受けることができません。まずはご自身の市町村の状況を確認することが第一歩となります。

愛知県住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金の概要

この補助金は、家庭からの温室効果ガス排出を抑制し、地球温暖化防止に貢献することを目的としています。住宅に特定の省エネ設備を導入する個人に対し、市町村を通じて経費の一部が補助されます。

補助対象となる主な設備

補助の対象となる設備は多岐にわたります。単体で導入できるものと、太陽光発電などとセットで導入する必要があるものがあります。

導入形態 設備の種類
単体で補助対象
  • 家庭用エネルギー管理システム(HEMS)
  • 家庭用燃料電池システム(エネファーム)
  • 定置用リチウムイオン蓄電システム(蓄電池)
  • 電気自動車等充給電設備(V2H)
  • 太陽熱利用システム
一体的導入で補助対象
  • 太陽光発電施設 + HEMS + 蓄電池
  • 太陽光発電施設 + HEMS + 電気自動車等充給電設備(V2H)
  • 太陽光発電施設 + HEMS + 高性能外皮等【ZEH】
  • 太陽光発電施設 + HEMS + 断熱窓改修工事

※注意:お住まいの市町村によって、補助対象となる設備が異なります。必ず事前に市町村の担当課にご確認ください。

特に注目すべきは、2024年度から蓄電池に対する県の補助基準額が最大10万円/基から最大40万円/基へと大幅に引き上げられる予定である点です。太陽光発電の電力を有効活用するために、蓄電池の導入を検討している方には大きなチャンスです。

補助対象者の要件

補助対象となるのは、愛知県内で対象設備を導入する個人の方です。主な要件は以下の通りです。

  • 戸建住宅の場合:
    • 自らが所有し居住する住宅に設備を設置する方
    • 居住用の住宅新築に合わせて設備を設置する方
    • 第三者所有の住宅に居住し、所有者の承諾を得て設備を設置する方
  • 集合住宅の場合:
    • 自らが所有する住宅に設備を設置する方
    • 設備が予め設置された新築住宅を取得する方
    • 第三者所有の住宅に居住し、所有者の承諾を得て設備を設置する方

※こちらも市町村により要件が異なる場合があります。

補助金額と申請期間

  • 補助金額:各市町村が定めています。県の補助金は、市町村の補助金に上乗せされる形で交付されます。
  • 募集期間:各市町村によって異なります。また、申請が予算額に達した時点で受付を終了することがほとんどですので、早めの確認と申請が重要です。

申請から交付までの流れと注意点

補助金を受け取るまでの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 情報収集:お住まいの市町村の補助金制度の内容(対象設備、金額、期間、要件)を確認します。
  2. 事業者選定・契約:補助金対象の工事を行う事業者を選び、契約します。
  3. 交付申請:市町村が定める期間内に、必要書類を揃えて市町村の窓口に申請します。(※工事着工前に申請が必要な場合が多いので注意)
  4. 交付決定:市町村から補助金の交付決定通知が届きます。
  5. 工事着工・完了:交付決定後に工事を開始し、完了させます。
  6. 実績報告:工事完了後、市町村に実績報告書を提出します。
  7. 補助金交付:報告書の内容が確認された後、指定の口座に補助金が振り込まれます。

【注意点】
– 補助金は年度ごとの事業です。当該年度内に工事を完了し、市町村からの補助金交付を受ける必要があります。
– 申請前に工事に着手してしまうと補助対象外となるケースがほとんどです。必ず市町村のルールを確認してください。

愛知県内 市町村別お問い合わせ先一覧

県と協調補助を実施している市町村の問い合わせ先一覧です。最新の情報や詳細については、直接お問い合わせください。

市町村一覧はこちらをクリック
市町村名 問い合わせ先 電話番号
名古屋市 環境局環境企画部脱炭素社会推進課 052-972-2696
豊橋市 環境政策課 0532-51-2417
岡崎市 環境部ゼロカーボンシティ推進課 0564-23-6685
一宮市 環境部環境政策課 0586-45-9953
瀬戸市 市民生活部環境課 0561-88-2671
半田市 市民経済部環境課 0569-21-4001
春日井市 環境部環境政策課 0568-85-6216
豊川市 産業環境部環境課 0533-89-2141
津島市 市民生活部生活環境課 0567-55-9368
碧南市 経済環境部環境課 0566-95-9900
刈谷市 産業環境部環境推進課 0566-62-1017
豊田市 環境部環境政策課 0565-34-6650
安城市 環境部環境都市推進課 0566-71-2280
西尾市 環境部環境保全課 0563-65-3881
蒲郡市 市民生活部環境清掃課 0533-57-3645
犬山市 経済環境部環境課 0568-44-0345
常滑市 市民生活部生活環境課 0569-47-6115
江南市 経済環境部環境課 0587-54-1111
小牧市 市民生活部ゼロカーボンシティ推進室 0568-39-5574
稲沢市 経済環境部環境保全課 0587-36-3710
新城市 市民協働部環境政策課 0536-23-7690
東海市 環境経済部生活環境課 052-613-7696
大府市 市民協働部環境課 0562-85-5335
知多市 環境経済部環境政策課 0562-36-2660
知立市 市民部環境課 0566-95-0154
尾張旭市 市民生活部環境課 0561-76-8134
高浜市 市民部経済環境グループ 0566-95-9519
岩倉市 市民協働部環境政策課 0587-38-5808
豊明市 経済建設部環境課 0562-92-1113
日進市 市民生活部環境課 0561-73-2883
田原市 市民環境部環境政策課 0531-23-7401
愛西市 市民協働部環境課 0567-55-7114
清須市 市民環境部生活環境課 052-400-2911
北名古屋市 生活安全部環境課 0568-22-1111
弥富市 市民生活部環境課 0567-65-1111
みよし市 市民経済部生活環境課 0561-32-8018
あま市 市民生活部環境衛生課 052-444-3132
長久手市 くらし文化部環境課 0561-56-0612
東郷町 まち整備部環境課 0561-56-0729
豊山町 生活福祉部住民課 0568-28-0916
大口町 まちづくり部環境対策室 0587-95-1613
扶桑町 生活安全部環境課 0587-92-4112
大治町 建設部産業環境課 052-444-2711
蟹江町 産業建設部環境課 0567-95-1111
飛島村 民生部保健環境課 0567-52-1001
阿久比町 建設経済部建設環境課 0569-48-1111
東浦町 地域創造部環境課 0562-83-3111
南知多町 建設経済部まちなみ環境課 0569-65-0711
美浜町 厚生部環境課 0569-82-1111
武豊町 生活経済部環境課 0569-72-1111
幸田町 環境経済部環境課 0564-62-1111
設楽町 生活課 0536-62-0522
東栄町 生活環境課 0536-76-0504
豊根村 生活課 0536-85-1315

【賢く活用】国が実施する補助金との併用も検討しよう!

愛知県の補助金に加えて、国が実施している大規模な補助金制度も併用できる可能性があります。これにより、自己負担をさらに軽減できるかもしれません。代表的な制度をご紹介します。

住宅省エネ2024キャンペーン

国土交通省、経済産業省、環境省が連携して実施する大規模な支援事業です。目的ごとに4つの事業に分かれています。

  • 子育てエコホーム支援事業:子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を持つ新築住宅の取得や、省エネリフォームを支援します。リフォームは世帯を問わず対象です。
  • 先進的窓リノベ2024事業:高性能な断熱窓への改修に特化した補助金で、補助額が大きいのが特徴です。
  • 給湯省エネ2024事業:エコキュートやエネファームなどの高効率給湯器の導入を支援します。
  • 賃貸集合給湯省エネ2024事業:賃貸集合住宅におけるエコジョーズ等への交換を支援します。

これらの国の事業と愛知県・市町村の補助金は、補助対象が重複しない範囲で併用できる場合があります。例えば、「窓の改修は国の『先進的窓リノベ』を使い、蓄電池の設置は愛知県・市町村の補助金を使う」といった組み合わせが考えられます。ただし、併用の可否や条件は市町村によって異なるため、必ず事前に確認が必要です。

まとめ

愛知県の「住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金」は、太陽光発電や蓄電池、断熱リフォームなど、住宅の省エネ化を考えている方にとって非常に魅力的な制度です。最後に重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • 申請・問い合わせ窓口は、愛知県ではなく「お住まいの市町村」
  • 市町村が補助金を実施していない、または予算終了の場合は利用できない
  • 補助対象設備や金額、期間は市町村ごとに異なるため、事前の確認が必須
  • 2024年度から蓄電池の補助基準額が大幅アップ予定(最大40万円/基)
  • 国の「住宅省エネ2024キャンペーン」などとの併用も検討する価値あり

省エネ設備の導入は、未来の環境と家計の両方に貢献する賢い投資です。まずは、この記事の市町村一覧を参考に、お住まいの地域の担当課へ連絡することから始めてみましょう。補助金を賢く活用して、快適でお得なエコライフを実現してください。