東京都内の学校関係者の皆様へ朗報です。東京都では、福島県の復興を支援するため、都内の学校が福島県で実施する教育旅行や合宿のバス経費の一部を補助する「福島県教育旅行復興支援事業」を実施しています。この制度を活用し、生徒たちの学びの機会を広げるとともに、福島県の復興を応援しませんか?
制度の概要が一目でわかるサマリー表
項目 | 内容 |
---|---|
事業名 | 令和6年度 被災地応援ツアー・福島県教育旅行復興支援事業 |
対象者 | 福島県で宿泊を伴う教育旅行や合宿を実施する東京都内の学校および学校公認の部活動等 |
補助対象経費 | 教育旅行・合宿の移動に係るバス経費 |
補助額 | バス1台あたり経費の1/2(上限最大7万円)※詳細は後述 |
対象期間 | 令和6年4月1日(月)~ 令和7年3月31日(月)までに完了する旅行 |
申請方法 | 簡易書留による郵送 |
前提条件 | 福島県が実施する「福島県教育旅行復興事業」の補助を受けていること |
重要ポイント
この補助金は、東京都独自の支援制度ですが、まず福島県が実施している「福島県教育旅行復興事業」の補助金交付決定を受ける必要があります。両方の制度をうまく活用することで、経費負担を大幅に軽減できます。
補助対象となる学校・団体
本事業の対象となるのは、以下のいずれかに該当する東京都内の学校および部活動等です。
① 修学旅行・宿泊学習等を実施する都内の学校
福島県内で宿泊を伴う修学旅行や宿泊学習などを実施し、かつ以下の教育プログラムを1つ以上行程に取り入れている学校が対象です。
- 震災学習・ホープツーリズム
- 福島県内の学校との交流
- 歴史学習・伝統工芸体験・異文化体験
- 環境学習・自然体験
- 農村・収穫体験
- スキー体験
② 合宿を実施する都内の部活動等
福島県内で合宿を実施する、学校公認の部活動やサークル等が対象です。文化活動、スポーツ活動、学習など、部活動等の本来の目的である活動を行う場合に限られます。
気になる補助金額は?上限額と計算例
補助金額は、バス1台あたりの経費の1/2が基本ですが、条件によって上限額が変動します。
補助上限額の詳細
- 基本上限額:
- 新規校:6万円/台 (過去に福島県の関連補助金を利用したことがない学校)
- 継続校:5万円/台 (過去に福島県の関連補助金を利用したことがある学校)
- ✔ 上乗せ措置:
- 浜通り地域に1泊以上する場合、上記上限額に1万円を加算! (最大7万円)
- ⚠ 減額措置:
- 参加人数が10名未満の場合は、上記の上限額が半額になります。
申請から受給までの7ステップ
申請手続きは、福島県への申請が先行します。流れをしっかり確認しましょう。
- 【福島県へ】「福島県教育旅行復興事業」の補助金交付を申請
- 【福島県から】補助金交付決定通知書を受領 ← これが必須!
- 【東京観光財団へ】本事業の補助金交付を申請
- 【東京観光財団から】補助金交付決定通知書を受領
- 福島県で教育旅行・合宿を実施
- 【東京観光財団へ】実績報告書を提出
- 補助金の請求・受領
申請に必要な書類
申請には多くの書類が必要です。公式サイトから様式をダウンロードし、早めに準備を始めましょう。
【交付申請時】
- 福島県教育旅行復興支援事業補助金交付申請書(別記様式1)
- 福島県へ提出した申請書類一式の写し
- 福島県からの補助金交付決定通知書の写し
- 印鑑証明書 または 法人登記簿謄本(公立学校は不要)
- 代表者の身分証明書(職員証、学生証、住民票など)の写し ※部活動等の場合
※変更・中止申請時、実績報告時にも別途書類が必要です。詳細は募集要領をご確認ください。
公募期間・申請先・問い合わせ先
■ 公募期間: 令和7年3月31日(月)までに完了する旅行が対象です。
※旅行実施前に交付決定を受ける必要があるため、早めの申請を推奨します。
■ 申請書類送付先:
〒163-0915 東京都新宿区西新宿二丁目3番1号 新宿モノリス15階公益財団法人東京観光財団 地域振興部 事業課
福島県教育旅行復興支援事業担当 宛
※必ず「簡易書留」で郵送してください。
■ 問い合わせ先:
公益財団法人東京観光財団 地域振興部 事業課電話: 03-5579-2682
Eメール: chiiki@tcvb.or.jp