宮城県大河原町|障がいのある方の生活を支える福祉制度ガイド
宮城県大河原町では、「だれもが 安心して 自分らしい生き方を選択できるまち おおがわら」を基本理念に掲げ、障がいのある方やそのご家族が地域で安心して暮らせるための様々な支援制度を整備しています。この記事では、大河原町で利用できる主な福祉制度を「税金の減免」「料金の割引」「各種手当・助成」などのカテゴリに分けて、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 所得税や住民税、自動車税などの税金減免制度
- 公共交通機関やNHK受信料などの割引制度
- 特別障害者手当や医療費助成などの経済的支援
- 日常生活をサポートする用具の給付や相談窓口について
ご自身やご家族が対象となる制度がないか、ぜひご確認ください。
【一覧】大河原町の主な障害者福祉支援制度
大河原町で利用できる支援制度は多岐にわたります。ここでは、生活の様々な場面で役立つ制度をカテゴリ別にまとめました。詳細な条件や手続きについては、各担当窓口にご確認ください。
1. 税金の減免制度
所得や資産に関する税金の負担を軽減する制度です。確定申告や年末調整、または各税金の納付前に申請が必要です。
税の種類 | 主な内容 | 主な対象者 |
---|---|---|
所得税・住民税 | 障害者控除、特別障害者控除 | 障害者手帳をお持ちの方 |
相続税 | 障害者控除 | 法定相続人に障がいのある方がいる場合 |
自動車税・軽自動車税 | 一定の要件を満たす場合に減免 | 身体障害者手帳、療育手帳「A」、精神障害者保健福祉手帳「1級」をお持ちの方など |
2. 公共料金などの割引制度
日常生活や移動にかかる費用の負担を軽減するための割引制度です。利用時に手帳の提示が必要な場合があります。
項目 | 主な内容 |
---|---|
JR・バス運賃 | 第1種・第2種の区分に応じて本人及び介護者が割引(50%など) |
有料道路通行料金 | 事前登録により50%割引 |
タクシー運賃 | 手帳提示により10%割引(一部事業者) |
NHK放送受信料 | 障がいの程度や世帯の課税状況により全額または半額免除 |
携帯電話料金 | 各社で基本使用料などの割引プランあり |
3. 生活を支える各種手当・助成金
経済的な負担を軽減し、安定した生活を支えるための手当や助成制度です。
特別障害者手当・障害児福祉手当
在宅で、日常生活において常時特別な介護を必要とする20歳以上の方(特別障害者手当)や20歳未満の方(障害児福祉手当)に支給されます。所得制限があります。
自立支援医療制度
心身の障がいを除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する制度です。「更生医療」「育成医療」「精神通院医療」の3種類があります。
補装具・日常生活用具の給付
障がいのある方の日常生活や社会生活を容易にするため、身体の欠損または損なわれた身体機能を補うための用具(補装具)や、日常生活の便宜を図るための用具(日常生活用具)の購入・修理費用が給付されます。
- 補装具の例:義肢、装具、車いす、補聴器、盲人安全つえ など
- 日常生活用具の例:特殊寝台、入浴補助用具、聴覚障がい者用屋内信号装置 など
申請手続きの基本的な流れ
多くの制度では、大河原町役場の福祉課が申請窓口となります。手続きの際は、事前に必要なものを確認しておくとスムーズです。
- 相談と情報収集:まずは役場の福祉課に相談し、利用できる制度や手続きについて確認します。
- 申請書類の準備:申請書や障害者手帳、医師の診断書など、制度ごとに定められた書類を準備します。
- 申請:必要書類を揃えて、福祉課の窓口に提出します。
- 審査・決定:町や県で申請内容の審査が行われ、支給や給付が決定されると通知書が届きます。
- サービスの利用開始:決定通知に基づき、手当の受給やサービスの利用を開始します。
ご注意ください
各制度には、所得制限や障がいの程度などの要件が定められています。また、申請前に購入・契約したものは対象外となる場合がありますので、必ず事前に窓口へご相談ください。
まとめ:まずは大河原町役場 福祉課へ相談を
大河原町には、障がいのある方の生活を多方面から支えるための手厚い制度が用意されています。しかし、これらの制度はご自身で申請しなければ利用できないものがほとんどです。「どの制度が使えるかわからない」「手続きが難しそう」と感じる方も、まずは気軽に専門の窓口に相談することが第一歩です。
ご自身の生活をより豊かに、そして安心して暮らすために、これらの福祉制度を積極的にご活用ください。
お問い合わせ先
大河原町役場 福祉課
詳細な制度内容や申請手続きについては、直接お問い合わせください。