三鷹市で住宅・店舗の防犯対策に最大3.5万円の補助金!
東京都三鷹市では、近年の侵入盗事件などを受け、市民が安心して暮らせるまちづくりを推進するため、「住宅等防犯対策補助金」制度を実施しています。この制度は、ご自宅や店舗、事業所などに防犯カメラや高性能な鍵などを設置する際の費用の一部を補助するものです。この記事では、制度の概要から申請方法まで、専門家が分かりやすく解説します。
この補助金のポイント
- 防犯対策費用の2分の1、最大35,000円を補助!
- 個人住宅だけでなく、店舗や事業所、共同住宅も対象。
- 防犯カメラやモニター付インターホンなど幅広い設備が対象。
- 申請は郵送でも可能!予算がなくなり次第終了のため早めの検討がおすすめです。
補助金制度の概要(早見表)
制度名 | 三鷹市住宅等防犯対策補助金 |
実施自治体 | 東京都三鷹市 |
補助額 | 対象経費の2分の1、上限35,000円(1,000円未満切捨て) |
対象者 | 市内の住宅・店舗等の所有者、使用者、管理組合 |
申請受付期間 | 令和7年2月12日~予算上限に達するまで ※上限額拡充分の申請は令和7年7月7日から受付開始 |
対象となる対策 | 令和6年10月30日以降に実施した防犯対策 |
申請方法 | 窓口持参 または 郵送 |
補助の対象となる防犯対策
この補助金は、令和6年10月30日以降に三鷹市内の住宅や事業所などで実施した、以下の防犯対策が対象となります。複数の設備を組み合わせて申請することも可能です。
- 防犯カメラの設置
- 防犯性能の高い錠または補助錠の取付け
- サムターンカバー及びロックカバーの取付け
- 防犯フィルムの貼付け
- センサーアラームの取付け
- センサー付ライトの取付け
- ダミーカメラの取付け
- モニター付インターホンの取付け
- その他、市長が認める防犯対策(例:面格子、防犯砂利、防犯ガラス等)
ポイント:より防犯性能の高い「CP製品」を推奨
三鷹市では、防犯性能の高い建物部品として認定された「CPマーク」付きの製品を推奨しています。錠やガラス、フィルムなどを選ぶ際の参考にしてください。CP製品は、侵入に5分以上耐えられる性能基準を満たしており、犯罪抑止効果が期待できます。
注意点:防犯カメラの設置について
防犯カメラを設置する際は、プライバシーへの配慮が必要です。撮影範囲は原則として自宅や事業所の敷地内とし、やむを得ず敷地外が映る場合は、その土地の所有者や使用者の同意を得る必要があります。
補助対象者と条件
補助の対象となるのは、上記の防犯対策を実施した市内の住宅・店舗等の所有者、使用者、または管理組合です。ただし、以下のいずれかに該当する場合は対象外となります。
- ❌ 三鷹市に住民登録をしていない方(市内に住宅等を所有し他自治体に住民登録している方を除く)
- ❌ 市税を滞納している方
- ❌ 三鷹市暴力団排除条例に規定する暴力団関係者
- ❌ 地方公共団体その他これらに準ずる団体
- ❌ 住宅等の売買を目的として防犯対策を実施する方
申請方法と手続きの流れ
Step 1: 防犯対策の実施と支払い
まず、補助対象となる防犯対策を実施し、費用を支払います。申請には領収書が必要ですので、必ず保管しておきましょう。
Step 2: 必要書類の準備
以下の書類を準備します。申請書は三鷹市の公式サイトからダウンロードできます。
- 交付申請書兼請求書(確認書兼誓約書)
- 補助対象事業の領収書(コピー可)
- 購入物や施工内容がわかる書類(見積書、納品書など)
- 【該当者のみ】所有者の同意書、委任状、間取り図など
Step 3: 申請書の提出
準備した書類を、以下のいずれかの方法で提出します。
- 【窓口申請】
安全安心課 (元気創造プラザ5階)
受付時間:平日午前9時~午後5時(正午~午後1時を除く) - 【郵送申請】
〒181-0004 三鷹市新川六丁目37番1号 安全安心課 宛
Step 4: 審査・交付
申請後、市による審査が行われます。審査には3ヶ月程度、その後の振込に1ヶ月程度かかる場合があります。審査が完了すると「交付・不交付決定通知」が送付され、交付が決定した場合は指定の口座に補助金が振り込まれます。
まとめ:補助金を活用して、安全・安心な住まいを実現しよう
三鷹市の「住宅等防犯対策補助金」は、市民の防犯意識を高め、具体的な対策を後押しする非常に有効な制度です。補助金の上限は35,000円と、防犯カメラや高性能な鍵の導入費用の大きな助けになります。予算には限りがあるため、防犯対策を検討している方は、早めに準備を進めることをお勧めします。詳細や申請書類は、必ず公式サイトでご確認ください。