詳細情報
中小企業の皆様、省エネ化はコスト削減と企業価値向上に繋がる重要な取り組みです。東京都が実施する「中小規模事業所向け廃熱等有効利用設備導入支援事業」は、事業所や工場から発生する廃熱を有効利用する設備の導入費用を助成し、皆様の省エネ化を強力にサポートします。最大1,000万円の助成金で、最新設備を導入し、エネルギー効率を向上させませんか?
中小規模事業所向け廃熱等有効利用設備導入支援事業の概要
この助成金は、東京都が2050年ゼロエミッション東京の実現に向けて、中小企業等の更なる省エネルギー化を推進するために設けられました。事業所や工場等から発生する廃熱等を有効利用する設備の導入を支援し、二酸化炭素排出量の削減に貢献することを目的としています。
- 正式名称: 中小規模事業所向け廃熱等有効利用設備導入支援事業
- 実施組織: 東京都
- 目的・背景: 2050年ゼロエミッション東京の実現、中小企業の省エネ化推進、二酸化炭素排出量削減
- 対象者の詳細: 都内の中小企業、学校法人、公益財団法人、医療法人、社会福祉法人等
助成金額・補助率
助成対象経費の2/3が助成され、助成上限額は1,000万円です。設備導入にかかる費用を大幅に削減できます。
設備導入にかかる費用が1,500万円の場合、助成金は1,000万円となります(上限額)。設備導入にかかる費用が900万円の場合、助成金は600万円となります(900万円 × 2/3)。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 助成率 | 2/3 |
| 助成上限額 | 1,000万円 |
対象者・条件
以下の条件を満たす中小企業等が対象となります。
- 都内に中小規模事業所を所有または使用していること
- 助成対象設備を導入することにより、二酸化炭素削減効果が見込まれること
- 地球温暖化対策報告書を提出していること
具体例:
- 製造業: 工場から発生する廃熱を回収し、ボイラーの予熱に利用する
- 食品加工業: 冷凍倉庫の排熱を回収し、給湯に利用する
- 病院: 医療機器から発生する廃熱を回収し、暖房に利用する
補助対象経費
助成対象となる経費は以下の通りです。
- 設計費
- 設備費
- 工事費
対象となる設備例:
- 熱交換器
- ヒートポンプ
- ヒートパイプ
- ポンプ
- 熱導管
- 蓄熱システム
- 空気熱源ヒートポンプ
- 循環加温式ヒートポンプ
申請方法・手順
申請は電子メールまたは郵送で行います。以下の手順に従って申請してください。
- 募集要項を確認する
- 申請書類をダウンロードする
- 必要事項を記入し、必要書類を準備する
- 電子メールまたは郵送で申請する
必要書類:
- 助成金交付申請書(第1号様式)
- 助成事業実施計画書(第2号様式)
- 助成事業経費内訳書(共通様式)
- 見積比較表
- 申請書類チェックリスト
- 省エネ計算シート(公社指定様式)
申請期限: 令和8年3月31日(火)
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 二酸化炭素削減効果が明確であること
- 事業計画が具体的かつ実現可能であること
- 費用対効果が高いこと
よくある不採択理由:
- 申請書類の不備
- 二酸化炭素削減効果が不明確
- 事業計画の実現可能性が低い
よくある質問(FAQ)
- Q: 助成対象となる設備はどのようなものですか?
A: 熱交換器、ヒートポンプ、ヒートパイプ、ポンプ、熱導管、蓄熱システムなどが対象となります。 - Q: 助成金の申請はいつまでですか?
A: 令和8年3月31日までです。 - Q: 申請書類はどこで入手できますか?
A: クール・ネット東京のホームページからダウンロードできます。 - Q: 助成金の交付決定はいつ頃になりますか?
A: 申請受付後、審査を経て交付決定となります。具体的な時期はクール・ネット東京にお問い合わせください。 - Q: 申請に際して相談できる窓口はありますか?
A: 東京都地球温暖化防止活動推進センター 事業支援チームが相談窓口となっています。
まとめ・行動喚起
「中小規模事業所向け廃熱等有効利用設備導入支援事業」は、中小企業の省エネ化を強力に支援する制度です。最大1,000万円の助成金を活用して、最新設備を導入し、エネルギー効率を向上させましょう。申請期限は令和8年3月31日です。今すぐクール・ネット東京のホームページで詳細を確認し、申請準備を始めてください。
お問い合わせ先:
東京都地球温暖化防止活動推進センター 事業支援チーム
電話:03-5990-5085
E-mail:waste-heat-utilization@tokyokankyo.jp
詳細はこちら: 中小規模事業所向け廃熱等有効利用設備導入支援事業