詳細情報
千代田区にお住まいの皆様、または千代田区内で事業を営む皆様へ。地球温暖化対策の一環として、省エネルギー改修を検討してみませんか?千代田区では、住宅や事業所における省エネ改修を支援するため、令和7年度千代田区省エネルギー改修等助成制度をご用意しています。この助成金を活用すれば、初期費用を抑えながら、快適な住環境・事業環境を実現し、光熱費の削減にも繋がります。ぜひ、この機会にご検討ください。
令和7年度千代田区省エネルギー改修等助成制度の概要
この助成制度は、千代田区が実施する、住宅や事業所における省エネルギー改修を支援する制度です。省エネ性能の高い設備・機器の導入を促進し、区全体のエネルギー消費量削減と地球温暖化対策に貢献することを目的としています。
- 正式名称:令和7年度千代田区省エネルギー改修等助成制度
- 実施組織:千代田区
- 目的・背景:区内のエネルギー消費量削減、地球温暖化対策の推進
- 対象者:区内の住宅所有者、マンション管理組合、事業所所有者
助成対象と助成金額
助成対象となる改修の種類と、それぞれの助成金額は以下の通りです。
| 助成項目 | 助成内容(税抜き) | 上限合計額 |
|---|---|---|
| 住宅(戸建・マンション専有部等) | LED照明:対象経費の50% 太陽光発電システム:対象経費の20% 蓄電システム:対象経費の20% 燃料電池システム(エネファーム):対象経費の20% 窓断熱対策(二重窓・複層ガラス):対象経費の20% 高効率ガス給湯器(潜熱回収型):1台あたり3万円 |
125万円 |
| マンション共用部 | LED照明:対象経費の50% 空調:対象経費の20% 太陽光発電システム:対象経費の20% 蓄電システム:対象経費の20% |
総戸数:上限合計額 ~100戸:250万円 101~200戸:500万円 201戸~:750万円 |
| 事業所ビル | 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)による省エネルギー診断結果に基づく設備改修:対象経費の50% LED照明:対象経費の50% 人感センサー照明システム:対象経費の50% 太陽光発電システム:対象経費の20% 蓄電システム:対象経費の20% 窓断熱対策:対象経費の20% 空調:対象経費の20% エネルギー管理システム(BEMS):対象経費の20% 高効率型変圧器:対象経費の20% |
250万円 |
計算例:例えば、住宅でLED照明への改修を行い、対象経費が30万円だった場合、助成金額は30万円 × 50% = 15万円となります。
対象者・条件
この助成制度の対象となるのは、以下の要件を満たす方です。
- 住宅(戸建・マンション専有部等):区内の既存建物の所有者(区分所有を含む)、または所有者の承諾を得ている者
- マンション共用部:区内の既存マンションの管理者または管理組合等
- 事業所ビル:中小企業者のうち、区内の既存建物の所有者、または所有者の承諾を得ている者
- 官公庁等は助成対象外
- 当該年度に同一の建築物における本助成制度の助成を受けていないこと(助成金の申請は同一年度1回のみ)
- 固定資産税や住民税等を滞納していないこと
- 未使用の機器等に改修すること
- 既存の対象機器等の改修で、従来の機器等と比較し、エネルギー使用量が増えないこと
- 建物の改修や取付工事等をまだ実施していないこと
- 助成対象者が自ら取り付けたものでないこと(改修は施工業者が行うこと)
- 申請者は大企業者でないこと
- 一括支払いであること(工事完了までに全額が支払われる場合は割賦も可)
具体例:例えば、千代田区内にマンションを所有し、管理組合として共用部のLED照明を改修する場合、この助成制度の対象となります。また、千代田区内で中小企業を経営しており、事業所ビルの窓断熱対策を行う場合も対象となります。
補助対象経費
補助対象となる経費は、以下の通りです。
- 省エネルギー機器等の購入費用
- 省エネルギー機器等の設置工事費用
対象外経費:以下の経費は補助対象外となります。
- 消費税
- 申請書類作成費用
- その他、千代田区が不適切と判断する経費
具体例:LED照明の購入費用、設置工事費用は補助対象となりますが、申請書類を専門家に依頼した場合の費用は対象外となります。
申請方法・手順
申請は以下の手順で行います。
- 事前準備:千代田区のホームページから申請書類をダウンロードし、必要事項を記入します。
- 必要書類の準備:見積書、図面、現況写真など、必要な書類を揃えます。
- 申請:申請書類と必要書類を千代田区環境まちづくり部環境政策課エネルギー対策係へ提出します(郵送または窓口)。
- 審査:千代田区が申請書類を審査します。
- 交付決定:審査通過後、交付決定通知書が送付されます。
- 工事開始:交付決定通知書受領後、工事を開始します。
- 完了報告:工事完了後、完了報告書と必要書類を提出します。
- 助成金請求:助成金交付請求書を提出します。
- 助成金交付:千代田区から助成金が振り込まれます。
必要書類:
- 助成金交付申請書
- 千代田区省エネルギー改修等助成に関するチェックリスト
- 改修工事等に係る見積書およびその内訳書
- 改修・更新する機器等の仕様および型番等が分かるパンフレット
- 改修に係る内容等が分かる図面
- 改修前の様子が分かる現況写真(カラー)
- 前年度の固定資産税等の納税証明書の写し
- 当該建物の所有者の承諾書(申請者が所有者でないまたは共同所有の場合)
- LED照明への改修は、LED照明電力等削減見込量計算表
- 空調への改修は、空調電力等削減見込量計算表
- マンション共用部:省エネ改修等に係る議決書の写しまたは、これに代わるもの
- 事業所ビル:省エネルギー診断の結果に関する報告書の写し(診断後5年以内)
- 省エネルギー診断を未受診の場合は、報告書の写しの代わりに以下の2点を添付(助成金の交付決定日から2年以内に、省エネルギー診断の結果に関する報告書の写しをご提出ください)
- 省エネルギー診断支援申込書
- 念書
申請期限:令和8年2月13日(金曜日)まで
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 省エネルギー効果の高い改修計画であること
- 申請書類に不備がないこと
- 予算内で申請すること(先着順)
審査基準:審査では、省エネルギー効果、費用対効果、申請書類の completeness などが評価されます。
申請書作成のコツ:改修計画の省エネルギー効果を具体的に記述し、費用対効果を明確に示すことが重要です。また、申請書類は丁寧に作成し、不備がないように注意しましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q:助成金はいつ振り込まれますか?
A:工事完了報告書提出後、審査を経て、助成金額が確定してから約1か月後に振り込まれます。 - Q:複数の改修を同時に申請できますか?
A:はい、複数の改修を同時に申請できます。ただし、上限金額を超えることはできません。 - Q:見積書は複数の業者から取る必要がありますか?
A:複数の業者から見積もりを取ることは必須ではありませんが、適正な価格であることを確認するため、複数の見積もりを取ることを推奨します。 - Q:申請書類はどこで入手できますか?
A:千代田区のホームページからダウンロードできます。 - Q:相談窓口はありますか?
A:千代田区環境まちづくり部環境政策課エネルギー対策係までお問い合わせください。
省エネ診断について
事業所ビルで申請を検討されている方は、東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)による省エネルギー診断を受けることをお勧めします。省エネルギー診断を受けることで、より効果的な省エネ改修計画を立てることができます。省エネ診断の結果に基づいて設備改修を行う場合、助成対象となる場合があります。
省エネ診断を未受診の方は、申請時に区経由で省エネ診断の申込を行い、助成金の交付決定日から2年以内に「省エネルギー診断の結果に関する報告書の写し」を区に提出する必要があります。詳しくは、申請書類の「念書」に記載の内容をご確認ください。
窓断熱対策の推進
千代田区では、窓断熱対策(二重窓・複層ガラス)への改修を推奨しています。窓断熱対策は、室内の温度を快適に保ち、冷暖房費の削減に繋がる効果的な省エネ対策です。詳細は、千代田区のホームページをご覧ください。
まとめ・行動喚起
令和7年度千代田区省エネルギー改修等助成制度は、省エネ改修を検討している方にとって、大変魅力的な制度です。この助成金を活用して、快適な住環境・事業環境を実現し、光熱費の削減に繋げましょう。申請期限は令和8年2月13日(金曜日)までです。ぜひ、お早めにご申請ください。
重要ポイント:
- 申請期限:令和8年2月13日(金曜日)
- 対象者:区内の住宅所有者、マンション管理組合、事業所所有者
- 助成金額:最大125万円(住宅)、最大750万円(マンション共用部)、最大250万円(事業所ビル)
次のアクション:
- 千代田区のホームページで詳細を確認する
- 申請書類をダウンロードする
- 見積もりを依頼する
- 千代田区環境まちづくり部環境政策課エネルギー対策係に相談する
問い合わせ先:
千代田区環境まちづくり部環境政策課エネルギー対策係
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-4256
ファクス:03-3264-8956
メールアドレス:kankyouseisaku@city.chiyoda.lg.jp