詳細情報
山口県周南市では、環境に優しい電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)の普及を促進するため、購入費用の一部を補助する「周南市EV・PHV普及促進補助金」を実施しています。この制度を活用すれば、最大10万円の補助金を受け取ることが可能です。地球温暖化対策に貢献しながら、お得に次世代自動車を手に入れる絶好の機会です。ただし、この補助金は国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」との併用が必須条件となっており、申請は先着順で予算がなくなり次第終了となります。この記事では、周南市のEV・PHV補助金の対象者、補助金額、申請方法、必要書類などを誰にでも分かりやすく徹底解説します。購入を検討している周南市民の方は、ぜひ最後までご覧ください。
【重要ポイント】
– 対象者: 周南市に住民登録がある個人
– 補助金額: 最大10万円(車種により異なる)
– 必須条件: 国のCEV補助金の交付を受けていること
– 受付方法: 先着順(予算に達し次第終了)
– 公募開始日: 令和7年(2025年)4月1日(火)
周南市EV・PHV普及促進補助金の概要
まずは、本補助金制度の基本的な情報について確認しましょう。
制度の目的
この補助金は、周南市が自動車から排出される大気汚染物質や温室効果ガスを削減し、脱炭素社会の実現を目指すことを目的としています。市民が環境性能に優れた電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)へ乗り換えることを経済的に支援する制度です。
国のCEV補助金との併用が必須
周南市の補助金を申請するための大前提として、一般社団法人次世代自動車振興センターが実施する「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(通称:CEV補助金)」の交付決定を受けている必要があります。つまり、国の補助金と市の補助金を両方受け取ることができる、非常にお得な制度です。申請の順番は「国(CEV補助金)→ 周南市」となりますので、ご注意ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 周南市EV・PHV普及促進補助金 |
| 実施組織 | 周南市(担当課:環境政策課) |
| 公募開始日 | 令和7年4月1日(火) |
| 申請期限 | 国のCEV補助金の交付決定通知書発行日の属する年度の3月31日まで |
| 注意点 | 先着順。予算額に達した時点で受付終了。 |
補助金額と補助対象経費はいくら?
車種別の補助上限額
補助金の上限額は、購入する車両の種類によって異なります。
| 区分 | 補助上限額 | 補助率 |
|---|---|---|
| 電気自動車(軽自動車を除く) | 10万円 | 1/2 |
| 電気自動車(軽自動車) | 5万円 | |
| プラグインハイブリッド自動車 | 5万円 |
補助金額の計算方法
補助金額は、以下の計算式で算出されます。
補助金額 = 補助対象経費 × 1/2 (1,000円未満切り捨て)
ただし、算出された額が上記の補助上限額を超える場合は、上限額が適用されます。
補助の対象となる経費・ならない経費
補助の対象となる「補助対象経費」の考え方が少し複雑なので、しっかり理解しておきましょう。
- 対象となる経費:車両本体価格。ただし、メーカーオプションの給電機能を装備した場合は、その費用も対象に含めることができます。
- 対象とならない経費(車両本体価格から差し引くもの):
- 消費税および地方消費税
- 付属品(ディーラーオプションなど)の購入費用
- 値引き額
- 国のCEV補助金の交付決定額
あなたは対象?補助対象者の詳細条件をチェック
補助金を受けるには、申請者と車両の両方が以下の要件をすべて満たす必要があります。
補助対象者(申請する人)の5つの必須条件
- 周南市に住民登録されていること。
- 国のCEV補助金の交付決定を受けていること。
- 市税の滞納が無いこと。
- 暴力団員または暴力団員と密接な関係を有しないこと。
- 過去にこの「周南市EV・PHV普及促進補助金」の交付を受けたことがないこと。
補助対象車両の3つの必須条件
- 国のCEV補助金の対象となっている新車の電気自動車またはプラグインハイブリッド自動車であること。
- 自動車検査証に記載の「使用の本拠の位置」が周南市内であること。
- 自家用乗用車として購入された車両であること。(事業用は対象外)
補助対象車両は、申請者1人につき1台限りです。また、所有権留保付ローンや残価設定型クレジットでの購入も補助対象となります。
申請から受給までの5ステップ|手続きの流れを完全ガイド
申請手続きは、国の補助金手続きが完了した後に行います。全体の流れを把握しておきましょう。
- ステップ1:国のCEV補助金の申請と交付決定
まず、次世代自動車振興センターへCEV補助金の申請を行い、「補助金交付決定通知書兼補助金の額の確定通知書」を受け取ります。これが周南市への申請に必須です。 - ステップ2:必要書類の準備
後述する「申請に必要な書類一覧」を参考に、すべての書類を漏れなく準備します。様式は周南市の公式サイトからダウンロードできます。 - ステップ3:周南市への申請書提出
準備した書類一式を、周南市役所の環境政策課へ郵送または持参して提出します。提出期限は、国の通知書の発行日が含まれる年度の3月31日です。 - ステップ4:交付決定通知の受領
市で書類審査が行われ、補助対象として認められると「交付決定通知書」が郵送で届きます。 - ステップ5:補助金交付請求と振込
交付決定通知書を受け取ったら、「補助金交付請求書」を環境政策課に提出します。提出後、約1ヶ月程度で指定した本人名義の口座に補助金が振り込まれます。
申請に必要な書類一覧【チェックリスト付き】
申請には多くの書類が必要です。市の公式サイトにあるチェックリストも活用し、提出前に不備がないか必ず確認しましょう。
- □ 補助金交付申請書兼実績報告書(様式第1号)
- □ センター補助金の補助金交付決定通知書兼補助金の額の確定通知書の写し
- □ 誓約書(様式第2号)
- □ 補助金額算出表(様式第3号)
- □ 補助対象車両の全額分の支払いが確認できる書類の写し(領収書や契約書など)
- □ 補助対象車両を主に駐車する場所の位置図
- □ 上記の場所で撮影した補助対象車両の全体が写ったカラー写真
- □ 自動車検査証または標識交付証明書の写し(電子車検証の場合は、自動車検査証記録事項の写しも必要)
- □ 車名、グレード、購入価格が明示されている注文書、請求書、契約書等の写し
- □ 下取車がある場合は、下取価格が車両代金の一部に充当されたことが確認できる書類
- □ 住民票の写し(市が確認することに同意する場合は省略可)
- □ 市税の滞納の無いことの証明書(市が確認することに同意する場合は省略可)
採択されるための重要ポイントと注意点
【最重要】先着順!予算がなくなり次第終了
この補助金は先着順で受け付けられます。年度の途中で予算額に達した場合、その時点で受付が終了してしまいます。車両の購入が決まり、国のCEV補助金の交付決定を受けたら、速やかに申請手続きを進めることを強くお勧めします。
補助金受給後の義務(4年間の保有義務)
補助金を受けた車両は、原則として補助金交付年度の翌年度4月1日から4年間は保有する義務があります。やむを得ない理由で期間内に売却や譲渡などの処分をする場合は、事前に周南市長の承認(環境政策課への申請)が必要です。承認なく処分した場合は、補助金の返還を求められることがありますので十分ご注意ください。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 国の補助金と併用できますか?
- A1. はい、併用が必須条件です。まず国の「CEV補助金」の交付決定を受けてから、周南市の補助金を申請してください。
- Q2. ローンでの購入も対象になりますか?
- A2. はい、所有権留保付ローンや残価設定型クレジットでの購入も補助の対象となります。
- Q3. 中古車は対象ですか?
- A3. いいえ、対象は新車のみです。中古車は対象外となります。
- Q4. 申請すれば必ずもらえますか?
- A4. いいえ、先着順のため、申請期間内であっても市の予算額に達した時点で受付が終了となります。早めの申請をお勧めします。
- Q5. 補助金をもらった後、すぐに車を売ってもいいですか?
- A5. いいえ、原則として4年間の保有義務があります。期間内に処分する場合は、事前に市の承認が必要です。無断で処分すると補助金返還の対象となる場合があります。
まとめ:周南市の補助金を活用して賢くEV・PHVを導入しよう
今回は、周南市の「EV・PHV普及促進補助金」について詳しく解説しました。国の補助金と合わせて最大10万円の支援が受けられる、大変魅力的な制度です。EV・PHVの購入は、環境への貢献だけでなく、燃料費の削減にも繋がります。この機会に、補助金を最大限に活用して、新しいカーライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。
【お問い合わせ先】
周南市 環境部 環境政策課 環境政策担当
〒745-8655 周南市岐山通1丁目1番地
電話:0834-22-8324
Fax:0834-22-8325
詳細は必ず周南市公式サイトをご確認ください。