【令和6年度補正】運送事業者必見!デジタコ導入に使える国の補助金
トラック・バス・タクシーなど事業用自動車を運用する事業者様へ朗報です。国土交通省は、令和6年度補正予算「事故防止対策支援推進事業」の一環として、デジタル式運行記録計(デジタコ)の導入を支援する補助金の公募を発表しました。この補助金を活用することで、運行管理の高度化と安全対策強化にかかる初期費用を大幅に軽減できます。本記事では、この注目の補助金について、対象者や補助額、申請方法などを分かりやすく解説します。
この補助金のポイント
- コスト削減: デジタコ等の導入費用の最大1/3を補助!
- 安全性向上: 運行データの活用で、効果的な安全指導が可能に。
- 業務効率化: 日報作成の自動化など、ドライバーと管理者の負担を軽減。
- 申請は早めに: 予算上限に達し次第、期間内でも受付終了となります。
補助金の概要
まずは、補助金の全体像を把握しましょう。主要な項目を以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | 令和6年度補正予算 被害者保護増進等事業費補助金(事故防止対策支援推進事業)のうち「運行管理の高度化に対する支援」 |
実施機関 | 国土交通省 |
対象機器 | 国土交通大臣が認定したデジタル式運行記録計(デジタコ)、映像記録型ドライブレコーダー、またはその一体型機器 |
補助率・補助額 | 導入費用の1/3以内。 機器ごとに上限額あり(例:通信機能付一体型車載器 8万円/台)。 1事業者あたりの上限は原則80万円(条件により最大120万円)。 |
申請期間 | 令和7年5月8日(木)~令和7年7月31日(木) |
注意点 | 申請総額が予算上限に達した場合、期間前に募集を締め切ります。 |
補助対象となる事業者
この補助金は、以下の条件を満たす事業者が対象となります。自社が該当するか必ず確認しましょう。(※過去の公募要領に基づく参考情報です。最新の公募要領を必ずご確認ください。)
主な対象事業者
- 一般貨物自動車運送事業者、特定貨物自動車運送事業者
- 一般乗合・貸切・乗用旅客自動車運送事業者、特定旅客自動車運送事業者
- 上記の事業者に機器を貸し渡すリース事業者
満たすべき要件
- 中小企業者等であること(運輸業の場合、資本金3億円以下または従業員300人以下)。
- 申請日から過去3年間、重大な行政処分を受けていないこと。
- 安全マネジメントに関する基本的な方針等を策定していること。
補助対象となる経費
補助の対象となるのは、国土交通大臣が選定した機器の導入にかかる費用です。具体的には以下のような経費が含まれます。
⭕ 対象となる経費の例
- デジタコ・ドラレコ車載器本体
- 事業所用機器(読取装置、分析ソフト等)
- 機器の取付工事費
- ソフトウェア等の設定費用
- 初月分の通信費
❌ 対象外となる経費の例
- パソコン、プリンター、スマートフォン等の汎用機器
- 中古品
- 送料、手数料、交通費
- 設置後のメンテナンス費用
- 事務所の通信費や電気代
申請から補助金交付までの流れ
申請は「事業完了後」に行うのが特徴です。つまり、機器の購入・設置・支払いを済ませてから申請手続きに進みます。
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STEP 1: 補助対象機器の導入補助対象となる機器を選定し、購入・車両への取付・支払いを完了させます。 -
STEP 2: 申請書類の準備・提出公募要領に従い、交付申請書兼実績報告書や領収書の写しなどの必要書類を準備し、受付期間内に提出します。 -
STEP 3: 審査・交付決定提出された書類が審査され、内容に問題がなければ補助金の交付決定および額の確定通知が届きます。 -
STEP 4: 補助金の受領指定した口座に補助金が振り込まれます。
申請・問い合わせ先
本補助金に関する申請や詳細の確認は、下記の事務局または公式サイトをご利用ください。
【補助金事務局】
TOPPAN株式会社
令和6年度補正被害者保護増進等事業費補助金事務局
電話: 03-4446-4346
受付時間: 9:00〜18:00 (土日祝日、年末年始を除く)
まとめ
国土交通省の「事故防止対策支援推進事業」は、運送事業者が直面する安全管理の課題を解決し、経営基盤を強化するための絶好の機会です。デジタコの導入は、事故防止だけでなく、2024年問題への対応やドライバーの労働環境改善にも繋がります。
人気の補助金であり、早期に予算が上限に達する可能性が高いため、導入を検討している事業者様は、今すぐ情報収集を開始し、計画的に準備を進めることを強くお勧めします。