詳細情報
障害のある方が地域で安心して暮らせるように、姫路市と明石市では、事業者が合理的配慮を提供する際に必要な費用を助成する制度があります。点字メニューの作成、スロープの設置、コミュニケーションツールの導入など、様々な取り組みが支援対象です。この助成金を活用して、誰もが利用しやすい環境づくりをしませんか?
助成金の概要
この助成金は、姫路市と明石市がそれぞれ実施しているもので、障害を理由とする差別の解消を推進し、事業者が障害のある方に対して合理的配慮を提供するための費用を支援することを目的としています。それぞれの概要は以下の通りです。
姫路市合理的配慮の提供支援に係る助成金
- 正式名称:姫路市合理的配慮の提供支援に係る助成金
- 実施組織:姫路市
- 目的:障害を理由とする差別の解消を推進するため、事業者が必要な合理的配慮を提供するためにかかる費用の一部を助成
- 対象者:姫路市に事業所を置く事業者や自治会
明石市合理的配慮の提供を支援する助成制度
- 正式名称:明石市合理的配慮の提供を支援する助成制度
- 実施組織:明石市
- 目的:障害のある人もない人もともに安心して暮らせる共生のまちづくりを推進するため、商業者や地域の団体が障害のある人に必要な合理的配慮を提供するためにかかる費用を助成
- 対象者:商業者など民間の事業者、自治会など地域の団体、サークルなどの民間団体
助成金額・補助率
助成金額と補助率は、対象となる経費の種類によって異なります。それぞれの市で詳細が異なりますので、以下にまとめました。
姫路市
| 対象項目 | 助成対象例 | 助成限度額 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションツールの作成 | 点字メニュー、コミュニケーションボードの作成費用、チラシ等の音訳 | 50,000円 | 2分の1 |
| 物品の購入 | 筆談ボード、折り畳み式スロープ | 100,000円 | 2分の1 |
| 工事の施工 | スロープ、手すり | 200,000円 | 2分の1 |
明石市
| 対象項目 | 助成対象例 | 助成限度額 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションツールの作成費 | 点字メニューの作成費用、チラシ等の音訳にかかる費用、コミュニケーションボードの作成費用 | 50,000円 | 全額助成 |
| 物品の購入費 | ポータブルスロープや筆談ボードなどの購入費用 | 150,000円 | 全額助成 |
| 工事の施工費 | 簡易スロープ(段差解消)や手すりなどの工事にかかる費用 | 300,000円 | 全額助成 |
計算例:姫路市でスロープを設置する場合、工事費用が40万円かかるとすると、助成金は20万円となります。明石市でポータブルスロープを10万円で購入する場合、助成金は10万円全額となります。
対象者・条件
それぞれの市で対象者と条件が異なります。詳細を確認しましょう。
姫路市
- 姫路市内に事業所を置く事業者
- 姫路市内の自治会
明石市
- 明石市内の商業者など民間の事業者
- 明石市内の自治会など地域の団体
- 明石市内のサークルなどの民間団体
具体例:姫路市内の飲食店、明石市内の美容室、地域の自治会などが対象となります。
補助対象経費
補助対象となる経費は、合理的配慮を提供するために直接必要な費用です。それぞれの市で詳細が異なります。
姫路市
- コミュニケーションツールの作成費用(点字メニュー、コミュニケーションボードなど)
- 物品の購入費用(筆談ボード、折り畳み式スロープなど)
- 工事の施工費用(スロープ、手すりなど)
明石市
- コミュニケーションツールの作成費(点字メニュー、チラシ等の音訳、コミュニケーションボードなど)
- 物品の購入費(ポータブルスロープ、筆談ボードなど)
- 工事の施工費(簡易スロープ、手すりなど)
対象外経費:両市ともに、他の制度で助成を受けている経費は対象外となります。
申請方法・手順
申請は、それぞれの市の担当窓口で行います。事前に相談することをおすすめします。
姫路市
- 相談・申請:市に相談の上、申請
- 審査・決定:市が申請内容を審査し、決定を通知
- 購入・工事施工:決定に基づき、物品の購入、工事の施工
- 完了報告:物品の購入や工事の施工等の完了後、市に報告
- 助成金額の決定:市が実施内容を確認の上、助成金額を決定して通知
- 助成金の請求:市に対して助成金の請求
- 助成金の交付:市が申請者に対して助成金を交付
明石市
- 相談・申請:市に相談の上、申請
- 利用決定・通知:市が申請内容や添付書類を確認の上、決定して通知
- 作成、購入、施工:必要なコミュニケーションツールの作成や物品の購入、工事を実施
- 完了報告:作成や購入、工事が完了したら、市に報告
- 交付額の決定:市が実施した内容を確認し、交付額を決定して通知
- 助成金の請求・交付:市に助成金の請求をして、交付を受ける
必要書類:申請書、見積書、工事計画書(工事の場合)、その他市が指定する書類
申請期限:要確認(各市にお問い合わせください)
採択のポイント
採択されるためには、合理的配慮の必要性と効果を明確に示すことが重要です。
- 合理的配慮の必要性を具体的に説明する
- 事業の効果を数値で示す(例:利用者の増加、満足度の向上)
- 申請書類を丁寧に作成する
審査基準:合理的配慮の必要性、効果、事業の実現可能性などが審査されます。
採択率:要確認(各市にお問い合わせください)
よくある質問(FAQ)
- Q: 助成金はいつ交付されますか?
A: 完了報告後、市が内容を確認し、助成金額を決定してから交付されます。 - Q: 複数の事業を申請できますか?
A: 要確認(各市にお問い合わせください) - Q: 見積書は必ず必要ですか?
A: はい、必要な経費を証明するために必要です。 - Q: 申請前に工事を始めても良いですか?
A: いいえ、必ず申請後に工事を開始してください。 - Q: 助成金の対象となる合理的配慮の例を教えてください。
A: 点字メニューの作成、スロープの設置、筆談ボードの設置などが挙げられます。
まとめ・行動喚起
姫路市と明石市の合理的配慮提供支援助成金は、障害のある方が地域で安心して暮らせる社会を実現するための重要な制度です。この機会にぜひ助成金を活用し、誰もが利用しやすい環境づくりに取り組んでみませんか?
次のアクション:まずは、それぞれの市の担当窓口に相談し、申請の準備を始めましょう!
問い合わせ先
- 姫路市 健康福祉局 福祉総務部 障害福祉課
住所: 〒670-8501 姫路市安田四丁目1番地 本庁舎1階
電話番号: 079-221-2454
ファクス番号: 079-221-2374 - 明石市 福祉部 福祉総務課
住所: 〒673-8686 兵庫県明石市中崎 1丁目5-1
電話番号: 078-912-1111(大代表)