詳細情報
食物アレルギーや宗教上の理由で学校給食を利用できないお子さんをお持ちの保護者の皆様へ。文京区、中央区、港区、北区では、給食費の代替としてお弁当を持参するご家庭への経済的支援として、給食費代替補助金制度を設けています。この記事では、各区の補助金制度の概要、対象者、申請方法、補助金額などを詳しく解説します。ぜひ、ご自身が対象となるか確認し、申請を検討してみてください。
学校給食費代替補助金とは
正式名称
各区によって名称が異なります。
- 文京区: 文京区立小・中学校給食費代替補助事業
- 中央区: 区立学校児童生徒代替食支援事業補助金
- 港区: 港区立小中学校給食代替者補助金
- 北区: 北区立学校給食弁当代替者補助金
実施組織
各区の教育委員会が実施しています。
- 文京区: 教育推進部学務課給食給付担当
- 中央区: 教育委員会事務局学務課保健給食係
- 港区: 教育委員会事務局学校教育部学務課保健給食係
- 北区: 北区教育委員会事務局 学校支援課保健給食係
目的・背景
食物アレルギーや宗教上の理由、または学校施設の理由により、学校給食の提供を受けることができない児童・生徒の保護者の経済的負担を軽減することを目的としています。
対象者の詳細
各区によって対象者の条件が異なります。以下に詳細を記載します。
各区の補助金額・補助率
文京区
該当学年の1食単価に、在籍クラスの給食回数を乗じた額を補助します。
| 学年 | 1食単価 | 
|---|---|
| 小学校低学年 | 310円 | 
| 小学校中学年 | 330円 | 
| 小学校高学年 | 370円 | 
| 中学校 | 400円 | 
例:小学1年生で4月から7月の給食回数が60回だった場合の1学期分補助額は、310円×60回=18,600円です。
中央区
教育委員会が定める学校給食費一日分に、欠食扱いとなった期間のうち学校給食を提供しない日数を乗じた金額を補助します(一月当たり上限額は給食費一月分)。
| 学年 | 日額補助金額 | 月額補助金額 | 
|---|---|---|
| 小学校低学年 | 281円 | 4,770円 | 
| 小学校中学年 | 300円 | 5,100円 | 
| 小学校高学年 | 322円 | 5,470円 | 
| 中学校 | 365円 | 6,200円 | 
港区
学校の給食提供日における登校回数(弁当持参回数)に応じて決定します。
| 区分 | 1食(完全弁当持参) | 1食(牛乳のみ給食提供あり) | 
|---|---|---|
| 小学校(低学年) | 350円 | 280円 | 
| 小学校(中学年) | 380円 | 310円 | 
| 小学校(高学年) | 409円 | 339円 | 
| 中学校 | 479円 | 409円 | 
牛乳のみ給食提供を受けている場合は、牛乳単価(1食70円)を差し引いた補助金額となります。
北区
学校に弁当を持参した回数×1食単価を補助します。年間上限額があります。
| 区分 | 1食単価 | 交付額(年間上限額) | 
|---|---|---|
| 低学年(義務教育学校 1・2 年生を含む) | 307 円 | 59,865 円 | 
| 中学年(義務教育学校 3・4 年生を含む) | 322 円 | 62,790 円 | 
| 高学年(義務教育学校 5・6 年生を含む) | 338 円 | 65,910 円 | 
| 中学校(義務教育学校 7~9 年生を含む) | 394 円 | 74,860 円 | 
対象者・条件
文京区
文京区立小・中学校に在籍し、食物アレルギー・長期欠席等の事情により、ひと月を通して学校給食の提供を受けていない児童・生徒の保護者が対象です。文京区外在住の方も対象となります。牛乳・パン等、一部でも給食提供を受けている場合は対象外となります。
中央区
区立小・中学校に在籍する児童生徒のうち、全ての学校給食に代わり代替食を持参する者の保護者が対象です。不登校などの児童生徒は対象外です。
港区
港区立小・中学校に在籍している児童生徒のうち、食物アレルギー等の医師の診断又は宗教上の理由により、「一切の給食提供を受けずに弁当持参」または「牛乳以外の給食提供を受けずに弁当持参」をしている保護者が対象となります。つばさ教室またはMinato School通学者は、学校施設上の理由により、一切の給食提供を受けずに弁当持参をしている場合も対象となります。
北区
北区立学校に在籍し、食物アレルギー等の事情で弁当を持参しているお子さんがいる保護者が対象です。牛乳のみ喫食しているなど、一部でも給食提供を受けている場合は、本制度対象外となります。北区のホップ・ステップ・ジャンプ教室や、まなびルーム「ありおーそ」に通っており、弁当を持参し喫食しているお子さんも対象となります。
補助対象経費
各区とも、学校給食の代替として保護者が弁当対応をする経費を補助します。具体的な対象経費は、各区の規定によります。
申請方法・手順
文京区
6月ごろに対象の方のご自宅に案内が郵送されます。電子申請、または申請書を郵送するか、学務課給食給付担当窓口(文京シビックセンター20階)までご持参ください。在籍校への提出ではありませんので、ご注意ください。
- 申請期間: 要確認
- 申請方法: 電子申請、郵送、窓口
- 必要書類: 文京区学校給食費代替補助金申請書
中央区
令和8年3月2日(月曜日)から3月24日(火曜日)までに電子申請システムLoGoフォームから申請してください。対象者には、令和8年2月以降に学校を通じて申請するためのURLをお知らせいたします。
- 申請期間: 2026年3月2日~3月24日
- 申請方法: 電子申請
- 必要書類: 要確認
港区
電子申請で港区教育委員会事務局学務課へ申請します。紙での提出も可能です。
- 申請期間: 2025年7月7日~2026年2月27日
- 申請方法: 電子申請、郵送、窓口
- 必要書類: 港区立小中学校給食代替者補助金交付申請書(第1号様式)
北区
電子申請(LoGoフォーム)または紙の申請書で申請可能です。申請書は、毎年提出が必要です。
- 申請期間: 要確認
- 申請方法: 電子申請、郵送
- 必要書類: 北区立学校給食弁当代替者補助金交付申請書・請求書、振込口座の通帳やキャッシュカード等のコピー
採択のポイント
各区の審査基準は公開されていませんが、申請書類に不備がないこと、対象要件を満たしていることが重要です。食物アレルギーの場合は、医師の診断書が必要となる場合があります。
よくある質問(FAQ)
- 
Q: 申請期間はいつまでですか? A: 各区によって異なります。詳細は各区の公式サイトをご確認ください。 
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Q: 申請に必要な書類は何ですか? A: 各区によって異なります。申請書、医師の診断書(食物アレルギーの場合)、振込口座の通帳のコピーなどが必要となる場合があります。 
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Q: 補助金はいつ振り込まれますか? A: 各区によって異なります。年2回に分けて振り込まれる場合や、一括で振り込まれる場合があります。 
- 
Q: 一部給食(牛乳のみ)を摂取している場合でも対象になりますか? A: 各区によって異なります。文京区と北区は対象外、港区は牛乳単価を差し引いた額が補助されます。 
- 
Q: 申請は電子申請のみですか? A: 各区によって異なります。電子申請の他に、郵送や窓口での申請が可能な場合があります。 
まとめ・行動喚起
この記事では、文京区、中央区、港区、北区の学校給食費代替補助金について解説しました。各区によって対象者、補助金額、申請方法が異なりますので、ご自身が対象となるか確認し、早めに申請手続きを行いましょう。ご不明な点があれば、各区の教育委員会にお問い合わせください。
次に行うべきアクション:
- ご自身が在住する区の公式サイトで詳細を確認する
- 申請に必要な書類を準備する
- 申請期間内に申請手続きを行う
問い合わせ先:
- 文京区: 教育推進部学務課給食給付担当 (03-5803-1959)
- 中央区: 教育委員会事務局学務課保健給食係 (03-3546-5517)
- 港区: 教育委員会事務局学校教育部学務課保健給食係 (03-3578-2735)
- 北区: 北区教育委員会事務局 学校支援課保健給食係 (03-3908-9295)
