東京型スマート農業実装化促進事業とは?
「東京型スマート農業実装化促進事業」は、東京都内の農業者がスマート農業技術を導入する際の経費を補助する制度です。専門家の知見を活用しながら、自動操舵トラクターや農業用ドローン、環境制御システムなどの導入を支援し、生産効率の向上と作業負担の軽減を目指します。JA東京中央会が窓口となり、東京農業の持続的な発展を後押しします。
補助金のポイント早わかり
補助額 | 最大 333.3万円 |
補助率 | 2/3以内 |
申請受付期間 | 令和7年5月1日(木) ~ 令和7年9月16日(火) |
対象者 | 都内の認定農業者、認定新規就農者など |
対象経費 | スマート農業機械・機器の導入費用 |
💡 重要ポイント
- 補助対象経費の合計が50万円以上の事業が対象です。
- 補助対象となる機械・機器は、1台あたりの経費が20万円以上のものが原則です。
- 申請前に「スマート農業技術の実装相談票」の提出が必要です。
補助対象となる方
本事業の補助対象者は、都内に住所を有する以下のいずれかに該当する方です。
- 認定農業者
農業経営基盤強化促進法に基づき、農業経営改善計画の認定を受けた方。 - 認定新規就農者
農業経営基盤強化促進法に基づき、青年等就農計画の認定を受けた方。 - エコ農産物・GAP認証生産者
特定の8区町村(目黒区、大田区、中野区、北区、奥多摩町、利島村、御蔵島村、青ヶ島村)の生産者で、東京都エコ農産物認証、有機JAS認証、または国際水準GAP認証等を受けた方。
補助対象事業と経費
補助対象となるスマート農業機械・機器
生産効率の向上や省力化に繋がる、以下のスマート農業機械・機器の導入費用が補助対象となります。
区分 | 主なスマート農業機械・機器の例 |
---|---|
栽培管理 | 自動操舵農業用機械(後付け装置含む)、草刈機(自立走行式・リモコン式)、収穫用ロボット、農業用ドローン、圃場モニタリングシステム など |
飼養管理 | 分娩・行動監視システム など |
施設環境制御 | 環境制御システム、環境モニタリング装置 など |
出荷・調整 | 自動選果機、自動計量機 など |
販売 | 販売所監視システム、キャッシュレス自動販売機(農産物販売用) など |
その他 | 上記以外で、専門家が経営効率化や省力化に有益と認めた機械・機器 |
補助対象外となる設備等
- ハウス、水耕栽培施設等の設置(東京都の他事業で対応可能)
- 車両、パーソナルコンピューター等の汎用性のある機械
- 1機械・機器あたりの補助対象経費が20万円未満のもの(一部例外あり)
- リースによる導入
申請スケジュール
手続き | 期限 |
---|---|
実装相談票の提出 | 申請前に随時 |
補助金交付申請 | 令和7年9月16日(火) 必着 |
事業実施・支払い完了 | 交付決定後 ~ 令和8年1月30日(金) |
実績報告及び請求書提出 | 令和8年1月30日(金) 必着 |
申請方法と必要書類
申請は以下のステップで進めます。詳細や様式は必ず公式サイトをご確認ください。
ステップ1:実装相談票の提出
まず「スマート農業技術の実装相談票」に必要事項を記入し、JA東京中央会へ提出します。その後、JA東京中央会から申請書提出について連絡があります。
ステップ2:補助金交付申請(〜令和7年9月16日)
以下の書類を準備し、お近くのJAまたはJA東京中央会へ提出します。
- 補助金申請書(別記様式第2号)
- スマート農業実装計画書(別記様式第2号の1)
- 誓約書(別記様式第2号の2および3)
- 経費の積算根拠となる資料(見積書など)
- 認定証の写し(認定農業者、認定新規就農者)または認証書の写し(エコ農産物・GAP生産者)
ステップ3:実績報告と請求(〜令和8年1月30日)
事業完了後、支払いも済ませた上で、以下の書類を提出します。
- 実績報告及び請求書(別記様式第8号)
- 購入・導入がわかる書類(領収書など)
- 導入機器等の写真3種類(近景・遠景・銘板)
- 振込先が確認できるもの(通帳の写しなど)
公式情報・お問い合わせ先
申請要領や様式のダウンロード、最新情報については、必ず公式サイトをご確認ください。
【申請・問い合わせ窓口】
JA東京中央会 都市農業支援部 東京農業推進室
住所:〒190‐0023 立川市柴崎町3-5-25 JA東京第1ビル4F
電話:042-528-1375(直通)
E-mail:cu_nousin@tokyo-ja.or.jp
※お近くのJAでもご相談いただけます。