詳細情報
愛媛県松野町で「自分たちの地域をもっと良くしたい」「地域の課題を解決するために何か活動を始めたい」と考えている皆様へ朗報です。松野町では、住民が主体となって行う地域づくり活動を支援するため、最大20万円を補助する「松野町協働のまちづくり事業補助金」を実施しています。この制度を活用すれば、これまでアイデアだけで終わっていた地域のイベント開催や環境整備、魅力発信などの取り組みを具体的に形にすることが可能です。この記事では、松野町協働のまちづくり事業補助金の概要から、対象となる経費、具体的な申請手順、そして採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。あなたの情熱とアイデアで、松野町の未来を一緒に創り上げていきませんか?
この補助金のポイント
- 住民が主体となる地域づくり活動を支援
- 補助上限額は最大20万円
- 地域の課題解決や魅力向上に繋がる幅広い活動が対象
- 行政(ふるさと創生課)が活動をサポートしてくれる安心体制
1. 松野町協働のまちづくり事業補助金の概要
まずは、この補助金がどのような制度なのか、全体像を把握しましょう。
正式名称
松野町協働のまちづくり事業補助金
実施組織
愛媛県松野町(担当課:ふるさと創生課)
目的・背景
この補助金は、行政だけでは解決が難しい地域の多様な課題に対し、そこに住む住民自らが主体となって取り組む活動を金銭的に支援し、行政と住民が手を取り合う「協働のまちづくり」を推進することを目的としています。これまで行政に頼りがちだった地域活動を、住民が自らの手で創り上げていく機運を高め、持続可能な地域コミュニティを育むことを目指しています。
2. 補助金額・補助率
活動を計画する上で最も気になるのが、どのくらいの支援を受けられるかという点です。具体的な金額と補助率について見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限額 | 200,000円 |
| 補助率 | 補助対象経費の10分の10(全額) (※ただし、補助上限額の範囲内) |
| 備考 | 町の予算の範囲内での交付となります。申請額が予算総額を上回った場合は、採択されない、または減額される可能性があります。 |
ポイント:この補助金は、かかった経費の全額が最大20万円まで補助される非常に使いやすい制度です。自己負担なしで事業を始められる可能性があるため、地域活動の第一歩として最適です。
3. 対象者・条件
どのような団体がこの補助金を申請できるのでしょうか。詳しい要件を確認しましょう。
対象となる団体
- 松野町内に活動拠点を置き、主に町民で構成される団体(5人以上が目安)。
- 町内10地区で策定された「地域計画」に基づき、地域の課題解決や活性化に取り組む団体。
- 団体の運営に関する規約や会則があり、適切な会計処理が行える団体。
- 政治、宗教、営利を目的としない団体。
対象となる活動の具体例
過去の事例などを参考に、どのような活動が対象になるか見てみましょう。
- 環境整備・景観保全:里道の改修、危険箇所の草刈り、花壇の整備、案内標識の設置など。
- 地域イベントの開催:地域の伝統文化を伝えるお祭り、地元食材を使った料理を楽しむツアー、蛍のコンサート、自然体験イベント(キャニオニング等)の開催。
- 地域資源の活用:空き家や遊休農地を活用した交流拠点づくり、特産品開発、農家レストランの運営。
- 防災・防犯活動:地域の防災マップ作成、防犯パトロール活動など。
- 福祉・子育て支援:高齢者の見守り活動、子ども食堂の運営、多世代交流サロンの開催。
4. 補助対象となる経費
補助金は、事業の実施に直接必要となる経費に対して支払われます。何にお金が使えるのか、具体的に確認しましょう。
対象経費の例
- 報償費:イベントの講師や指導者への謝礼金
- 消耗品費:文房具、イベントで配布する資料、作業用具など
- 印刷製本費:チラシ、ポスター、パンフレット、報告書などの作成費用
- 通信運搬費:郵便料金、宅配便料金など
- 使用料及び賃借料:会場使用料、プロジェクターや音響機材などのレンタル料
- 保険料:イベント保険などの掛け金
- 原材料費:料理教室の食材費、ワークショップの材料費など
- 工事請負費:専門業者に依頼する小規模な改修や設置の費用(例:看板設置)
対象とならない経費の例
- 団体の事務所家賃や光熱水費など、団体の経常的な運営費
- 団体の構成員に対する人件費、給料、謝礼
- 懇親会や打ち上げなどの飲食費
- パソコンやプリンターなど、汎用性が高く資産となる物品の購入費
- 領収書などで支払いが確認できない経費
5. 申請方法とスケジュール
補助金を利用するための具体的な手続きの流れを解説します。スムーズに進めるために、各ステップをしっかり確認しましょう。
申請から交付までの8ステップ
- 【事前相談】まずは松野町役場のふるさと創生課に「こんな活動をしたい」と相談しましょう。活動内容が補助金の対象になるか、申請書の書き方などを親切に教えてくれます。
- 【書類準備】事業計画書や収支予算書など、必要な申請書類を作成します。
- 【書類提出】完成した書類をふるさと創生課の窓口に提出します。
- 【審査】町役場内で、事業の公益性や実現可能性などが審査されます。
- 【交付決定】審査を通過すると「交付決定通知書」が届きます。この通知が届いてから事業を開始してください。(※決定前の経費は補助対象外です)
- 【事業実施】計画に沿って、地域づくりの活動を実施します。活動の様子を写真で記録し、支払った経費の領収書は必ず保管してください。
- 【実績報告】事業が完了したら、30日以内または年度末のいずれか早い日までに、実績報告書と領収書のコピーなどを提出します。
- 【請求・交付】報告書の内容が認められると補助金額が確定し、請求書を提出後、指定の口座に補助金が振り込まれます。(原則として精算払い(後払い)です)
申請期間
申請は随時受け付けられていますが、年度ごとに予算の上限があります。予算がなくなり次第、その年度の受付は終了となりますので、活動計画が決まったらできるだけ早く相談・申請することをおすすめします。
必要書類一覧
- 補助金交付申請書
- 事業計画書(活動の目的、内容、スケジュールなどを記載)
- 収支予算書(収入と支出の見積もり)
- 団体の規約、会則
- 団体の構成員名簿
- 町税等の滞納がないことの証明書
※様式は松野町役場の公式サイトからダウンロードするか、ふるさと創生課の窓口で入手できます。
6. 採択されるための3つの重要ポイント
申請すれば必ず採択されるわけではありません。審査で高く評価され、採択を勝ち取るためのポイントを3つご紹介します。
ポイント1:地域の課題解決への貢献度を明確に
「なぜこの活動が必要なのか?」を具体的に説明することが重要です。「景観が悪くなっているから花を植えたい」「高齢者の一人暮らしが増えて交流の場が必要だからサロンを開きたい」など、地域の現状分析に基づいた課題と、その解決策としての事業計画を明確に結びつけてアピールしましょう。
ポイント2:住民の「協働」と「主体性」をアピール
この補助金は「協働のまちづくり」を推進するためのものです。一部のメンバーだけでなく、多くの地域住民が関わり、役割を分担し、協力して事業を進める計画であることを示しましょう。行政に頼るだけでなく、「自分たちの地域は自分たちで良くする」という主体的な姿勢が評価されます。
ポイント3:計画の具体性と実現可能性
「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」行うのかが、誰にでも分かるように具体的に計画を立てましょう。スケジュールに無理がなく、予算計画も現実的であることが求められます。特に収支予算書は、経費の見積もりが甘いと計画全体の信頼性が低いと判断されかねません。事前に複数の見積もりを取るなど、根拠のある金額を計上しましょう。
7. よくある質問(FAQ)
- Q1. 設立したばかりの団体でも申請できますか?
- A1. はい、申請できます。ただし、団体の規約や会則、構成員名簿など、団体の実態を示す書類が必要です。活動実績がなくても、計画の具体性や公益性が高ければ採択の可能性は十分にあります。
- Q2. イベントを1回だけ行う単発の事業も対象になりますか?
- A2. はい、対象になります。単発のイベントであっても、地域の活性化や交流促進に繋がるものであれば問題ありません。継続的な活動はもちろん、まずは単発のイベントから始めてみるのも良いでしょう。
- Q3. 補助金はいつもらえますか?前払いですか?
- A3. 補助金は、原則として事業完了後の「精算払い(後払い)」です。事業実施に必要な経費は一度団体で立て替えていただく必要があります。資金計画を立てる際はご注意ください。
- Q4. 計画通りに事業が進まなかった場合はどうすればよいですか?
- A4. 天候不順や予期せぬ事態で計画を変更する必要が出た場合は、速やかにふるさと創生課に相談してください。軽微な変更であれば問題ありませんが、事業内容や経費の大幅な変更には、変更承認申請が必要になる場合があります。
- Q5. 申請書の書き方がわかりません。相談に乗ってもらえますか?
- A5. もちろんです。ふるさと創生課の職員が申請書の書き方から事業計画の立て方まで、丁寧にサポートしてくれます。特に、地元出身の職員が地区協議会に参加して支援を行うなど、手厚いサポート体制が松野町の特徴です。まずは気軽に相談することから始めてみてください。
8. まとめ:あなたのアイデアで松野町を動かそう!
「松野町協働のまちづくり事業補助金」は、地域を愛する住民の皆様の熱意を形にするための、非常に心強い制度です。最大20万円の支援は、活動を始めるための大きな後押しとなるでしょう。この制度は単なる資金援助ではありません。住民と行政がパートナーとなり、知恵と力を出し合って、より暮らしやすい、魅力あふれる松野町を創り上げていくための大切な仕組みです。「私たちの地域にこんなものがあったらいいな」「こんなイベントで町を盛り上げたい」そんなアイデアをお持ちの方は、ぜひこの機会に仲間を集めて、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ・相談窓口
ご不明な点や、具体的な活動の相談は、下記までお気軽にご連絡ください。
- 部署名:松野町役場 ふるさと創生課
- 住所:〒798-2192 愛媛県北宇和郡松野町大字松丸343番地
- 電話番号:0895-42-1116
- 公式サイト:松野町協働のまちづくり事業補助金について