詳細情報
神奈川県では、地域経済の活性化と商店街の賑わいを取り戻すため、令和7年度も商店街等活性化促進事業費補助金を交付します。この補助金は、商店街が発行するプレミアム商品券事業を支援するもので、地域住民の購買意欲を高め、商店街の売上向上に貢献することを目的としています。最大500万円の補助金を利用して、あなたの商店街を活性化させませんか？
神奈川県商店街等活性化促進事業費補助金とは？
正式名称
令和7年度神奈川県商店街等活性化促進事業費補助金
実施組織
神奈川県
目的・背景
この補助金は、地域コミュニティの核として重要な役割を果たしている商店街の活性化を図ることを目的としています。近年、大型商業施設やインターネット通販の普及により、商店街の集客力は低下傾向にあります。そこで、神奈川県では、商店街が主体的に取り組む商品券発行事業を支援することで、地域経済の活性化を目指します。
対象者の詳細
この補助金の対象となるのは、以下のいずれかに該当する商店街団体等です。
- 商店街振興組合法に規定する商店街振興組合または商店街振興組合連合会
- 中小企業等協同組合法に規定する商店街の事業協同組合
- 上記以外の法人化された商店街団体
- 法人化されていない商店街等を構成する任意の団体であって、規約等により代表者の定めがあるもの
- 地域商業の活性化に貢献し、その構成員が一市町村内に留まる商業者団体であって、規約等により代表者の定めがあるもの
- 商店街（会）団体が主たる構成員となっている実行委員会であって、規約等により代表者の定めがあるもの
- 商工会法に規定する商工会、商工会議所等（商店会のないエリアで、商工会または商工会議所が店舗を取りまとめて事業を実施する場合に限る）
ただし、上記のいずれの団体も、構成員の過半数が県内中小企業者（県個人事業税または法人県民税の対象となる事業者で、中小企業支援法第2条第1項第1号から第4号に規定する者）である必要があります。
助成金額・補助率
具体的な金額（上限・下限）
補助額の上限は、1商店街あたり100万円（正会員数が40以下の団体）または200万円（正会員数が41以上の団体）です。近接する複数の商店街団体等が連携して実施する場合は、最大500万円まで補助されます。補助額の下限は15万円です。
補助率の説明
補助率は、補助対象経費（消費税及び地方消費税を除く）の2分の1以内です。ただし、令和7年4月1日時点の正会員数が40以下の商店街団体等（またはこれが含まれる複数の商店街団体等が連携して実施する場合）については、補助対象経費の3分の2以内となります。
計算例
例えば、正会員数50名の商店街が、300万円の商品券発行事業を実施する場合、補助対象経費は300万円となり、補助率は2分の1なので、補助金額は150万円となります。ただし、上限額が200万円なので、150万円が実際に交付される金額となります。
| 区分 | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 正会員数40名以下 | 2/3以内 | 100万円 |
| 正会員数41名以上 | 1/2以内 | 200万円 |
| 複数商店街連携 | 上記に準ずる | 500万円 |
対象者・条件
この補助金を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 商店街の活性化に対する意欲があること
- 令和7年4月1日時点で、規約・会則等により代表者の定めがある組織で構成されており、かつ3か月以上の活動実績があること
- 本商品券事業を契機に「商店街の活性化」につなげる「工夫、取組」を継続して実施すること
- 商店街の歩行者通行量（報告必須）、年間売上高（報告必須）及び地域住民の満足度等の事業実施効果が継続して見込まれること
- 商品券の1枚あたりの額面は、原則500円以上とすること
- 商品券の購入者1人あたりの購入金額の上限を原則5万円以下とすること
- 商品券の券面の有効期間は3か月以内とすること
- 商品券の券面の有効期間の終期は令和8年2月17日（火曜日）以前の日に設定すること
- 商品券の偽造や不正使用の防止に可能な限り努めること
- 参加店舗が商品券を自社の製品の購買又は自社の事業に供するための物品・サービス等の調達に用いないこと
- 商品券発行事業に係る約款等を策定していること
- 商品券の裏面に取扱店舗欄を設けるなど、使用済の商品券がどの店舗で利用されたか分かる措置を講じること
- 割増し（プレミアム）率を30パーセント以下に設定すること
- 商品券の現金の引換え及び釣銭の返金を行わないことを顧客に明示すること
- 県税の未納がないこと
- 神奈川県暴力団排除条例に該当しないこと
- 今年度内に、本補助金を活用する商品券発行事業とは別に、国又は市町村の「商品券の発行事業に係る補助金」を活用して商品券発行事業を実施する場合、「本補助金を活用する商品券の券面の有効期間の終期又は始期」と「隣り合う商品券発行事業の券面の始期又は終期」までの期間（クーリング期間）を1週間以上空けること
補助対象経費
補助対象となる経費は、以下の通りです。
- 商品券の割増し（プレミアム）分（上限30%）
- 商品券の券面の発券に係る印刷費（消費税及び地方消費税を除く）
- 商品券発行事業の周知に係る広告宣伝費（消費税及び地方消費税を除く、上限10万円）
広告宣伝費は、チラシ・ポスターの作成、新聞折込及び地域紙の掲載に係る経費に限られます。ホームページの作成、改修等に係る経費は補助の対象となりません。
申請方法・手順
ステップバイステップの詳細手順
- 神奈川県の公式サイトから募集要領をダウンロードし、詳細を確認します。
- 交付申請書、補助事業計画書、役員等氏名一覧表などの必要書類を準備します。
- 必要書類に必要事項を記入し、添付書類を揃えます。
- 申請書類を神奈川県産業労働局中小企業部商業流通課商業まちづくりグループへ提出します（郵送または持参）。
- 審査の結果、交付決定通知書が送付されます。
- 商品券発行事業を実施し、実績報告書を作成します。
- 実績報告書を神奈川県へ提出します。
必要書類の完全リスト
- 交付申請書（様式1）
- 補助事業計画書（様式1-1）
- 役員等氏名一覧表（様式1-2）
- 定款または規約の写し
- 組合員（会員）名簿の写し
- 令和7年度収支予算書の写し
- 商品券発行事業に係る約款等の写し
- 商店街団体等のエリア地図の写し
申請期限・スケジュール
申請期限は令和7年12月8日（月曜日）までです。遅くとも事業開始希望日の1か月前を目途に提出してください。受付は先着順となります。予算額に達した時点で募集を終了します。
オンライン/郵送の詳細
申請は郵送または持参にて受け付けています。オンラインでの申請はできません。
採択のポイント
審査基準
審査では、商店街の活性化に対する意欲、事業計画の妥当性、事業効果の持続性などが評価されます。
採択率の情報
過去の採択率については、公表されていません。しかし、申請書類を丁寧に作成し、審査基準を意識した事業計画を策定することで、採択の可能性を高めることができます。
申請書作成のコツ
申請書を作成する際には、以下の点に注意しましょう。
- 商店街の現状と課題を明確に記述する
- 商品券発行事業の具体的な内容を記述する
- 事業効果の測定方法を具体的に記述する
- 商店街の活性化に向けた継続的な取り組みを記述する
よくある不採択理由
よくある不採択理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 申請書類の不備
- 事業計画の具体性不足
- 事業効果の不明確さ
- 継続的な取り組みの欠如
よくある質問（FAQ）
Q1: 商品券の割増し（プレミアム）率は何%に設定すれば良いですか？
A1: 割増し（プレミアム）率は、30%を上限として、商店街団体等で任意に設定できます。地域の状況や過去の事例などを参考に、最適な割増し率を設定してください。
Q2: 広告宣伝費として、ホームページの作成費用は補助対象になりますか？
A2: いいえ、ホームページの作成、改修等に係る経費は補助の対象となりません。広告宣伝費として補助対象となるのは、チラシ・ポスターの作成、新聞折込及び地域紙の掲載に係る経費に限られます。
Q3: 商品券の有効期間はどのくらいに設定できますか？
A3: 商品券の券面の有効期間は最長3か月です。最遅の有効期限は令和8年2月17日（火曜日）の範囲内で設定してください。
Q4: 複数の商店街が連携して申請する場合、どのようなメリットがありますか？
A4: 複数の商店街が連携して申請する場合、補助上限額が最大500万円まで引き上げられるというメリットがあります。また、広範囲な地域での商品券利用を促進し、より大きな経済効果を期待できます。
Q5: 実績報告では、どのような情報を報告する必要がありますか？
A5: 実績報告では、商品券の換金精算、補助対象経費の支払い、効果検証（年間売上高及び歩行者通行量の測定）の結果などを報告する必要があります。詳細については、募集要領をご確認ください。
まとめ・行動喚起
令和7年度神奈川県商店街等活性化促進事業費補助金は、商店街の活性化を目指す絶好の機会です。この補助金を活用して、地域住民に喜ばれる商品券を発行し、商店街の賑わいを取り戻しましょう。申請期限は令和7年12月8日（月曜日）までです。今すぐ募集要領を確認し、申請準備を始めてください。
ご不明な点がありましたら、神奈川県産業労働局中小企業部商業流通課商業まちづくりグループまでお気軽にお問い合わせください。
連絡先：(045)210-5612（直通）
公式サイト: https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m2w/premiumshien/r7kasseika.html
