愛知県稲沢市の農業者を支援!「遊休農地流動化促進事業」を徹底解説
愛知県稲沢市では、耕作されずに荒れてしまった畑(遊休農地)を再び活用し、農地の有効利用を図るため「遊休農地流動化促進事業」を実施しています。この事業は、農地を再生して耕作する農業者と、農地の荒廃を防ぎたい所有者の両方を支援する2つのメニューが用意されています。この記事では、それぞれの事業内容、補助額、申請方法などを分かりやすく解説します。
この補助金のポイント
- 農地再生で最大10万円/10aの高額補助!
- 防草シート設置で最大1万円/10aを補助し、管理負担を軽減!
- 農業を始めたい「担い手」と農地を維持したい「所有者」双方にメリット!
- 稲沢市内の遊休農地(畑)が対象!
補助金の概要
補助金名 | 遊休農地流動化促進事業 |
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実施機関 | 愛知県稲沢市 |
対象地域 | 稲沢市内の遊休農地(畑地) |
補助額 | 【流動化事業】最大 100,000円/10a 【荒廃防止事業】最大 10,000円/10a |
申請期間 | 【流動化事業】毎年2月上旬頃 【荒廃防止事業】購入:毎年3月10日 / 委託:毎年1月31日 |
2つの支援策:「流動化事業」と「荒廃防止事業」
本事業は、目的別に2つの支援メニューに分かれています。ご自身の状況に合わせて最適な方を選びましょう。
1. 遊休農地流動化事業:農地を再生して耕作する方向け
遊休農地を借り受け、再生して農業を営む「担い手」を支援する制度です。規模拡大を目指す農業者の方に最適です。
補助対象者
対象となる遊休農地(畑地に限る)を再生し、耕作する農業者(担い手)
補助額
10aあたり 100,000円
※交付額は1,000円未満切捨て。予算に限りがあります。
主な交付要件
- 現況地目が畑であり、畑地として利用することが目的であること。
- 農業委員会により遊休農地と判定された農地であること。
- 毎年12月までに新規で5年以上の利用権設定を受けていること。
2. 遊休農地荒廃防止事業:農地の荒廃を防ぎたい方向け
農地の借り手が見つかるまでの間、雑草の繁茂などを防ぐために防草シートを設置する所有者・管理者を支援する制度です。
補助対象者
遊休農地の所有者または管理者で、以下のいずれかに該当する方。
A:防草シートを購入した方
B:防草シートの敷設を業者へ委託する方
補助額
10aあたり 10,000円 または 防草シート購入・敷設委託費のいずれか低い額
※交付額は1,000円未満切捨て。予算に限りがあります。
⚠️ ご注意ください
業者へ敷設を委託する場合、市の交付決定前に契約・敷設した場合は補助対象外となります。必ず事前に申請手続きを行ってください。
申請手続きとスケジュール
遊休農地流動化事業の申請フロー
- 事前相談
まずは稲沢市役所農務課へ相談します。 - 利用権設定(随時)
申請年度の1月~12月の間に、5年以上の利用権設定を行います。 - 補助金申請(2月上旬頃)
市から補助金の案内が郵送される場合があります。案内に従い、期限内に申請書類を提出します。
必要書類
- 補助金交付申請書
- 利用権等の設定が確認できるもの(農地基本台帳の写し等)
遊休農地荒廃防止事業の申請フロー
A:防草シートを購入した場合
申請期限:毎年3月10日まで
- 防草シートの購入・支払
- 申請書類の提出
領収書や写真など、必要な書類を揃えて期限内に提出します。
B:防草シートの敷設を委託する場合
申請期限:毎年1月31日まで
- 業者から見積書を取得
- 申請書類の提出
交付決定を受けてから、業者と契約・敷設作業を行います。
必要書類
- 【A:購入の場合】申請書、領収書の写し、農地情報、位置図、敷設状況の写真
- 【B:委託の場合】申請書、見積書の写し、農地情報、位置図
まとめ:遊休農地を活用して、稲沢市の農業を元気に!
稲沢市の「遊休農地流動化促進事業」は、使われていない農地を有効活用するための強力なサポート制度です。農業の規模を拡大したい方、農地の管理にお困りの方は、この機会にぜひ補助金の活用を検討してみてはいかがでしょうか。まずは市の担当窓口へ気軽に相談してみましょう。