東京都立川市にお住まいで、ご自宅の断熱リフォームをお考えの方に朗報です。立川市では、省エネ性能の向上と快適な住環境の実現を目的として、既存住宅の断熱改修費用の一部を補助する制度を実施しています。この記事では、「立川市既存住宅断熱改修費補助金」の概要や申請方法、注意点をプロが分かりやすく解説します。
立川市既存住宅断熱改修費補助金とは?
この補助金は、家庭からの二酸化炭素排出量を削減し、環境に配慮した地域経済の循環を促進するために立川市が実施する制度です。窓や壁などの断熱性能を高めるリフォームを行うことで、光熱費の削減や住み心地の向上につながります。
断熱改修の4つのメリット
- 省エネ性能の向上:冷暖房の効率がアップし、光熱費の節約につながります。
- 快適な室温の維持:夏は涼しく、冬は暖かく、一年中快適な室内環境を保てます。
- 結露対策:壁や窓の結露を抑制し、カビやダニの発生を防ぎます。
- 防音性の向上:外からの騒音や室内からの音漏れを軽減します。
補助金の概要【早見表】
項目 | 内容 |
---|---|
補助金額 | 対象工事費の2分の1以内(上限50,000円) ※1,000円未満切り捨て |
申請期間 | 令和7年6月2日(月)~ 予算上限に達し次第終了 |
対象工事 | 窓・ドアの断熱改修、外壁・天井・床の断熱改修 |
対象者 | 市内の対象住宅の所有者(市税滞納がない等の要件あり) |
工事完了期限 | 令和8年2月28日(土)まで |
申請窓口 | 立川市役所2階 79番窓口 環境政策課 |
【重要】現在の申請受付状況(令和7年10月9日時点)
本補助金は先着順です。立川市の発表によると、令和7年10月9日午後5時時点で、予算150万円のうち申請総額が135万円に達しており、予算残額は15万円となっています。申請を検討されている方は、至急準備を進めることを強くお勧めします。
補助の対象となる工事
補助の対象となるのは、立川市内の事業者に発注する以下の断熱改修工事です。
- 窓・ドアの断熱改修:既存の窓やドアを、断熱性能の高い製品(複層ガラス、断熱サッシ、断熱ドアなど)に交換する工事。
- 外壁・天井・床の断熱改修:外壁、屋根・天井、床に断熱材を新たに入れる、または既存の断熱材を性能の高いものに交換する工事。
補助を受けられる人・住宅の要件
対象となる住宅
以下のいずれかの住宅が対象です。
- 戸建て住宅
- 店舗等との併用住宅(居住面積が延べ床面積の1/2以上)
- 集合住宅(専有部分)
申請できる方の条件
申請者は、対象住宅の所有者であり、以下の全ての要件を満たす必要があります。
- 市税(住民税、固定資産税など)を滞納していないこと。
- 補助対象住宅の所有者全員の同意を得ていること。
- 過去にこの補助金を受けていない住宅であること。
- 令和8年2月28日(土)までに工事を完了し、報告できること。
- 集合住宅の場合、管理規約等に違反しないこと。
申請方法と手続きの流れ
申請は、工事の契約・着工前に行う必要があります。手続きは以下の流れで進みます。
- 1事前準備:市内の施工業者に見積もりを依頼し、申請書類を準備します。
- 2交付申請:必要書類を揃え、立川市役所2階の環境政策課窓口に提出します。
- 3交付決定:市が審査を行い、「交付決定通知書」が届きます。
- 4工事着工:交付決定通知書を受け取った後に、工事の契約・着工をします。
- 5完了報告:工事完了後、指定の期日までに完了報告書と関連書類を提出します。
- 6補助金受領:市が完了報告を審査し、問題がなければ補助金額が確定し、指定口座に振り込まれます。
申請に必要な書類
申請には、申請書のほか、工事の見積書や住宅の状況がわかる書類などが必要です。様式は立川市の公式ウェブサイトからダウンロードできます。
- 第1号様式【申請書】
- 第2号様式【同意書】
- 手続代行者選任届(代理人が申請する場合)
- その他、交付要綱に定められた添付書類
まとめ
「立川市既存住宅断熱改修費補助金」は、光熱費の削減や快適な暮らしの実現に役立つ大変お得な制度です。ただし、予算が限られており、先着順での受付となるため、早期の受付終了が予想されます。リフォームを検討中の方は、今すぐ市内の施工業者に相談し、申請準備を始めることをお勧めします。
お問い合わせ先
立川市 環境資源循環部 環境政策課 ゼロカーボン推進係
〒190-8666 立川市泉町1156-9
電話番号(直通):042-528-4341
ファクス番号:042-524-2603