詳細情報
豊中市では、市内中小企業者の経営状況の下支えと成長促進を目的として、商品高付加価値化応援金を交付します。この応援金は、生産性・付加価値の向上に繋がる取り組みを支援し、企業の競争力強化を後押しするものです。豊中商工会議所が指定した専門家からの指導を受けながら、自社製品の広報・宣伝・ブランディング強化等に取り組む企業を対象に、最大20万円の補助が受けられます。ぜひこの機会に、商品の魅力を高め、新たな顧客層を開拓しましょう。
豊中市商品高付加価値化応援金とは?
正式名称
令和7年度商品高付加価値化応援金
実施組織
豊中市
目的・背景
本応援金は、市内中小企業者が生産性・付加価値の向上につなげるための取組みを行う際に、市が応援金を交付することにより、市内中小企業者の経営状況の下支えや成長促進を支援することを目的としています。競争が激化する市場において、中小企業が独自の強みを活かし、持続的な成長を遂げるためには、商品の高付加価値化が不可欠です。この応援金は、そのための第一歩を支援します。
対象者の詳細
豊中商工会議所からの支援を受けながら、商品高付加価値化に取り組む市内の中小企業者が対象です。具体的には、豊中市内に事業所を有し、中小企業基本法に定める中小企業者であることが条件となります。個人事業主の方も対象となります。
助成金額・補助率
具体的な金額(上限・下限)
上限20万円
補助率の説明
対象経費の3分の2を補助します。ただし、動画制作にかかる費用に対する補助については、対象経費の2分の1(上限10万円)となります。
計算例
例えば、専門家への謝金に30万円、動画制作に20万円の費用がかかった場合、謝金部分は20万円(上限)、動画制作部分は10万円(上限)が補助され、合計30万円の補助金を受け取ることができます。
| 項目 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 専門家謝金、外注費(動画制作以外) | 2/3 | 20万円 |
| 動画制作費 | 1/2 | 10万円 |
対象者・条件
この応援金を受けられるのは、以下の条件をすべて満たす中小企業者です。
- 豊中市内に事業所を有すること
- 中小企業基本法に定める中小企業者であること(個人事業主を含む)
- 豊中商工会議所が指定した専門家から、高付加価値化計画に関する指導等を受けていること
- 市税を滞納していないこと
業種・規模・地域制限
業種に制限はありません。ただし、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に定める事業、政治団体、宗教団体などは対象外となります。規模については、中小企業基本法に準拠します。地域制限は豊中市内のみです。
具体例を複数提示
- 市内の飲食店が、メニューの魅力を高めるための写真撮影をプロに依頼する
- 市内の製造業者が、自社製品のブランドイメージ向上のため、ロゴデザインを刷新する
- 市内の小売業者が、オンライン販売を強化するため、ECサイトの商品ページを改善する
補助対象経費
補助対象となる経費は、以下の通りです。
- 専門家謝金:豊中商工会議所が指定した専門家からの技術指導等に必要な謝金や、ブランド戦略に関するコンサルタント費用(交通費や食料費は除く)
- 外注費:商品高付加価値化の実現に向けて、事業遂行に必要な業務の一部を第三者に外注する場合の経費(外注する業務を通常業務として請負っている事業者への発注に限る。交通費や食料費は除く)
- 商品のブランド力や魅力を高める動画制作の費用(自社ホームページ上で公開するもの)
- パッケージ、ロゴマーク、イメージキャラクターのデザイン料
- パッケージ試作にかかる印刷費用(デザイン料を伴わないパッケージ印刷費用は除く)
- ブランディングに係るマーケティングリサーチの費用
対象外経費の説明
以下の経費は対象外となります。
- 商品の量産に係る費用
- 販売促進に係るチラシ作成費用
- 商品、グッズそのもののデザインに係る費用
- 申込事業者が通常事業として実施している業務の外注
具体例
例えば、新しいロゴデザインを依頼する費用や、自社製品の魅力を伝えるプロモーション動画を制作する費用などが対象となります。一方、既存商品のチラシを作成する費用や、商品の大量生産にかかる費用は対象外です。
申請方法・手順
ステップバイステップの詳細手順
- 豊中商工会議所へ相談:事前に会議所が指定した専門家から高付加価値化計画に関する指導等を受ける必要があります。原則として令和7年12月26日までに専門家へご相談ください。
- 申請書類の作成:豊中市の公式サイトから申請様式をダウンロードし、必要事項を記入します。
- 申請書類の提出:作成した申請書類を、豊中市都市活力部産業振興課へ提出します(郵送、窓口持参、メール)。
- 審査:提出された申請書類に基づき、豊中市が審査を行います。
- 交付決定:審査の結果、交付が決定された場合、交付決定通知書が送付されます。
- 事業の実施:交付決定後、高付加価値化の取り組みを実施します。
- 実績報告:事業完了後、実績報告書を作成し、豊中市へ提出します。
- 補助金の交付:実績報告書に基づき、補助金額が確定し、交付されます。
必要書類の完全リスト
- 応援金申込様式
- 事業計画書
- 直近の決算書
- 市税の納税証明書
- その他、豊中市が必要と認める書類
申請期限・スケジュール
申請期限は令和8年1月30日です。ただし、期間内でも予算の上限に達した時点で終了します。専門家への相談は原則令和7年12月26日までに行ってください。
オンライン/郵送の詳細
申請書類は、郵送、窓口持参、メールのいずれかの方法で提出できます。詳細は豊中市の公式サイトをご確認ください。
採択のポイント
審査基準
審査では、事業計画の妥当性、高付加価値化の効果、実現可能性などが評価されます。豊中商工会議所の専門家からの指導を受けていることも重要なポイントです。
採択率の情報
過去の採択率は要確認。豊中市産業振興課にお問い合わせください。
申請書作成のコツ
申請書では、事業の目的、内容、期待される効果を具体的に記述することが重要です。数値目標を盛り込むことで、実現可能性をアピールできます。また、専門家からのアドバイスを参考に、客観的な視点を取り入れることも有効です。
よくある不採択理由
よくある不採択理由としては、事業計画の具体性が不足している、高付加価値化の効果が不明確、経費の妥当性が低いなどが挙げられます。申請前にこれらの点を見直し、改善することが重要です。
よくある質問(FAQ)
- Q: 専門家は自分で選べますか?
A: いいえ、豊中商工会議所が指定した専門家の中から選ぶ必要があります。 - Q: 申請にはどのくらいの時間がかかりますか?
A: 申請書類の準備や専門家との相談を含めると、数週間程度の時間が必要です。 - Q: 補助金はいつ頃交付されますか?
A: 実績報告後、審査を経て交付決定がなされ、その後交付されます。具体的な時期は豊中市からの通知をご確認ください。 - Q: 申請を取り下げることはできますか?
A: 交付決定前であれば、申請を取り下げることができます。豊中市産業振興課にご連絡ください。 - Q: 補助金の使途を変更することはできますか?
A: 原則として、交付決定を受けた使途以外への変更は認められません。やむを得ない事情がある場合は、事前に豊中市産業振興課にご相談ください。 - Q: 動画制作費以外にもホームページ作成費用は対象になりますか?
A: ホームページ作成費用が対象となるかは要確認。豊中市産業振興課にお問い合わせください。
まとめ・行動喚起
豊中市商品高付加価値化応援金は、市内中小企業が自社製品やサービスの魅力を高め、競争力を強化するための絶好の機会です。豊中商工会議所の専門家によるサポートを受けながら、最大20万円の補助金を活用し、新たな顧客層の開拓や売上向上を目指しましょう。申請期限は令和8年1月30日です。まずは豊中商工会議所にご相談いただき、高付加価値化計画の策定を進めてください。
お問い合わせ先:
豊中市 都市活力部 産業振興課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎5階
電話:06-6858-2187
ファクス:06-4865-2058