詳細情報
鶴岡市では、危険な状態にある空き家の解体費用を補助する「鶴岡市危険空き家等解体補助金」を提供しています。この補助金は、個人の所有者だけでなく、地域団体も対象としており、最大100万円の補助を受けることが可能です。空き家の放置は、景観の悪化や防災上のリスクを高めるため、この補助金を活用して安全で快適な住環境を取り戻しましょう。この記事では、補助金の詳細、申請方法、注意点などを詳しく解説します。
鶴岡市危険空き家等解体補助金の概要
鶴岡市危険空き家等解体補助金は、鶴岡市が実施する空き家対策の一環として、危険な状態にある空き家の解体費用を補助する制度です。この補助金は、個人の所有者だけでなく、地域団体も対象としており、それぞれの状況に応じた支援を受けることができます。
正式名称
鶴岡市危険空き家等解体補助金
実施組織
鶴岡市
目的・背景
近年、全国的に空き家が増加しており、鶴岡市においても同様の状況です。適切な管理が行われていない空き家は、倒壊の危険性や衛生環境の悪化、景観の阻害など、地域住民の生活に悪影響を及ぼす可能性があります。この補助金は、これらの問題を解決し、安全で快適な住環境を維持・向上させることを目的としています。
対象者の詳細
この補助金の対象者は、以下の通りです。
- 個人型:危険空き家の所有者自らが当該空き家を解体する場合
- 地域団体支援型:危険空き家が所在する地域の住民自治組織等の地域団体が当該空き家を解体する場合
- 地域まちづくり事業型:地域の魅力の維持・向上のため、市と地域の住民自治組織等の地域団体が締結するまちづくり協定に基づき、空き家の所有者(個人)及び地域の住民自治組織等の地域団体(地域団体)が当該空き家を解体する場合
助成金額・補助率
補助金額は、空き家の種類と申請者によって異なります。以下に詳細を示します。
| 補助金の種類 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 個人型 | 解体費用の40%以内 | 50万円(地域まちづくり事業型にあっては最大75万円) |
| 地域団体支援型 | 解体費用の実費 | 75万円(地域まちづくり事業型にあっては最大100万円) |
計算例:例えば、個人の所有者が100万円の解体費用をかけた場合、補助金は40万円となります。地域団体が150万円の解体費用をかけた場合、補助金は75万円となります。
対象者・条件
補助を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 鶴岡市内に存する住宅であること
- 以下のいずれかに該当すること
- 住宅の不良度を不良住宅判定基準に基づき測定した評点が130点以上の住宅
- 住宅の不良度を不良住宅判定基準に基づき測定した評点が100点以上130点未満であって、かつ、危険度判定において項目にチェックが1以上の住宅
- 地域まちづくり事業型にあっては、住宅の不良度を不良住宅判定基準に基づき測定した評点が50点以上の住宅
- 住宅の所有者、相続人、または所有者から同意を受けた個人であること
- 地域団体支援型の場合は、空き建築物が所在する地域の住民自治組織等の地域団体であること
補助対象経費
補助対象となる経費は、空き家の解体にかかる費用です。具体的には、以下の費用が含まれます。
- 解体工事費
- 解体に伴う廃棄物処理費用
- その他、解体工事に直接関連する費用
ただし、以下の経費は補助対象外となります。
- 解体後の土地の整地費用
- 家財道具の処分費用
- その他、解体工事に直接関連しない費用
申請方法・手順
申請は、以下の手順で行います。
- 事前相談:申請前に、鶴岡市建築課に事前相談を行ってください。
- 事前調査申込:事前調査申込書を提出してください(地域まちづくり事業型のみ受付)。
- 必要書類の準備:以下の書類を準備してください。
- 事前調査申込書(様式第1号)
- 住宅の付近見取図、配置図、写真
- 登記事項証明書
- 解体工事の見積書の写し(内訳明細の記載のあるもの)
- 住宅の解体に関する共有者または相続人の同意書(必要な場合)
- 住宅の解体に関する所有者の同意書(所有者以外が申請する場合)
- 申請書類の提出:準備した書類を鶴岡市建築課に提出してください(窓口、郵送、メール)。
- 審査:提出された書類に基づいて審査が行われます。
- 交付決定:審査の結果、補助金交付が決定された場合、通知が送付されます。
- 解体工事の実施:交付決定後、解体工事を実施してください。
- 実績報告:解体工事完了後、実績報告書を提出してください。
- 補助金の支払い:実績報告書に基づいて補助金が支払われます。
申請期限:要確認
申請方法:窓口提出、郵送、メール
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントに注意してください。
- 空き家の危険度が高いほど採択されやすい
- 申請書類に不備がないこと
- 解体工事の見積もりが適正であること
- 地域の景観や防災に貢献する解体であること
希望者多数の場合は、当該住宅の不良住宅判定基準の評点と危険度の大きい順に、選定されます。
よくある質問(FAQ)
- Q: 補助金の申請はいつまでですか?
A: 申請期限は要確認です。鶴岡市建築課にお問い合わせください。
- Q: 補助金の対象となる空き家はどのような状態ですか?
A: 住宅の不良度を不良住宅判定基準に基づき測定した評点が130点以上の住宅、または100点以上130点未満であって、かつ、危険度判定において項目にチェックが1以上の住宅が対象です。
- Q: 解体工事の見積もりはどのように取得すれば良いですか?
A: 複数の解体業者から見積もりを取得し、最も適正な価格を提示する業者を選んでください。
- Q: 補助金はいつ支払われますか?
A: 解体工事完了後、実績報告書を提出し、審査が完了した後、補助金が支払われます。
- Q: 申請に必要な書類は何ですか?
A: 事前調査申込書、住宅の付近見取図、配置図、写真、登記事項証明書、解体工事の見積書の写し、共有者または相続人の同意書(必要な場合)、所有者の同意書(所有者以外が申請する場合)が必要です。
- Q: 地域団体支援型で申請する場合、どのような団体が対象となりますか?
A: 空き建築物が所在する地域の住民自治組織等の地域団体が対象となります。
まとめ・行動喚起
鶴岡市危険空き家等解体補助金は、危険な空き家の解体費用を補助する制度であり、個人の所有者だけでなく、地域団体も対象となります。この補助金を活用して、安全で快適な住環境を取り戻しましょう。申請を希望される方は、鶴岡市建築課に事前相談を行い、必要な書類を準備して申請してください。
お問い合わせ先:鶴岡市役所 建築課
〒997-8601 山形県鶴岡市馬場町9番25号
電話:0235-35-1247
メール:kenchiku@city.tsuruoka.yamagata.jp