【速報】龍ケ崎市の令和7年度(2025年度)蓄電池補助金は受付終了
重要:龍ケ崎市の令和7年度(2025年度)「自立・分散型エネルギー設備導入促進事業費補助金」は、予算上限に達したため、9月8日をもって受付を終了しました。
ただし、補助金の辞退などにより申請枠に空きが出た場合の「キャンセル待ち」は受け付けています。また、来年度(令和8年度)も同様の補助金が実施される可能性があるため、これから蓄電池の導入を検討している方は、本記事の内容をぜひ参考にしてください。
龍ケ崎市の蓄電池補助金(令和7年度)の概要
まずは、受付が終了した令和7年度の補助金制度の概要を振り返ります。来年度の計画を立てる上での重要な指標となりますので、しっかり確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助金名 | 龍ケ崎市自立・分散型エネルギー設備導入促進事業費補助金 |
| 補助金額 | 一律 100,000円 / 件 |
| 補助件数 | 30件(先着順) |
| 受付期間 | 令和7年6月2日(月)~ 予算上限到達まで ※9月8日に受付終了 |
| 申請方法 | 市役所 生活環境課の窓口へ持参(郵送不可) |
| 注意点 | 工事着手前の申請が必須 |
| 問い合わせ先 | 都市整備部 生活環境課 (電話: 0297-64-1111) |
茨城県内の他の自治体では補助金額が5万円程度であることが多い中、龍ケ崎市の10万円という金額は非常に手厚い内容でした。そのため、早期に予算が上限に達したものと考えられます。
補助金の対象となる方(補助対象者)
補助金を受け取るためには、以下のすべての条件を満たす必要がありました。来年度も同様の条件となる可能性が高いため、確認しておきましょう。
- 龍ケ崎市内に居住している、または居住する予定の方。
- 自ら住む市内の住宅に、未使用の対象蓄電池を設置する、または設置済みの新築住宅を購入する方。
- 申請年度の3月20日(令和7年度は令和8年3月23日)までに実績報告書を提出できる方。
- 申請者および同一世帯員に市税等(市民税、固定資産税、国民健康保険税など)の滞納がないこと。
- 過去に龍ケ崎市から同種の補助金(蓄電池)の交付を受けていないこと。
- 同じ住宅で「龍ケ崎市ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)導入促進事業費補助金」の申請を行っていないこと。(併用不可)
- 茨城県が実施する「いばらきエコチャレンジ」に登録し、省エネに取り組んでいること。
補助対象となる蓄電池の条件
設置する蓄電池も、以下の条件を満たす必要があります。
- 太陽光発電設備との連携:発電出力10kW未満の太陽光発電設備と接続され、充放電できること。
- 国の対象設備:国が実施する補助事業の対象設備として、環境共創イニシアチブ(SII)等に登録されているものであること。
- 未使用品であること:中古品やリース品は対象外です。
申請から補助金受給までの流れ
龍ケ崎市の補助金申請は、「工事着手前」に行う必要があります。この点が最も重要なポイントです。設置後に申請しても受理されないため、注意しましょう。
-
1. 事前準備・業者選定
補助金の対象となる蓄電池を選定し、設置業者と工事請負契約を締結します。見積書や契約書を準備します。 -
2. 交付申請【工事着手前】
工事開始予定日の2週間前までに、必要書類を揃えて市役所の生活環境課窓口に提出します。郵送はできません。 -
3. 交付決定通知
市が書類審査や現地確認を行い、問題がなければ「交付決定通知書」が郵送で届きます。この通知を受け取ってから工事を開始します。 -
4. 設置工事・支払い
蓄電池の設置工事を行い、業者へ代金を支払います。領収書を必ず保管してください。 -
5. 実績報告
工事完了後、指定の期限(年度末)までに「実績報告書」と添付書類を提出します。 -
6. 交付額確定通知
市が実績報告を審査し、問題がなければ「交付額確定通知書」が届きます。 -
7. 補助金請求・振込
「交付請求書」を提出します。後日、指定した口座に補助金10万円が振り込まれます。
申請に必要な書類
申請手続きは「交付申請時」と「実績報告時」の2回、書類提出が必要です。不備がないように事前にチェックリストで確認しましょう。
交付申請時の主な必要書類
- 補助金交付申請書
- 工事請負契約書および見積書の写し
- 蓄電池の仕様がわかるカタログ等の写し
- 設置場所の位置図・配置図
- 設置予定場所のカラー写真
- 申請書類チェックリスト
- 委任状(業者等が代理申請する場合)
- 本人確認書類(窓口持参)
実績報告時の主な必要書類
- 補助金実績報告書
- 領収書および内訳書の写し
- 保証書の写し
- 設置状況がわかるカラー写真(機器全体、型番、製造番号)
- 太陽光発電との連携がわかる資料
- 「いばらきエコチャレンジ」の登録画面の写し
- 補助金交付請求書
- 住民票の謄本(転居した場合)
様式は龍ケ崎市の公式ウェブサイトからダウンロードできます。
龍ケ崎市で利用できる他の補助金(ZEH補助金)
龍ケ崎市には、蓄電池補助金の他に「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)導入促進事業費補助金」があります。こちらはZEH住宅の新築や購入、改修に対して補助を行う制度です。
- 補助金額:200,000円
- 注意点:蓄電池補助金(自立・分散型エネルギー設備導入促進事業費補助金)との併用はできません。
どちらの補助金がご自身の計画に適しているか、条件をよく比較検討することが重要です。
国や茨城県の補助金との関係
茨城県自体は個人へ直接補助金を交付していませんが、龍ケ崎市のような補助制度を設けている市町村を支援しています。つまり、市の補助金の原資の一部は県から来ている形です。
また、国のZEH補助金など、他の補助金と併用できる場合があります。ただし、補助対象経費が重複しないことが条件となるケースが多いため、利用を検討する際は、それぞれの補助金の窓口に併用の可否を必ず確認してください。
まとめ:来年度の補助金に向けて今から準備を!
龍ケ崎市の令和7年度蓄電池補助金は、10万円という手厚い内容から早期に受付終了となりました。この人気ぶりから、来年度(令和8年度)も同様の制度が実施される可能性は高いと考えられます。
来年度の補助金活用を目指す方は、以下のポイントを押さえて今から準備を始めましょう。
- 情報収集:来年4月頃に市のホームページで公開される新年度の情報をこまめにチェックする。
- 業者選定:補助金申請の実績が豊富な信頼できる設置業者を今のうちから探し、相談しておく。
- 計画の具体化:どの蓄電池を設置するか、見積もりを取得するなど、具体的な計画を進めておく。
補助金は「知っている人」だけが活用できる制度です。適切な準備を行い、お得に家庭用蓄電池を導入しましょう。
対象者・対象事業
市内に自ら居住する住宅に未使用の蓄電システムを設置する方、または設置された住宅を購入する方で、市税等の滞納がなく、いばらきエコチャレンジに登録しているなどの要件を満たす方。
必要書類(詳細)
交付申請書、工事請負契約書・見積書の写し、仕様書・カタログの写し、位置図・配置図、現況のカラー写真、申請書類チェックリスト、委任状(代理申請の場合)など。
対象経費(詳細)
国が補助対象として登録している未使用の蓄電システム(太陽光発電設備と連携するもの)の購入費および設置工事費。