詳細情報
JICA海外協力隊帰国隊員奨学金:あなたの経験を未来へつなぐ
JICA海外協力隊での貴重な経験を活かし、更なる学びを深めたいあなたへ。JICA(独立行政法人国際協力機構)が提供する「帰国隊員奨学金事業」は、国内外の大学院への進学を支援し、あなたの社会還元活動を後押しします。最大200万円の給付を受け、あなたの夢を実現しませんか?
助成金の概要
正式名称
帰国隊員奨学金事業
実施組織
独立行政法人国際協力機構(JICA)
目的・背景
JICA海外協力隊への参加により得た知識及び経験を国内外で生かす社会還元を促進するため、我が国を含めた世界の平和と安定のための活動に従事することを目的に、国内外の大学院への進学を志望する方及び進学している方を対象とした奨学金給付事業です。
対象者の詳細
JICA海外協力隊の長期派遣を任期満了し、帰国後3年以内(社会課題解決に貢献する起業家は10年以内)で、国内外の大学院への進学を希望する方、または在学中の方。
助成金額・補助率
具体的な金額
奨学生として採用された場合、200万円が給付されます。
補助率
定額給付(返済義務なし)
計算例
例えば、大学院の入学金、授業料、渡航費、生活費など、総額で200万円までを奨学金で賄うことができます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 50万円 |
| 授業料 | 100万円 |
| 渡航費・生活費 | 50万円 |
| 合計 | 200万円 |
対象者・条件
以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 帰国隊員であり、以下のいずれかに該当すること
- 学校教育法第2条に基づき設置された国内の大学等を卒業し、学士の学位を取得した方もしくは取得見込みの方。
- 海外の高等教育機関において、日本の「学士(今次修学により修士号取得の場合)」または「修士(今次修学により博士号取得の場合)」相当の学位を取得した方。
- 取得見込みの方で、国内外の大学院(修士課程・博士課程)での進学を希望する方、もしくは在学中の方。
- 長期派遣であって、任期を満了した方。
- 申込開始日(2025年8月1日)時点で、派遣期間終了日から起算して帰国後3年以内となる方。※派遣中の方の応募を認めますが、2025年12月31日で任期満了し、帰国されることが合格の条件となります。
- 特別枠として、社会課題の解決に貢献する企業・団体を起業・運営している方については、申込開始日時点で派遣期間終了日から起算して帰国後10年以内となる方。
- 2026年3月31日時点で、満40歳未満の方。
- JICA海外協力隊派遣時に現職参加でない方。またJICA海外協力隊派遣時に自営者補てんを受けていない方。なお、本奨学金事業応募時の所属先の有無は不問とします。
- 取得を希望する学位課程を開始済みであって2026年4月1日以降に学位取得見込みの方、または、これから進学を希望する場合は、原則として2026年3月10日までに入学許可書を提出し、2026年9月30日までに進学を開始できる方。
- 任期満了後に修学を開始する方。
- 学位取得後、協力隊及び修学経験を活かし、国内外の平和と安定のため社会還元活動に尽力する方。
- 本奨学金及び「教育訓練手当」の給付を受けたことがない方。なお、JICA以外の財団等が給付するその他奨学金等との併願及び受給は妨げません。
- 但し、厚生労働省の教育訓練給付金制度の給付対象となっている教育訓練に関しては、同制度を利用することとし、同制度の給付を受けられない場合のみ、本奨学金に応募できます。
補助対象経費
奨学金は、入学金、授業料、渡航費、生活費等に充当できます。
- 入学金
- 授業料
- 渡航費
- 生活費
- その他、修学に必要な経費
申請方法・手順
申請は、以下の手順で行います。
- JICA海外協力隊のウェブサイトから募集要項をダウンロードし、詳細を確認します。
- 申請に必要な書類を準備します。
- 申請書類を締め切り日までに、指定されたメールアドレスに提出します。
必要書類
- ①様式1 願書(Excel)
- ②様式1-2 願書(記述部分)(Word)
- ③様式2 推薦書(Word)
- ④「入学許可書」の写し(すでに取得済の方)もしくは「在学証明書」の写し(すでに在学中の方)
- ⑤様式3 誓約書(PDF)
申請期限
2025年10月5日(日)23:59 必着(日本時間)
採択のポイント
採択のポイントは、以下の点が重視されます。
- 研究計画・社会還元計画が、広く世界の平和と安定に資するか
- 協力隊での経験をどのように活かすか
- 明確なキャリアプランを持っているか
審査基準
審査は、提出された書類に基づいて行われます。書類の不備がないように、募集要項をよく確認してください。
採択率
給付予定人数は10名程度です。競争率は高いですが、熱意と明確な計画があれば、採択される可能性は十分にあります。
よくある質問(FAQ)
-
Q: 派遣中に応募できますか?
A: 派遣中の方の応募も可能ですが、2025年12月31日までに任期満了し、帰国されることが合格の条件となります。
-
Q: 40歳以上でも応募できますか?
A: 2026年3月31日時点で満40歳未満の方が対象です。
-
Q: 奨学金の使途に制限はありますか?
A: 入学金、授業料、渡航費、生活費など、修学に必要な経費に充当できます。
-
Q: 他の奨学金との併用は可能ですか?
A: JICA以外の財団等が給付するその他奨学金等との併願及び受給は妨げません。ただし、厚生労働省の教育訓練給付金制度の給付対象となっている教育訓練に関しては、同制度を利用することとし、同制度の給付を受けられない場合のみ、本奨学金に応募できます。
-
Q: 応募資格があるか不明な場合はどうすれば良いですか?
A: お問い合わせ先にご連絡ください。その際メールタイトルに『【奨学金事業】応募資格の確認依頼』と記載し、メール本文に【氏名/隊次/職種/派遣国/派遣終了日】を記載し問い合わせてください。
まとめ・行動喚起
JICA海外協力隊帰国隊員奨学金は、あなたの経験を活かし、更なる学びを深める絶好の機会です。申請期限は2025年10月5日です。募集要項をよく確認し、必要な書類を準備して、ぜひ応募してください。あなたの挑戦を応援しています!
詳細な情報や申請に関するお問い合わせは、以下の連絡先までお気軽にご連絡ください。
問い合わせ先:
独立行政法人国際協力機構
青年海外協力隊事務局 社会還元促進課 「帰国隊員奨学金事業」担当宛
メール宛先:jvtpc-sinrosien1@jica.go.jp