【令和7年度】環境省の蓄電池導入補助金(二次公募)のご案内

2025年度(令和7年度)、環境省は「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」の一環として、「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業」の二次公募を実施します。この事業は、再生可能エネルギーの導入拡大とエネルギー起源CO2の排出抑制を目的としています。今回の二次公募は、特定の条件を満たす事業者が対象となるため、注意が必要です。本記事では、この補助金の概要、対象者、申請方法について詳しく解説します。

補助金の概要

本事業は、再生可能エネルギーの導入を加速させるため、太陽光発電設備と蓄電池の導入を支援するものです。しかし、今回の二次公募には重要な特徴があります。

【重要】二次公募の特別要件

今回の二次公募に申請するためには、一般社団法人環境技術普及促進協会が公募する「ペロブスカイト太陽電池の社会実装モデルの創出に向けた導入支援事業」へ申請することが必須となります。その上で、本補助金では「定置用蓄電池のみ」の導入が補助対象となります。

  • 対象:ペロブスカイト太陽電池導入事業と連携し、定置用蓄電池を導入する事業者
  • 対象外:従来の「太陽光発電設備と定置用蓄電池の同時導入」や「既設の太陽光発電設備への蓄電池のみの増設」は対象外です。

この特殊な要件を十分に理解した上で、申請をご検討ください。

公募期間とスケジュール

申請を検討されている事業者は、期間を厳守してください。

  • 公募期間: 2025年9月4日(木)~ 2025年10月7日(火)正午まで【厳守】
  • 事業実施期限: 2026年1月30日(金)

※本事業は単年度事業です。複数年度にわたる事業は申請できません。
※補助金予算の上限に達した場合、期間内でも公募が終了する可能性があります。

補助対象経費と補助率

補助の対象となる経費や補助率の詳細は、公募要領で定められています。申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

補助対象経費 定置用蓄電池の導入にかかる設計費、設備費、工事費など。
補助率・補助額 対象設備や要件により異なります。詳細は必ず公募要領をご確認ください。

申請方法と必要書類

申請は、政府の補助金申請システム「Jグランツ」を利用して行います。郵送やメールでの申請は受け付けられませんのでご注意ください。

申請の流れ

  1. GビズIDの取得: Jグランツの利用には「GビズIDプライム」アカウントが必要です。取得には数週間かかる場合があるため、早めに手続きを開始してください。
  2. 必要書類の準備: 公式サイトから最新の公募要領や応募様式をダウンロードし、作成します。古い様式では不採択となるため注意が必要です。
  3. Jグランツで申請: 公募期間内にJグランツの申請ページから、必要事項の入力と書類のアップロードを行います。

主な必要書類

以下は主な必要書類の例です。申請にあたっては、必ず公式サイトの「公募関係資料」を全て確認してください。

  • 公募要領
  • 公募要領 別冊 応募に必要な書類
  • 応募様式一式
  • Q&A集
  • 交付規程(令和7年度)

問い合わせ先

本補助金に関する問い合わせは、下記の公式サイトに設置されている専用フォームから行ってください。電話での問い合わせは受け付けていません。

  • 実施団体: 一般財団法人環境イノベーション情報機構(EIC)
  • 公式サイト・問い合わせ: 公式公募ページをご確認ください。

まとめ

令和7年度の「ストレージパリティ達成促進事業(二次公募)」は、ペロブスカイト太陽電池の導入と連携して定置用蓄電池を導入する事業者にとって、大きなチャンスとなる補助金です。申請要件が特殊であるため、公募要領を熟読し、関連事業との連携を前提に準備を進めることが重要です。申請にはGビズIDの事前取得が必須ですので、計画的に準備を進めましょう。