詳細情報
兵庫県では、事業者の皆様の脱炭素化を強力に後押しするため、「事業者用太陽光発電の共同調達支援事業」を実施します。この事業は、太陽光発電設備の導入を検討されている県内事業者様と、実績豊富な施工事業者様とのマッチングを支援するものです。スケールメリットを活かした価格低減や、最適な導入プランの提案、品質確保など、多くのメリットをご提供します。ぜひこの機会にご参加いただき、持続可能な経営を実現しましょう。
事業者用太陽光発電の共同調達支援事業の概要
正式名称:事業者用太陽光発電の共同調達支援事業
実施組織:兵庫県
目的・背景:兵庫県内における温室効果ガス排出量の約7割が産業・業務部門からの排出である現状を踏まえ、サプライチェーン全体での脱炭素化を推進するため、県内事業者の太陽光発電設備導入を支援します。
対象者:兵庫県内に事業所を有する事業者
事業のポイント
- 価格低減:共同調達によるスケールメリットを活かした価格低減を目指します。
- 最適な導入提案:PPA、リース、自己設置の最大3種類の導入手法から複数社の見積もりを取得し、比較検討をサポートします。
- 品質の確保:適格性等の審査を通過した施工事業者による提案を実現し、品質を確保します。
助成金額・補助率
本事業は、直接的な助成金や補助金を提供するものではありません。しかし、共同調達によるスケールメリットを活かすことで、通常よりも低い価格で太陽光発電設備を導入できる可能性があります。また、専門家による導入支援を受けることで、最適な導入プランを選択し、初期投資を抑えることができます。
具体的な価格低減効果は、参加事業者数や導入規模、選択する導入方式(PPA、リース、自己設置)によって異なります。詳細な見積もりは、参加登録後、施工事業者からの提案に基づいて算出されます。
対象者・条件
本事業の対象者は、以下の条件をすべて満たす兵庫県内の事業者です。
- 兵庫県内に事業所を有すること
- 設置を希望する建物が1981年以降の新耐震基準を満たしていること
- 建物図面の提供が可能であること
対象となる事業者の例:
- 製造業:工場や倉庫の屋根に太陽光発電設備を設置したい事業者
- 商業施設:店舗や事務所の屋根に太陽光発電設備を設置したい事業者
- 医療機関:病院や介護施設の屋根に太陽光発電設備を設置したい事業者
- 農業:ビニールハウスや農業施設の屋根に太陽光発電設備を設置したい事業者
補助対象経費
本事業では、直接的な補助金や助成金は支給されませんが、以下の経費について、共同調達による価格低減効果が期待できます。
- 太陽光発電設備本体の購入費用(自己設置の場合)
- 太陽光発電設備の設置工事費用
- 電力系統連系費用
- PPAまたはリース契約における電気利用料またはリース料
対象外となる経費:
- 太陽光発電設備以外の設備費用
- 事業に関係のない経費
申請方法・手順
本事業への参加は、以下の手順で進めます。
- 参加登録:専用WEBサイトから必要事項を入力して参加登録を行います。(令和7年7月1日より公開)
- 見積もり取得:支援事業者を通じて、複数の施工事業者から見積もりを取得します。
- 比較検討:支援事業者から提供されるシミュレーション比較表を参考に、最適な導入方法を検討します。
- 契約締結:選定した施工事業者と契約を締結します。
- 設置工事:施工事業者による太陽光発電設備の設置工事を行います。
- 運転開始:太陽光発電設備の運転を開始し、自家消費または売電を行います。
必要書類:
- 参加登録申請書(専用WEBサイトからダウンロード)
- 事業所の所在地が確認できる書類(登記簿謄本、事業所概要など)
- 設置を希望する建物の図面
- その他、支援事業者が必要とする書類
申請期限:令和7年7月1日(火曜日)から随時受付(通年募集)
採択のポイント
本事業は、申請内容に基づいて採択を決定するものではありません。しかし、以下の点に留意することで、よりスムーズに導入を進めることができます。
- 正確な情報提供:参加登録時に、正確な情報を提供することが重要です。
- 積極的な情報収集:支援事業者や施工事業者からの情報提供を積極的に活用し、最適な導入プランを検討しましょう。
- 早期の検討開始:通年募集ですが、早期に検討を開始することで、より多くの選択肢の中から最適なプランを選ぶことができます。
よくある質問(FAQ)
- Q:参加登録は無料ですか?
A:はい、参加登録は無料です。 - Q:参加登録後、必ず導入しなければなりませんか?
A:いいえ、参加登録はあくまで情報収集の第一歩です。見積もりや提案内容を比較検討した上で、導入するかどうかを決定できます。 - Q:PPA、リース、自己設置の違いは何ですか?
A:PPAは、施工事業者が太陽光発電設備を設置・所有し、発電した電力を事業者に供給する方式です。リースは、リース会社が太陽光発電設備を設置し、事業者がリース料を支払う方式です。自己設置は、事業者が自ら太陽光発電設備を購入・設置・所有する方式です。 - Q:どの導入方式が最適か分かりません。
A:支援事業者が、事業者の状況やニーズに合わせて最適な導入方式を提案します。 - Q:設置後のメンテナンスはどうなりますか?
A:PPAまたはリースの場合は、施工事業者がメンテナンスを行います。自己設置の場合は、事業者自身でメンテナンスを行うか、専門業者に委託する必要があります。 - Q:見積もりは複数社から取れますか?
A:はい、複数社から見積もりを取得し、比較検討することができます。
まとめ・行動喚起
兵庫県の「事業者用太陽光発電の共同調達支援事業」は、県内事業者の脱炭素化を支援し、持続可能な経営を後押しする画期的な取り組みです。スケールメリットを活かした価格低減や、最適な導入プランの提案、品質確保など、多くのメリットがあります。ぜひこの機会にご参加いただき、未来に向けた一歩を踏み出しましょう。
参加登録は、令和7年7月1日から専用WEBサイトで受け付けます。詳細については、兵庫県のホームページをご確認ください。
お問い合わせ先:
ひょうご事業者用太陽光発電共同調達支援事業事務局
メール:info-pref.hyogo@enarbank.jp
電話:03-6868-8614(平日10:00-17:00)