詳細情報
対象となる方
- 東京都内でグリーン水素を製造し、利用できる事業者
- 登録されたモデルプランを導入する事業者
- 製造する水素の水準がISO14687-2に準ずる事業者
申請手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 | モデルプランの選定(東京都環境公社のHPで公開) |
| STEP 2 | 必要書類の準備(申請書、事業計画書、見積書等) |
| STEP 3 | 申請書類を郵送、持参、またはEmailにて提出 |
| STEP 4 | 審査→交付決定通知 |
| STEP 5 | 事業実施→実績報告書提出→補助金振込 |
補助金額・補助率
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限額 | ワンパッケージ(1時間あたり10N㎥以上):4億円 ワンパッケージ(1時間あたり10N㎥未満):3億3,000万円 ワンパッケージ以外(1時間あたり10N㎥以上):2億8,000万円 ワンパッケージ以外(1時間あたり10N㎥未満):2億4,000万円 再エネ電力設備:5,400万円 |
| 補助率 | 10分の10 |
計算例: ワンパッケージ(1時間あたり10N㎥以上)を導入する場合、対象経費が4億円であれば、補助金は4億円となります。
対象者・申請要件
対象となる事業者
- 東京都内に事業所を有すること
- グリーン水素を製造し、都内で利用する事業者
- 登録されたモデルプランを導入する事業者
- 製造する水素の水準がISO14687-2に準ずるものであること
- 設置した太陽光パネル等の再エネ電力製造設備の発電量、再エネ由来電力を小売り電気事業者から購入する場合は、グリーン電力の契約書及び購入量、グリーン水素の製造量・利用先・利用量について、5年間報告を行うこと
- 当該設備の運用開始後も、さらなる開発を促すため機器製造メーカーに協力すること
対象とならないケース
- 東京都外でグリーン水素を製造または利用する事業者
- 未登録のモデルプランを導入する事業者
- 製造する水素の水準がISO14687-2に準拠しない事業者
補助対象経費
| 経費区分 | 詳細 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 設計費 | 設備機器の設計等に要する費用 | ○ |
| 設備費 | 設備機器の購入等に要する費用 | ○ |
| 工事費 | 工事に要する費用 | ○ |
| 諸経費 | 電気、水道又はガスに係る工事負担金等に要する費用 | ○ |
重要: モデルプランにない機器構成は補助対象外となる場合があります。事前に事務局にご確認ください。
必要書類一覧
| No. | 書類名 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 助成金交付申請書(第1号様式) | 東京都地球温暖化防止活動推進センターのウェブサイトからダウンロード |
| 2 | 助成対象事業実施計画書(第2号様式) | |
| 3 | 誓約書(第3号様式) | |
| 4 | 経費内訳がわかる見積書 | |
| 5 | 会社概要がわかる書類 |
審査基準・採択のポイント
主な審査項目
- 事業の妥当性: モデルプランの導入が事業所の特性に合致しているか
- 計画の実現可能性: 導入計画が具体的で、実現可能か
- 環境負荷低減効果: グリーン水素の利用によるCO2削減効果が見込めるか
- 継続性: 導入後の運用体制が整っているか
採択率を高めるポイント
- 具体的な数値目標を設定(CO2削減量、水素製造量等)
- 導入効果を定量的に示す
- モデルプラン提供事業者との連携を強化する
参考: 過去の採択事例を参考に、自社の強みをアピールしましょう。
よくある質問
Q1: モデルプランはどこで確認できますか?
A: 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)のウェブサイトで公開されています。
Q2: 申請書類はどのように提出すればよいですか?
A: 郵送、持参、またはEmailにて提出可能です。Emailでの提出を検討される場合は、事前に事務局へご連絡ください。
Q3: 補助金の交付決定はいつ頃になりますか?
A: 申請状況により異なりますが、通常、申請から数ヶ月程度かかります。
Q4: 補助対象となる利用機器は何ですか?
A: 純水素型燃料電池、水素燃料ボイラー、温水発生機、事業所内のフォークリフト等FC車両に水素を供給するディスペンサーなどが対象です。
Q5: モデルプランの導入にあたり、メーカーとの調整は必要ですか?
A: はい、各社とよくご相談の上、助成金の申請をお願いいたします。
制度の概要・背景
東京都では、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向け、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化に取り組んでいます。特に、製造時もCO2を出さない再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)の活用事例を増やしていくことにより、一層の脱炭素化に貢献することができます。
この事業は、都内事業者におけるグリーン水素の導入を促進し、水素エネルギーの普及を図ることを目的としています。グリーン水素の製造から利用までの設備導入を支援することで、都内の脱炭素化を加速させるとともに、新たな産業の創出を目指しています。
まとめ・お問い合わせ先
グリーン水素製造・利用の実機実装等支援事業は、東京都の脱炭素化を推進するための重要な取り組みです。都内事業者の皆様は、この機会を積極的に活用し、グリーン水素の導入をご検討ください。
お問い合わせ先
実施機関: 公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)
担当部署: 都市エネ促進チーム G水素製造・利用支援事業 担当
電話: 03-5990-5068(受付時間: 平日9:00-17:00)
Email: お問い合わせフォームから
公式サイト: https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/green_hydrogen