倉敷市 人「財」育成支援補助金とは?
岡山県倉敷市では、市内中小企業の競争力強化を目的として、従業員のスキルアップやリスキリングを支援する「人『財』育成支援補助金」を実施しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)推進、BCP対策、海外展開など、現代の経営課題に対応するための幅広い研修や資格取得が対象となります。社内のIT担当者育成や従業員の能力開発にぜひご活用ください。
補助金概要
補助金名 | 人「財」育成支援補助金(令和7年度) |
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実施機関 | 岡山県倉敷市 |
対象者 | 倉敷市内に事業所を有する中小企業者 |
補助上限額 | 最大10万円 |
申請期間 | 2025年4月1日 ~ 2026年2月27日 |
この補助金の3つのポイント
- 幅広い研修が対象:DX、BCP、脱炭素、デザイン経営など、現代のニーズに合わせた5分野の研修費用を補助します。
- 資格取得も支援:ITパスポートや技能検定など、従業員の専門スキル向上に繋がる試験・検定の受験料も対象です。
- 公的機関の研修もOK:岡山県や中小企業大学校が実施する質の高い研修も補助対象に含まれます。
補助対象となる5つの事業
本補助金では、以下の5つの人材育成に関する取り組みが対象となります。
(1) 各種研修の受講(指定5分野)
市が指定する以下の5分野に関連した研修の受講費用が補助対象です。
- デジタルトランスフォーメーション (DX): ICTツール導入やデジタル技術活用による業務効率化など
- 事業継続力強化 (BCP): BCP・BCM策定、後継者育成など
- 海外への事業展開: グローバル人材育成、貿易実務研修など
- 脱炭素社会の実現: エネルギー管理士育成、カーボンオフセット製品開発研修など
- デザイン経営・デザイン思考: 顧客起点の新サービス創出研修など
(2) 技能検定の受検
2級以上または単一等級の技能検定の受検料が補助対象です。
(3) 各種試験・検定の受験
指定分野に関連する以下の試験・検定の受験料が補助対象となります。
対象試験の例:
ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、基本/応用情報技術者試験、AWS認定試験、Python3エンジニア認定試験、エネルギー管理士試験、事業継続管理者試験 など
(4) 各種試験・検定の学習に係る講座
上記(3)の試験・検定の合格に向けた対策講座などの受講料も補助対象です。
(5) 公的機関が実施する研修
以下の機関が実施する指定研修の受講料も補助対象となります。
- 岡山県が実施する「産業人財育成事業」の指定研修
- 岡山県が実施する「おかやまモノづくりネットワーク推進事業」の研修
- 中小企業大学校が実施する指定研修
※対象となる研修には条件があります。詳細は公式の「手引き」をご確認ください。
申請スケジュール
項目 | 期間 |
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申請受付期間 | 2025年4月1日(火) ~ 2026年2月27日(金) |
事業完了・実績報告期限 | 2026年3月23日(月) |
申請の流れ
- 1交付申請書の提出
申請書と必要書類を倉敷市商工課へ提出します(郵送可)。 - 2交付決定
市が内容を審査し、交付決定通知書が送付されます。 - 3事業の実施
研修の受講や試験の受験を実施します。 - 4実績報告書の提出
事業完了後30日以内に実績報告書を提出します。 - 5補助金額の確定・請求
市から補助金額確定通知が届いたら、請求書を提出します。 - 6補助金の交付
指定の口座に補助金が振り込まれます。
⚠️ 重要:事業開始のタイミング
補助対象となる経費は、市の交付決定通知を受けた後に受講・受験した研修や検定に限られます。交付決定前に申し込んだり支払ったりしたものは対象外となるため、十分にご注意ください。
公式情報・お問い合わせ先
申請にあたっては、必ず公式のチラシや手引きをご確認ください。対象となるか不明な研修がある場合は、事前に問い合わせることをお勧めします。