千葉市で保育士として働くことをお考えですか?千葉市では、保育士の皆さんが安心してキャリアを築けるよう、手厚い家賃補助制度を用意しています。本記事では、月額最大48,750円の補助が受けられる「千葉市保育士等宿舎借り上げ支援事業」について、対象者や申請方法、注意点までプロが徹底解説します。給与上乗せ制度と合わせれば、年間120万円以上の支援も可能です!
千葉市保育士等宿舎借り上げ支援事業とは?
「千葉市保育士等宿舎借り上げ支援事業」は、市内の民間保育園などが保育士のためにアパートやマンションを借り上げる際、その費用の一部を千葉市が補助する制度です。保育士の人材確保と定着、離職防止を目的としており、保育士が経済的な負担を軽減しながら働き続けられる環境を整えるための重要な支援策です。
この制度の3つの重要ポイント
- ✓月額最大48,750円の家賃補助!
経済的な負担を大幅に軽減できます。 - ✓採用後5年目までが対象!
若手・中堅保育士のキャリア形成を強力にサポートします。 - ✓給与上乗せ制度との併用も可能!
他の支援策と組み合わせることで、さらに手厚いサポートが受けられます。
補助内容の詳しい解説
制度の核心である補助金額や対象経費について、具体的な数字を交えて詳しく見ていきましょう。
補助金額と補助率
補助対象経費の上限 | 月額 65,000円 |
---|---|
補助率 | 補助対象経費の 4分の3 |
補助額の上限 | 月額 48,750円 (65,000円 × 3/4) |
事業者負担 | 補助対象経費の 4分の1 が必須 |
【具体例1】家賃が65,000円の場合
- 補助金額(市→園): 48,750円
- 法人負担額: 16,250円
- 保育士本人負担: 0円(※園の設定による)
【具体例2】家賃70,000円、本人負担10,000円の場合
- 補助対象経費: 60,000円 (70,000円 – 10,000円)
- 補助金額(市→園): 45,000円 (60,000円 × 3/4)
- 法人負担額: 15,000円 (60,000円 × 1/4)
- 保育士本人負担: 10,000円
補助の対象となる経費・ならない経費
補助の対象となるのは、住居の契約に関わる基本的な費用です。初期費用の一部は対象外となるため注意が必要です。
対象となる経費 | 対象とならない経費 |
---|---|
|
|
補助を受けられる人(保育士)の条件
この制度を利用するためには、保育士自身が以下の要件をすべて満たす必要があります。
経験年数 | 当該年度において、保育士としての雇用開始から5年目の会計年度末までの者(※経過措置あり) |
---|---|
資格 | 保育士、看護師、准看護師、保健師のいずれかの資格を有し、保育業務に従事している者 |
勤務形態 | 1日6時間以上かつ月20日以上、常態的に勤務する者 |
その他 | 本人及び同居者が住宅手当等を受けていないこと、過去に他法人で本補助を受けていないこと等 |
【重要】必ずご確認ください
- この補助金は、保育士個人に直接支払われるものではなく、宿舎を借り上げる保育園等の事業者に対して支払われます。
- 制度の導入は各園の任意です。利用したい場合は、必ず勤務先(または勤務予定先)に制度を導入しているか、利用可能かを確認してください。
対象となる施設
千葉市内の以下の民間施設が対象となります(公立施設は除く)。
- 認可保育園
- 認定こども園
- 認可を受けた小規模保育事業
- 認可を受けた事業所内保育事業
- 認可を受けた家庭的保育事業
- 待機児童解消加速化プラン対象認可外保育施設
- 企業主導型保育事業
申請手続きと期間
申請は保育園等の事業者が行いますが、保育士として知っておくべき流れと期間を確認しましょう。
利用までの流れ(保育士向け)
- 勤務先への確認
就職・転職活動中、または在職中の方は、まず勤務先(希望先)の法人に本制度の利用可否を確認します。 - 利用希望の申し出
制度を利用したい旨を法人に伝えます。 - 物件探し・契約
法人のルール(自由に探す、提携不動産会社を利用するなど)に従って物件を探し、法人が契約します。 - 申請手続き
必要な書類の準備などは法人が行い、千葉市へ申請します。保育士本人が市役所へ行く必要はありません。
申請期間(事業者向け)
- 年度当初からの補助申請: 9月末日締め切り
- 年度途中からの補助申請: 補助開始月の末日締め切り
※複数年度にわたって補助を受ける場合でも、年度ごとに申請が必要です。
【併用可能】千葉市のその他の手厚い保育士支援
千葉市では、宿舎借り上げ支援以外にも保育士を支える制度が充実しています。これらを組み合わせることで、生活を強力にバックアップします。
保育士等給与改善事業
常勤の保育士などを対象に、月額最大4万円を給与に上乗せして支給する千葉市独自の取り組みです。宿舎借り上げ支援と合わせると、年間最大120万円近い支援を受けることも可能です。
この他にも、最大40万円の「就職準備金貸付」や、保育士のお子さんの保育料を支援する制度など、様々な角度から保育士の皆さんを応援しています。
まとめ
千葉市の「保育士等宿舎借り上げ支援事業」は、月額最大48,750円という手厚い家賃補助で、保育士の生活を力強くサポートする制度です。給与上乗せ制度と組み合わせることで、経済的な安心感を得ながら、保育の仕事に集中できる環境が整っています。千葉市で保育士としてのキャリアをスタート、またはステップアップさせたい方は、ぜひこの制度の活用を検討してみてください。
この記事に関するお問い合わせ先
こども未来局 幼児教育・保育部 幼保運営課
住所: 千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟8階
電話: 043-245-5729
ファックス: 043-245-5894
メール: unei.CFE@city.chiba.lg.jp