【2025年度】香川県善通寺市の住宅用太陽光発電・蓄電池補助金を徹底解説!
香川県善通寺市では、地球温暖化対策の一環として、住宅への太陽光発電システムや蓄電システムの導入を支援する補助金制度を2025年度(令和7年度)も実施します。電気代の高騰が続くなか、自家発電・自家消費による家計負担の軽減と、環境にやさしい暮らしの実現を目指す絶好の機会です。この記事では、善通寺市の補助金制度について、対象者、補助金額、申請方法、注意点などを分かりやすく解説します。
補助金制度の概要
まずは、本制度の全体像を把握しましょう。重要なポイントを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 令和7年度 住宅用太陽光発電システム等設置費補助制度 |
| 実施自治体 | 香川県善通寺市 |
| 申請受付期間 | 2025年4月1日(火) ~ 2026年1月30日(金) 17時15分【必着】 |
| 補助対象 | 住宅用太陽光発電システム、住宅用蓄電システム |
| 補助金額 | 太陽光:最大10万円、蓄電池:最大10万円 (合計最大20万円) |
| 注意点 | 工事着工前(または建売住宅購入前)の申請が必須です。予算額に達し次第、期間内でも受付終了となります。 |
| 問い合わせ先 | 善通寺市役所 環境課 (0877-63-6307) |
補助金額の詳細
補助金額は、設置するシステムによって異なります。それぞれの上限額と計算方法をしっかり確認しましょう。
1. 太陽光発電システム
太陽電池の最大出力1kWあたり25,000円が補助されます。上限は100,000円です。これは、最大出力4kW分までが補助対象となる計算です。
- 計算例:最大出力4.5kWのシステムを設置する場合
25,000円/kW × 4kW (上限) = 100,000円
2. 蓄電システム
蓄電システムの購入費用(税抜)の10分の1が補助されます。上限は100,000円です。設置工事費は対象外となる点にご注意ください。
- 計算例:税抜120万円の蓄電システムを購入する場合
1,200,000円 × 1/10 = 120,000円 → 上限額の100,000円が補助されます。
太陽光発電システムと蓄電システムを同時に設置する場合、両方の補助金を受けることが可能で、合計で最大20万円の補助となります。
補助対象者の条件
補助金を受けるためには、以下の全ての条件を満たす必要があります。
- 善通寺市内の住宅にシステムを設置する方
自ら居住する市内の住宅が対象です。事務所や店舗との併用住宅も含まれます。また、太陽光発電システム付きの建売住宅を市内に購入する方も対象です。 - 電力会社と電力受給契約を締結する方
発電した電気を電力会社に売電するための契約(またはそれに準ずる契約)を締結する必要があります。 - 市税を滞納していない方
住民税や固定資産税などの市税に未納がないことが条件です。 - 補助金の交付が初めてであること
原則として、この補助金の交付は1世帯につき1回限りです。ただし、過去に補助を受けて設置した設備の法定耐用年数が経過した場合や、新たに蓄電システムのみを設置する場合は、再度対象となることがあります。
申請手続きの流れと必要書類
申請は必ず工事着工前に行う必要があります。手続きの基本的な流れは以下の通りです。
【申請フロー】
- 交付申請(工事着工前): 必要書類を揃えて、善通寺市役所環境課の窓口に持参するか、郵送で提出します。
- 交付決定通知: 市役所で審査が行われ、問題がなければ「交付決定通知書」が届きます。
- 工事着工・設置完了: 通知書を受け取ってから、工事を開始します。
- 実績報告: 工事が完了したら、期限内(令和8年3月23日必着)に実績報告書と関連書類を提出します。
- 補助金額の確定: 実績報告の内容が審査され、補助金額が確定します。
- 補助金の請求・受領: 確定通知後、補助金交付請求書を提出し、指定の口座に補助金が振り込まれます。
主な必要書類
申請には多くの書類が必要です。善通寺市の公式サイトから最新の様式をダウンロードして準備しましょう。
- 補助金等交付申請書
- 収支予算書
- 事業計画書
- 工事請負契約書または売買契約書の写し
- システムの仕様がわかる書類(カタログ等)
- 設置場所の案内図、配置図
- 着工前の現況写真
- 市税の滞納がないことの証明書
- 承諾書(住宅の所有者が申請者と異なる場合)
- 誓約書
- 債権者登録申出書
※書類に不備があると受付が遅れる可能性があるため、提出前に入念に確認しましょう。
よくある質問(Q&A)
- Q1. 香川県の補助金と併用できますか?
- A1. はい、併用可能です。県の補助制度については、香川県環境政策課(Tel:087-832-3851)にお問い合わせください。両方の補助金を活用することで、導入コストをさらに抑えることができます。
- Q2. 申請は設置業者に代行してもらえますか?
- A2. 手続き代行者による申請も可能です。その場合、事業計画書への記入が必要となります。多くの設置業者が申請サポートを行っていますので、契約時に相談してみることをお勧めします。
- Q3. 予算がなくなったら本当に終わりですか?
- A3. はい、その通りです。公式サイトにも「予算額に達した時点で、期間終了前に受付終了となります」と明記されています。例年、申請が集中する傾向があるため、設置を検討している方は早めの準備と申請が不可欠です。
- Q4. 中古の設備は対象になりますか?
- A4. いいえ、対象となる設備は未使用品に限られます。
まとめ
善通寺市の住宅用太陽光発電・蓄電池補助金は、クリーンエネルギーの導入を考えている市民にとって非常に魅力的な制度です。最大20万円の補助は、初期費用の大きな助けとなります。重要なポイントは「工事着工前の申請」と「早めの行動」です。予算には限りがあるため、受付開始後は速やかに手続きを進めましょう。まずは設置業者に見積もりを依頼し、補助金申請の準備を始めることをお勧めします。
詳細や最新情報、申請書類のダウンロードは、必ず善通寺市の公式ウェブサイトをご確認ください。
対象者・対象事業
善通寺市内の住宅に太陽光発電システムまたは蓄電システムを設置する個人、または対象システム付きの建売住宅を購入する個人。市税の滞納がなく、電力会社と電力受給契約を締結するなどの要件を満たす方。
必要書類(詳細)
補助金等交付申請書、収支予算書、事業計画書、承諾書、債権者登録申出書、誓約書、工事請負契約書または売買契約書の写し、システムの仕様がわかる書類(カタログ等)、設置場所の案内図、着工前の現況写真、市税の滞納がないことの証明書など。詳細は公式サイトの様式一覧をご確認ください。
対象経費(詳細)
未使用の住宅用太陽光発電システムおよび蓄電システムの購入および設置にかかる費用。ただし、蓄電システムの補助額算定基準は、消費税及び地方消費税に相当する額を除いた購入費用となります。