宮崎市の特産品を活かした新商品開発を応援!「宮崎市産農林水産物活用商品開発事業補助金」とは?
宮崎市では、市内で生産された農林水産物を活用した新商品の開発や、既存商品のブラッシュアップに取り組む事業者を支援するため、最大40万円(補助率1/2)を補助する「宮崎市産農林水産物活用商品開発事業補助金」を実施しています。この制度は、宮崎の豊かな恵みを活かした魅力的な商品を創出し、地域経済の活性化を図ることを目的としています。本記事では、この補助金の概要から申請方法まで、詳しく解説します。
💡 この記事でわかること
- 補助金の対象者、金額、対象経費などの基本情報
- 販路拡大にも繋がる「宮崎市産農林水産物活用商品認定事業」との連携メリット
- 申請から補助金受給までの具体的な流れ
- 申請前に確認すべき注意点
補助金の概要(早見表)
項目 | 内容 |
---|---|
補助額 | 最大40万円 |
補助率 | 補助対象経費の1/2以内 |
公募期間 | 2025年4月1日〜 ※予算がなくなり次第終了 |
実施機関 | 宮崎市 |
対象者 | 宮崎市内の農林漁業者、6次産業化認定事業者、加工業者など(詳細は後述) |
補助金だけじゃない!「商品認定事業」で販路拡大も支援
この補助金は、宮崎市が新設した「宮崎市産農林水産物活用商品認定事業」と密接に関連しています。この認定制度は、市内で生産された農林水産物を5割以上使用するなどの要件を満たした加工品を市が認定し、販売を強力にバックアップするものです。
認定商品の主なメリット
- 販路拡大支援: 県内外のバイヤーへの商品紹介や商談会への出展支援が受けられます。
- 専門家による助言: 販路拡大アドバイザーから商品力向上のためのアドバイスを受けられます。
- 認知度向上: 市のホームページやパンフレットで商品が紹介され、認定ロゴマークを使用できます。
- 開発補助金の活用: 本記事で紹介している開発補助金を活用し、商品開発やブラッシュアップを進められます。
補助金を活用して商品を開発・改良し、さらに認定制度で販路を拡大するという、一貫したサポートを受けられるのが最大の魅力です。
あなたは対象?補助対象者の詳しい要件
補助金の対象となるのは、以下のいずれかに該当する方です。
- 六次化産業化法における総合化事業計画の認定を受けた方
- 認定農業者
- 農協、漁協、森林組合 等
- 市内の3戸以上の農林漁業者で構成された団体
- 市内の農林漁業者と3年以上の安定的な取引契約を締結している加工業者
加えて、市内に居住または主たる事業所があり、市税の滞納がないことなどが共通の要件となります。
こんな経費に使えます!補助対象経費の例
補助対象となるのは、新商品の開発や既存商品の改良にかかる以下のような経費です。
- 新商品開発経費: 原材料費、パッケージデザイン費、成分分析委託料、専門家謝金など
- 既存商品ブラッシュアップ経費: パッケージ改良費、品質向上にかかる経費、専門家への相談費用など
申請から受給までの流れ
申請は以下のステップで進みます。まずは「要望書」の提出からスタートするのが特徴です。
- Step 1: 事前相談(推奨)
申請を検討している段階で、まずは市の担当課に相談することをおすすめします。 - Step 2: 要望書の提出
市のホームページから「要望書」をダウンロードし、必要事項を記入してメールやFAXで提出します。 - Step 3: 市担当者からの説明
要望書の内容に基づき、市担当者から今後の申請手続きについて直接説明があります。 - Step 4: 申請書類の提出
事業計画書や収支予算書など、指定された申請書類一式を提出します。 - Step 5: 審査・交付決定
提出された書類に基づき審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。 - Step 6: 事業実施 → 実績報告
計画に沿って事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。 - Step 7: 補助金の交付
実績報告書の内容が確定した後、補助金が交付されます。
⚠️ 申請前の注意点
- 公募期間中であっても、予算の上限に達し次第、受付は終了となります。早めの行動が鍵です。
- 申請にあたっては、市税の滞納がないこと、暴力団関係者でないことなどの要件を満たす必要があります。
まとめ:宮崎の恵みを全国へ!このチャンスを活かして新商品を開発しよう
「宮崎市産農林水産物活用商品開発事業補助金」は、資金的な支援だけでなく、市の認定制度と連携することで販路拡大まで見据えた強力なサポートが受けられる、非常に魅力的な制度です。宮崎市の豊かな農林水産物を活かした新商品でビジネスを拡大したいとお考えの事業者の皆様は、ぜひこの機会の活用をご検討ください。
まずは公式サイトで詳細を確認し、市の担当窓口へ相談することから始めてみましょう。