山口市中心商店街で事業を営む中小企業者・個人事業主の皆様へ朗報です。新たな顧客層の開拓や売上向上を目指す取り組みを強力に後押しする「山口市稼ぐ力向上支援補助金」が公募されています。この制度を活用すれば、最大50万円(補助率1/2)の支援を受けながら、デジタル化の推進、ウェブサイトの構築、店舗の改善などが可能です。この記事では、補助金の概要から申請方法まで、専門家が分かりやすく徹底解説します。
山口市稼ぐ力向上支援補助金とは?
本補助金は、山口市中心商店街の活性化を目的とし、地域や大学との連携、デジタル技術の活用、情報発信力の強化など、商店街全体の「稼ぐ力」を高める取り組みを支援する制度です。新しい顧客の獲得や商店街の回遊性向上を目指す意欲的な事業者をサポートします。
制度概要(早見表)
補助額 | 最大50万円 |
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補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
申請期間 | 2025年7月1日~ ※予算がなくなり次第終了 |
対象者 | 山口市中心商店街の指定区域に出店する中小企業者・個人事業主 |
実施機関 | 山口市 |
こんな取り組みに活用できます!対象事業例
この補助金は、幅広い事業に活用できるのが大きな魅力です。以下のような取り組みを検討している事業者は、ぜひ活用をご検討ください。
- 新たなサービス創出: 近隣店舗や大学、地域団体と連携した新商品・新サービスの開発。
- デジタル化推進: キャッシュレス決済端末、セルフオーダーシステム、顧客管理システム等の導入。
- 情報発信力強化: 集客力のある公式ウェブサイトやECサイトの新規構築。
- 専門家活用: 経営コンサルタントやIT専門家を招き、経営戦略や販売戦略を策定。
- 店舗改善: 上記コンサルティング計画に基づいた店舗の改装や設備導入(※開店後3年経過した店舗限定)。
補助対象となる方(申請要件)
補助金を利用するには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 中小企業者であること: 中小企業基本法に定められた中小企業者、特定非営利活動法人などが対象です。
- 指定区域内の店舗であること: 山口市中心商店街区域のうち、県道山口秋穂線または市道道祖町旭通り一丁目線に出入口が接している店舗であること。
- 商店街組織に加入していること: 山口市商店街連合会に加盟する商店街組織の組合員であること。
- 市税の滞納がないこと。
⚠️ 注意点
国、県、市など他の公的機関から補助金を受けている経費は、この補助金の対象外となります。また、同一年度内にこの補助金を受けられるのは1回限りです。
補助対象となる経費
補助対象となる経費は以下の通りです。事業の実施に必要不可欠な経費が幅広く認められています。
経費区分 | 具体例 |
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報償費 | 外部専門家への相談料、コンサルティング料など |
広報宣伝費 | ウェブサイト構築費、PR動画制作費、広告掲載料など |
委託料 | 事業実施に係る業務の外部委託費用 |
工事費 | 店舗の改修工事費、設備の導入・設置費用など |
備品購入費 | 事業に必要な機器やソフトウェアの購入費用 |
※その他、旅費、消耗品費、役務費、使用料及び賃借料なども対象となります。
※恒常的な人件費・運営費、飲食・接待費、金券類の発行費などは対象外です。
申請から受給までの流れ
申請手続きは以下のステップで進みます。計画的に準備を進めましょう。
申請書類の準備・提出
事業計画書や見積書など、必要な書類を揃えて山口市へ提出します。工事を伴う場合は着工前の写真も必要です。
審査・交付決定
市が申請内容を審査し、適当と認められれば「交付決定通知書」が届きます。事業の開始は必ずこの通知書を受け取ってからにしてください。
事業の実施
交付決定の内容に従って事業を実施します。事業期間は交付決定日から当該年度の2月末日までです。
実績報告
事業が完了したら、完了日から30日以内または当該年度の3月15日のいずれか早い日までに実績報告書を提出します。
補助金額の確定・請求・受給
実績報告書の審査後、補助金額の確定通知が届きます。その後、請求書を提出し、約30日以内に補助金が振り込まれます。
まとめ
「山口市稼ぐ力向上支援補助金」は、中心商店街の事業者が新たな一歩を踏み出すための強力な味方です。デジタル化や情報発信、店舗改善など、自店の課題解決や成長戦略に合わせて柔軟に活用できます。申請要件を確認し、この機会を最大限に活かして事業の発展を目指しましょう。
お問い合わせ・公式情報
制度の詳細や申請書類については、必ず公式サイトをご確認ください。
山口市商工振興部中心市街地活性化推進室
電話番号: 083-934-2923