【2025年度】山形県元気な農村づくりスタートアップ支援事業|上限25万円で地域の新たな挑戦を応援

山形県内で農業の活性化や農村の維持・発展を目指す集落や組織の皆様へ朗報です。令和7年度(2025年度)「山形県元気な農村づくりスタートアップ支援事業」の公募が開始されました。この事業は、地域の将来像を実現するための新たな取組みの第一歩を支援するもので、最大25万円の補助金が交付されます。

この記事では、補助金の概要、対象者、申請方法などを分かりやすく解説します。地域を元気にするアイデアをお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

事業概要まとめ表

項目 内容
補助金額 上限250,000円
補助率 対象経費の実支出額(10/10以内)
募集期間 随時募集 ※予算がなくなり次第終了
対象者 行動計画を持つ中山間地域等の集落・組織
実施主体 山形県
公式サイト 山形県庁公式サイト

1. 事業の目的

この事業は、地域住民の話し合いによって策定された「行動計画」の実現を後押しすることを目的としています。農業生産活動の維持・発展に向けた新たな取組みの立ち上げ(試行)にかかる経費を補助することで、元気な農村づくりを支援します。

2. 応募資格(対象者)

本事業に応募できるのは、以下の要件をすべて満たす集落・組織です。

  • 行動計画の策定:地域の合意に基づき策定された行動計画(集落戦略、指定棚田地域振興活動計画、地域計画など)があること。
  • 所在地:中山間地域等に活動拠点があること。
  • 組織要件:
    • 事業を完遂でき、将来も継続的な活動が見込まれること。
    • 代表者や規約が定められていること。
    • 会計経理が明確であること。
  • 過去の受給歴:過去に本事業や類似の支援事業で、同じ取組みを実施していないこと。

3. 補助対象となる事業

補助の対象となるのは、以下の両方を満たす事業です。ただし、施設整備や単なる物品購入のみの事業は対象外です。

  1. 行動計画に掲げた将来像の実現に向けた新たな取組みであること。
  2. 農業生産活動等の維持・発展に向けた取組みであること。

【活用例】

  • 🍇 特産品開発・販売:ブドウの農業体験受入、ワイン醸造、独自ブランドワインの試作・販売
  • 🌾 耕作放棄地活用:田植えや稲刈り体験イベントを通じて、耕作放棄地を再生・有効活用
  • 🏡 都市農村交流:古民家の修復や収穫体験イベントを企画し、都市住民との交流を促進

4. 補助対象経費

事業の目標達成に必要な以下の経費が対象となります。

区分 内容
旅費 事業実施や講師招聘に必要な交通費等
報償費 講師等への謝礼金
需用費 燃料費、印刷製本費、修繕費、消耗品費など
役務費 通信運搬費、手数料など
使用料及び賃借料 会場、農地、物品等のレンタル料
物品購入費 5万円未満の資材・機材の購入費
委託料 研究、開発等の委託費
その他 知事が必要と認める経費

5. 補助額と補助率

  • 補助金額:対象経費の実支出額の合計、または250,000円のいずれか低い額(千円未満切り捨て)。
  • 複数年実施:取組み内容によっては、最長3年間の事業実施も可能です。その場合も、複数年の合計補助額の上限は25万円となります。※2年目以降の補助は予算の範囲内で行われるため、保証されるものではありません。

6. 申請方法と流れ

申請は以下のステップで進みます。必ず事前に相談窓口へ連絡してください。

  1. 事前相談:まず、お住まいの地域を管轄する総合支庁の農村計画課、または県庁農村計画課へ事業内容について相談します。
  2. 書類作成:「事業実施計画書(別記様式第1号)」および「事業実施計画書提出文書(別記様式第2号)」を作成します。様式は山形県公式サイトからダウンロードできます。
  3. 書類提出:作成した書類を、活動拠点が所在する市町村の担当窓口へ提出します。
  4. 審査・承認:市町村から県へ書類が提出され、県が審査を行います。審査結果は応募者と市町村へ通知されます。
  5. 交付申請:事業計画が承認された後、補助金の交付申請手続きを行います。

7. 相談窓口・受付先

事業に関するご相談は、以下の窓口で受け付けています。

  • 村山総合支庁 農村計画課:023-621-8159
  • 最上総合支庁 農村計画課:0233-29-1339
  • 置賜総合支庁 農村計画課:0238-26-6056
  • 庄内総合支庁 農村計画課:0235-66-5549
  • 山形県庁 農村計画課:023-630-2948

まとめ

「山形県元気な農村づくりスタートアップ支援事業」は、地域の未来を自分たちの手で創り出すための、力強い第一歩をサポートする制度です。補助金を活用して、アイデアを形にしてみませんか?

募集は随時行われていますが、予算には限りがあります。関心のある方は、お早めに最寄りの相談窓口へお問い合わせください。