岩手県矢巾町にお住まいの方に朗報です!ご自宅の断熱性能を高めるリフォームに対して、最大100万円が補助される「既設住宅断熱改修補助事業」が実施されます。冬は暖かく、夏は涼しい快適な住まいを実現し、光熱費の削減にも繋がる絶好の機会です。この記事では、補助金の詳細や申請方法を分かりやすく解説します。
矢巾町「既設住宅断熱改修補助事業」の概要
この補助金は、矢巾町が地球温暖化対策の一環として、既存住宅の省エネ性能を向上させるための断熱改修を支援する制度です。高性能な建材(窓・断熱材・玄関ドア)の導入費用の一部が補助されます。
項目 | 内容 |
---|---|
補助金額 | 補助対象経費の3分の1、上限100万円 (うち玄関ドアは上限5万円) |
申請期間(令和7年度分) | 2025年4月1日(火)~ 2026年3月31日(火) |
工事完了・報告期限 | 2026年2月27日(金)まで |
対象者 | 矢巾町内の既存住宅に自ら居住する個人(詳細は後述) |
対象工事 | 高性能な窓・ガラス、断熱材、玄関ドアへの改修 |
注意点 | 予算の範囲内で先着順。申請前に事前相談推奨。 |
あなたは対象?補助対象者の詳細チェックリスト
補助金を利用するには、以下のすべての条件を満たす必要があります。
- ✔個人が所有し、自ら居住する(改修後の居住予定も含む)矢巾町内の既存住宅であること。
- ✔町税を滞納していないこと。
- ✔国、県、または町から同種の補助金を受けていない(受ける予定がない)こと。
- ✔暴力団関係者でないこと。
どんな工事が対象?補助要件を解説
補助の対象となるには、工事内容にもいくつかの要件があります。特に重要なポイントをまとめました。
1. 製品の性能基準
導入する製品は、環境省の「ZEH化等支援事業」で定められた基準を満たす必要があります。詳細は公式サイトの製品一覧で確認してください。
2. 改修範囲の要件
改修は居間や主たる居室を中心に行う必要があります。居間を含まない改修は対象外となるため注意が必要です。また、原則として改修する居室の外気に接する部分(壁・窓など)はすべて施工する必要があります。
【重要】契約・着工のタイミング
工事の契約や着工は、原則として町からの「交付決定通知」を受け取った後に行う必要があります。通知前に契約・着工してしまうと補助対象外になる可能性があるため、絶対に守ってください。
※令和7年度分は、2025年4月1日以降に契約したものが対象です。
申請から受給までの5ステップ
補助金を受け取るまでの大まかな流れは以下の通りです。スムーズに進めるために、事前に全体像を把握しておきましょう。
- Step 1: 事前相談・準備
まずは町民環境課に相談し、要件を確認します。その後、施工業者に見積もりを依頼し、必要書類の準備を始めます。 - Step 2: 交付申請
必要書類を揃え、矢巾町役場の窓口に直接提出するか、郵送します。 - Step 3: 交付決定・工事契約
町から「交付決定通知書」が届きます。この通知を受け取った後に、施工業者と正式に契約し、工事を開始します。 - Step 4: 工事完了・実績報告
工事が完了し、支払いも済ませたら、実績報告書と関連書類を2026年2月27日(金)までに提出します。 - Step 5: 補助金受給
提出書類の審査後、補助金額が確定し、指定の口座に振り込まれます。
申請に必要な書類一覧
申請時と工事完了後で必要な書類が異なります。漏れがないようにしっかり準備しましょう。
交付申請時に必要な書類
- 交付申請書
- 見積書および内訳書の写し
- 設置箇所および家屋の見取図
- 設備のカタログ、パンフレットの写し
- 町税の滞納がないことがわかる証明書
- 申請者の住民票の写し(場合による)
- 不動産登記事項証明書(場合による)
- 委任状(代理申請の場合)
実績報告時に必要な書類
- 実績報告書
- 請求書
- 設置工事に係る契約書の写し
- 領収書および内訳書の写し
- 保証書の写し
- 施工前後の住宅の状況がわかるカラー写真
※様式は矢巾町の公式ウェブサイトからダウンロードできます。
まとめ:賢く補助金を活用して快適な住まいへ
矢巾町の「既設住宅断熱改修補助事業」は、住宅の快適性と省エネ性能を大幅に向上させる大きなチャンスです。補助額も最大100万円と手厚い内容ですが、申請は先着順のため、早めの準備が成功のカギとなります。
まずはご自宅が対象になるか、どのような工事が可能か、町の担当窓口に相談することから始めてみましょう。
お問い合わせ先
矢巾町役場 町民環境課 環境係
〒028-3692 岩手県紫波郡矢巾町大字南矢幅第13地割123番地
電話番号: 019-611-2501