帯広市で介護職としてキャリアアップを目指すあなたへ朗報です!市内の介護サービス事業所で働く介護職員を対象に、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」の受講料を最大5万円補助する「帯広市介護人材育成支援事業補助金」が実施されています。この記事では、制度の概要から対象者、申請方法まで、どこよりも分かりやすく解説します。
帯広市介護人材育成支援事業補助金の概要
本補助金は、帯広市内の介護現場で働く方々のスキルアップとキャリア形成を経済的に支援し、介護人材の確保・定着を図ることを目的としています。まずは制度の全体像を把握しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助金名 | 帯広市介護人材育成支援事業補助金 |
| 実施自治体 | 北海道 帯広市 |
| 補助額 | 補助対象経費の1/2、上限5万円(各研修あたり) |
| 対象研修 | 介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修 |
| 対象者 | 帯広市内の介護サービス事業所に勤務する介護職員(詳細は後述) |
| 申請期間 | 研修修了日から1年以内(※研修修了日が令和7年4月1日以降であること) |
| 問い合わせ先 | 帯広市 市民福祉部福祉支援室介護高齢福祉課(電話: 0155-65-4150) |
補助の対象となる研修
この補助金の対象となるのは、介護職のキャリアパスにおける重要なステップとなる以下の2つの研修です。
- 介護職員初任者研修
介護の仕事の基本的な知識や技術を学ぶ、介護職の入門的な資格です。未経験から介護の世界に飛び込む方にとって最初の目標となります。 - 介護福祉士実務者研修
より専門的な介護の知識と技術を習得するための研修です。国家資格である「介護福祉士」の受験資格を得るために必須となります。
両方の研修を受けた場合、それぞれで補助金の対象となり、最大10万円(5万円×2)の補助を受けることも可能です。これはキャリアアップを目指す方にとって大きなメリットです。
誰が対象?補助対象者の詳細条件
補助金を受けるためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。ご自身が該当するか、しっかり確認しましょう。
- ✅ 帯広市内の介護サービス事業所等で介護職員として勤務していること
※本社の所在地が市外でも、勤務地が帯広市内であれば対象です。 - ✅ 介護サービス事業者に直接雇用されていること
※派遣職員の方は対象外となります。 - ✅ 都道府県知事の指定を受けた事業者が実施した研修を受講し修了していること
- ✅ 研修の修了日が令和7年(2025年)4月1日以降で、修了日から1年以内であること
- ✅ 研修修了者本人が、受講料等の全額または一部を負担していること
重要なポイントとして、帯広市民でなくても、帯広市内の事業所で働いていれば対象となります。
補助金額と対象経費について
補助金額
補助金額は、補助対象経費の2分の1で、上限は5万円です(千円未満は切り捨て)。
【計算例】
受講料とテキスト代の合計が12万円だった場合:
120,000円 × 1/2 = 60,000円
上限が5万円のため、補助額は 50,000円 となります。
受講料とテキスト代の合計が8万円だった場合:
80,000円 × 1/2 = 40,000円
補助額は 40,000円 となります。
補助対象経費
補助の対象となるのは、研修実施機関に直接支払った以下の費用です。
- 受講料
- テキスト代
- 実習代
注意点として、補講にかかる費用などは対象外となりますのでご注意ください。
申請の流れと必要書類
補助金を受け取るまでの流れは以下の通りです。申請は研修を修了し、費用を支払った後に行います。
- 研修の受講・修了
対象となる研修を受講し、修了証明書を受け取ります。 - 受講料の支払い
研修機関に受講料等を支払い、領収書を受け取ります。 - 申請書類の準備
帯広市のウェブサイトから申請様式をダウンロードし、必要事項を記入します。勤務先には「雇用証明書」の作成を依頼しましょう。 - 申請書類の提出
必要書類を揃えて、帯広市役所の介護高齢福祉課に提出します。提出は研修修了日から1年以内です。 - 審査・交付決定・振込
市で書類が審査され、交付が決定されると通知が届き、指定の口座に補助金が振り込まれます。
主な必要書類
- □ 様式第1号(補助金交付申請書)
- □ 様式第2号(雇用証明書)
- □ 研修の修了証明書の写し
- □ 受講料等の領収書の写し
- □ その他、市が必要と認める書類
申請様式や記載例は、帯広市の公式ウェブサイトからダウンロードできます。事前に確認し、不備のないように準備を進めましょう。
まとめ
「帯広市介護人材育成支援事業補助金」は、帯広市で介護職として働く方々のスキルアップを力強く後押しする制度です。介護の専門性を高め、キャリアを築いていくための絶好の機会と言えるでしょう。対象となる方は、ぜひこの制度を活用して、ご自身の成長に繋げてください。
ご不明な点があれば、帯広市役所の介護高齢福祉課へ直接問い合わせることをお勧めします。あなたのチャレンジを応援しています!
対象者・対象事業
帯広市内の介護サービス事業所等で介護職員として勤務し、直接雇用されている者など、所定の要件を全て満たす個人
必要書類(詳細)
様式第1号(補助金交付申請書)、様式第2号(雇用証明書)、研修の修了証明書の写し、受講料等の領収書の写しなど、補助金交付要綱で定められた書類。
対象経費(詳細)
研修実施機関に直接支払いをした受講料、テキスト代、実習代(※補講等に係る費用は除く)