札幌市で電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)の購入を検討している方に朗報です!札幌市では、環境に優しいゼロエミッション自動車の普及を促進するため、「札幌市ゼロエミッション自動車購入等補助制度」を実施しています。この制度を活用すれば、車両や関連設備の購入費用の一部が補助され、お得に次世代自動車を導入できます。この記事では、2025年度(令和7年度)の補助金制度について、対象者、補助額、申請方法などを分かりやすく徹底解説します。
札幌市ゼロエミッション自動車購入等補助制度とは?
本制度は、札幌市が脱炭素社会の実現を目指し、走行中に二酸化炭素を排出しない電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)への乗り換えを促進するための補助金です。車両本体だけでなく、V2H充電設備や集合住宅向けの基礎充電設備の設置も対象となっており、環境負荷の低減に貢献する市民や事業者を支援します。
制度の概要(令和7年度)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助対象 | 電気自動車(EV)、軽電気自動車(軽EV)、燃料電池自動車(FCV)、V2H充電設備、基礎充電設備(集合住宅) |
| 補助額 | 最大75万円(FCVで上乗せ条件適用時) |
| 募集期間 | 令和7年4月21日 ~ 令和8年2月28日(必着) |
| 対象者 | 札幌市民、市内事業者、リース事業者など |
| 申請方法 | 郵送(郵便局留め) |
| 注意点 | 申請は先着順。予算額に達し次第、受付終了。 |
補助対象と補助額の詳細
補助対象となる車両や設備、それぞれの補助額は以下の通りです。特定の条件を満たすことで、補助額が1.5倍になるお得な上乗せ措置もあります。
補助対象ごとの補助額
| 補助対象 | 補助金額 |
|---|---|
| 電気自動車 (EV) | 定額 10万円 |
| 軽電気自動車 (軽EV) | 定額 5万円 |
| 燃料電池自動車 (FCV) | 定額 50万円 |
| V2H充電設備 | 本体購入価格(税抜)の3分の1、上限15万円/台 |
| 基礎充電設備 (集合住宅) | (他補助金との差額)×2分の1、上限15万円/基(最大5基まで) |
💡【注目】補助額が1.5倍になる上乗せ条件!
以下のいずれかの条件を満たす場合、車両本体の補助額が1.5倍になります!
- 13年超の旧年式車を廃車にして乗り換える場合
- EV/FCVとV2H充電設備を同時に申請する場合
- 札幌市認定の「再エネ100%電力プラン」を契約する場合
例えば、FCV購入時にいずれかの条件を満たすと、補助額は 50万円 × 1.5 = 75万円 にアップします!
補助対象者の主な要件
補助金を受け取るためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 札幌市民(個人事業主含む)、国等を除く法人、またはこれらの者へ貸渡すリース事業者であること。
- 札幌市税を滞納していないこと。
- (事業者の場合)申請時点で札幌市内で原則1年以上事業を経営していること。
- 補助対象の車両・設備を規定の期間(車両4年、設備5年)を超えて使用すること。
- 暴力団員等でないこと。
申請から補助金交付までの流れ
申請手続きは大きく分けて4つのステップで進みます。書類の提出期限が定められているため、計画的に進めましょう。
- 1交付申請書の提出
必要書類を揃え、受付窓口へ郵送します。(令和8年2月28日 必着) - 2交付決定通知の受領
市による審査後、交付決定通知書が送付されます。 - 3実績報告書の提出
車両の登録や設備の設置完了後、実績報告書と添付書類を郵送します。(令和8年3月23日 必着) - 4補助金の振込
市による最終審査後、補助金交付額確定通知書が届き、指定口座に補助金が振り込まれます。
⚠️ 申請時の重要注意点
- 先着順受付:申請額が予算に達した時点で受付終了となります。早めの申請がおすすめです。
- 郵送のみ:申請書類の送付先は「郵便局留め」のため、日本郵便以外の発送サービスは利用できません。
- 対象外車両:電気自動車(EV)でも、値引き後の車両本体価格が税抜840万円以上の高額車両は補助対象外です(バス・トラックを除く)。
- 必要書類:申請者(個人/法人/リース)や対象(車両/設備)によって必要書類が異なります。公式サイトで最新の様式と必要書類リストを必ず確認してください。
まとめと問い合わせ先
札幌市の「ゼロエミッション自動車購入等補助制度」は、環境に配慮したカーライフを始める絶好の機会です。特に、旧年式車からの乗り換えや再エネ電力の契約といった上乗せ条件を活用することで、より大きな経済的メリットが得られます。申請は先着順で、毎年人気のある制度のため、購入を検討している方は早めに準備を進めましょう。
対象者・対象事業
札幌市内に在住する個人(個人事業主を含む)、市内に事業所を有する法人、またはこれらの者に補助対象自動車等を貸渡すリース事業者
必要書類(詳細)
【共通】交付申請書、見積書、本人確認書類(住民票、運転免許証等)、市税の納税証明書など。【法人/個人事業主】現在事項全部証明書、開業届の写しなど。【車両購入】契約書、領収書、自動車検査証の写しなど。【設備設置】写真、保証書、設置場所の見取図など。詳細は公式サイトで要確認。
対象経費(詳細)
ゼロエミッション自動車(新車の電気自動車、燃料電池自動車)の車両本体購入費。V2H充電設備の本体購入費および設置工事費。基礎充電設備(集合住宅等)の本体購入費および設置工事費。
対象者・対象事業
札幌市内に在住する個人(個人事業主を含む)、市内に事業所を有する法人、またはこれらの者に補助対象自動車等を貸渡すリース事業者