東京都の観光事業者様必見!最大200万円のデジタル化支援
東京都および東京観光財団は、都内の観光関連事業者が直面する人手不足や業務効率化といった課題を解決するため、「観光関連事業者デジタルシフト応援事業補助金」を実施します。この制度は、宿泊業、飲食業、旅行業などを営む中小企業や個人事業主が、初歩的なデジタルツールを導入する際の経費を支援するものです。本記事では、この補助金の詳細と申請方法を分かりやすく解説します。
補助金の概要が一目でわかる!基本情報テーブル
補助金名 | 観光関連事業者デジタルシフト応援事業補助金(令和7年度) |
実施機関 | 東京都 / 公益財団法人東京観光財団 |
対象者 | 都内で観光関連事業(宿泊、飲食、小売、旅行業など)を営む中小企業・個人事業主 |
補助上限額 | 最大200万円 |
補助率 | 原則 2/3以内 ※賃金引上げ計画達成で 3/4以内 に拡充 |
募集期間 | 令和7年4月1日(火) ~ 令和8年3月31日(火) |
注意点 | 期間内でも予算額に達し次第、受付を終了します。 |
この補助金の3つの重要ポイント
- 幅広いデジタルツールが対象: 予約管理システム、自動チェックイン機、多言語翻訳ツールなど、旅行者受け入れに関する様々な初歩的デジタルツールが対象です。
- 賃上げで補助率アップ: 従業員の賃金引上げ計画を策定・達成することで、補助率が2/3から3/4に引き上げられ、より有利に制度を活用できます。
- 選べる申請方法: 従来の郵送申請に加え、国が運営する電子申請システム「Jグランツ」にも対応。自社に合った方法で申請が可能です。
補助対象となる事業者と事業内容
1. 補助対象事業者
本補助金の対象は、東京都内で宿泊業、飲食業、小売業、旅行業などを営む観光関連事業者で、中小企業基本法に定める中小企業者または個人事業主に限られます。大企業が実質的に経営に参画している場合は対象外となりますのでご注意ください。
2. 補助対象事業(経費)
旅行者受け入れにおける人手不足などの課題解決を目的として、新たに導入する初歩的なデジタルツールの購入費や関連するクラウドサービス利用料などが対象です。
【補助対象となるデジタルツールの想定例】
- 宿泊予約サイト一元管理システム、顧客管理システム
- 自動チェックイン・チェックアウト(自動精算)システム
- 客室等の施錠管理システム
- 旅行者向け混雑状況可視化システム
- オンライン予約・決済システム
- 多言語チャットボット・翻訳ツール
- 行程表・見積書作成システム
- 受付・案内・掃除・運搬等を自動で行う業務用ロボット(宿泊業限定)
※注意点※
・システムに基づかない単なる機器(PC、タブレット等)の導入は対象外です。
・ターゲットが近隣住民など、旅行者でない一般消費者向けの取り組みは対象外です。
申請方法と手続きの流れ
申請は「郵送」または「電子申請(Jグランツ)」のいずれかの方法で行います。それぞれで様式や締切時刻が異なるため、ご注意ください。
申請のステップ
- 必要書類の準備:公式サイトから募集要領や申請様式をダウンロードし、事業計画書などを作成します。
- 申請手続き:郵送またはJグランツで申請期間内に提出します。
- 審査・交付決定:申請内容が審査され、採択されると交付決定通知が届きます。
- 事業実施:交付決定後にデジタルツールの導入などを開始します。
- 実績報告:事業完了後、実績報告書と経費の証拠書類を提出します。
- 補助金の交付:報告書の内容が確定した後、補助金が支払われます。
① 郵送による申請
期限:令和8年3月31日(火) 【当日消印有効】
方法:必要書類一式を、簡易書留など追跡可能な方法で下記宛先に郵送します。
宛先:
〒163-0915
東京都新宿区西新宿二丁目3番1号 新宿モノリス15階
公益財団法人 東京観光財団 観光産業振興部 観光産業振興課
観光関連事業者デジタルシフト応援事業 担当 宛
② 電子申請(Jグランツ)
期限:令和8年3月31日(火) 17時00分まで
方法:Jグランツの申請ページから手続きを行います。
注意:申請には「GビズIDプライムアカウント」が必須です。アカウント発行には通常2~3週間かかるため、早めに取得手続きを行ってください。
公式サイト・お問い合わせ先
申請様式のダウンロードや、より詳細な情報については、必ず公式サイトをご確認ください。ご不明な点は、下記の問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ先
■事業全般について
東京都産業労働局観光部受入環境課
電話:03-5320-4802
■申請方法等について
(公財)東京観光財団 観光産業振興部 観光産業振興課
電話:03-5579-8873
(受付時間:9時~17時 ※土日祝日・年末年始を除く)