【2025年度版】松戸市の事業者向け!省エネ設備導入で最大110万円の補助金

千葉県松戸市では、市内の事業者が省エネルギー設備等を導入する際の費用の一部を補助する「事業用省エネルギー設備等導入促進事業費補助金」を実施しています。この制度は、事業活動におけるエネルギーコストの削減と、市のゼロカーボンシティ実現に向けた取り組みを支援するものです。この記事では、補助金の対象事業、補助金額、申請方法などを詳しく解説します。

この補助金のポイント

  • 対象者: 松戸市内で事業を営む事業者(市税の滞納がないこと等の要件あり)
  • 補助額: ZEBの購入・改修で最大110万円、その他設備導入でも最大44万円など
  • 申請期間: 2025年4月1日(火)から2026年2月27日(金)まで
  • 特徴: 省エネ診断から設備改修、電気自動車(EV)や充電設備の導入まで幅広く支援
  • 注意点: 申請は先着順で、予算がなくなり次第終了となります。

補助対象となる事業者

この補助金の対象となるのは、以下の要件をすべて満たす事業者です。

  • 松戸市内で事業を営んでいること。
  • 市税を滞納していないこと。
  • まつどSDGsキャラバンメンバーシップ制度において、特定のゴールを宣言していること(リース事業者を除く)。
  • 暴力団員等でないこと。
  • 共有者がいる場合は、全ての共有者の間で同意が取れていること。

重要:「まつどSDGsキャラバンメンバーシップ制度」への登録が前提条件となります。未登録の事業者は、まずこちらの制度への登録手続きを行ってください。

補助対象事業と補助金額一覧

補助対象となる事業は多岐にわたります。主な事業内容と補助上限額は以下の通りです。

補助対象事業 補助上限額 主な補助対象経費
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の購入、改修 110万円 建築・改修費、高性能建材、空調、換気、照明、BEMS装置、蓄電システム等の設置費用および工事費
省エネルギー診断による設備改修等 44万円 空調、換気、照明、給湯等の機器、BEMS、再生可能エネルギーシステム、蓄電システム等の購入費および工事費
急速充電設備の導入 40万円 設備本体の購入費、設備の設置工事費
普通充電設備の導入 10万円 設備本体の購入費、設備の設置工事費
燃料電池自動車の導入 5万円 燃料電池自動車本体の購入費
電気自動車の導入 3万円 電気自動車本体の購入費
省エネルギー診断の受診 2.1万円 省エネルギー診断の受診に要する費用
電動バイク等の導入 2万円 電動バイク本体の購入費

※詳細な要件や対象経費については、必ず松戸市の公式ホームページで公開されているパンフレットや交付要綱をご確認ください。

申請手続きについて

申請は計画的に進めることが重要です。期間や方法、必要書類をしっかり確認しましょう。

申請期間

2025年4月1日(火)から 2026年2月27日(金)まで

【重要】申請は受付順で、市の予算上限に達した時点で受付終了となります。特に人気の補助事業は早期に締め切られる可能性があるため、早めの準備と申請をおすすめします。

申請方法

以下のいずれかの方法で申請が可能です。

  • 持ち込み: 松戸市役所 新館6階 環境政策課へ直接提出。
  • 郵送: 追跡可能な書留等での送付を推奨(締切日必着)。
  • メール: 指定のメールアドレスへ送付。件名やファイル容量(5MB未満)に規定があるため注意が必要です。

申請書類に不備や不足がない状態で受け付けられます。不備があった場合は、修正後に再提出した日時が受付日時となるため、提出前に入念なチェックを行いましょう。

申請に必要な書類

申請には以下の書類が必要です。公式サイトから最新の様式をダウンロードして使用してください。

  1. 申請書兼請求書(第1号様式)
  2. 補助対象設備の概要(第1号様式別紙1)
  3. 【リースの場合】貸与料金の算定根拠明細書(第1号様式別紙2)
  4. 見積書の写し
  5. 補助対象設備の仕様や規格がわかる書類(カタログの写し等)
  6. 設置予定場所の案内図及び現況写真
  7. 市税の滞納がないことの証明書
  8. その他、事業内容に応じて市が求める書類

※上記は主な書類です。詳細は必ず公式パンフレットで確認してください。

まとめ

松戸市の「事業用省エネルギー設備等導入促進事業費補助金」は、エネルギーコストの高騰に悩む事業者や、環境経営(SDGs)を推進したい事業者にとって非常に魅力的な制度です。ZEB化のような大規模な改修から、省エネ診断の受診といった第一歩まで、幅広いニーズに対応しています。

申請は先着順であり、予算が限られています。補助金の活用を検討している事業者の皆様は、まずは公式サイトで詳細を確認し、早めに準備を開始することをお勧めします。この機会に省エネ設備を導入し、コスト削減と環境貢献を両立させましょう。