【令和7年度】苫小牧市自主防災組織活動助成金のご案内

北海道苫小牧市では、「自分たちの地域は自分たちで守る」という自主防災の理念に基づき活動する町内会を支援するため、「自主防災組織活動助成金」を設けています。この制度は、防災訓練や防災資機材の整備など、地域の防災力を高めるための活動経費の一部を助成するものです。この記事では、令和7年度の助成金について、対象者、申請方法、対象経費などを分かりやすく解説します。

助成金の概要

まずは助成金の基本的な情報を表で確認しましょう。

対象となる活動・経費

この助成金は、自主防災組織が行う以下のような活動や、それに伴う経費が対象となります。

対象活動の例

• 防災訓練の実施: 初期消火訓練、避難訓練、炊き出し訓練など
• 防災知識の普及・啓発: 防災マップの作成・配布、防災講習会の開催
• 地域の安全点検: 危険箇所の点検やマップ化
• 災害時要援護者の支援体制づくり: 安否確認訓練や名簿の整備

対象経費の例

• 備品購入費: 消火器、ヘルメット、救急箱、非常食、保存水、発電機など
• 消耗品費: 訓練用の資材、印刷物、文房具など
• 謝礼金: 研修会や訓練で招いた講師への謝礼
• 印刷製本費: 防災マップや啓発チラシの印刷費用

申請手続きの流れ

申請から助成金交付までの一般的な流れは以下の通りです。

1. 1申請書類の準備
   市のホームページから申請様式をダウンロードし、事業計画書や収支予算書などを作成します。
2. 2市役所へ提出
   準備した書類を、苫小牧市役所の危機管理室へ持参または郵送で提出します。
3. 3審査・交付決定
   市が申請内容を審査し、助成金の交付が決定されると通知が届きます。
4. 4事業の実施
   交付決定後、計画に沿って防災活動を実施します。
5. 5実績報告
   事業完了後、指定された期日までに実績報告書と領収書などの証拠書類を提出します。
6. 6助成金の交付
   実績報告書の内容が確認された後、指定の口座に助成金が振り込まれます。

まとめ

苫小牧市自主防災組織活動助成金は、地域の防災力を向上させるための貴重な支援制度です。苫小牧市では、令和6年時点で自主防災組織の世帯カバー率が9割を超えるなど、市民の防災意識が非常に高い地域です。この助成金を活用し、訓練や備蓄を充実させることで、いざという時の被害を最小限に抑えることができます。ぜひ、あなたの町内会でもこの制度の活用をご検討ください。