福知山市の小規模事業者必見!設備投資の金利を最大10万円サポート
京都府福知山市で事業を営む小規模事業者の皆様へ朗報です。新たな設備導入や事業拡大を金融機関からの借入で検討している場合、その支払利息の一部を福知山市が補給してくれる「令和7年度 福知山市設備強化利子補給金(通称:マル6)」が開始されました。この記事では、制度の概要から対象者の詳細、申請方法までを分かりやすく解説します。
✅ この制度のポイント ✅
設備投資のための融資に対し、
半年間(6回分)の支払利息を最大10万円まで補給!
制度の概要(早見表)
まずは、制度の全体像を把握しましょう。主要な項目を一覧表にまとめました。
制度名 | 令和7年度 福知山市設備強化利子補給金(略称 マル6) |
実施機関 | 福知山市 産業課 |
対象者 | 福知山市内の小規模事業者 |
補給額 | 上限10万円(初回から6回目までの支払利息全額) |
対象融資額 | 200万円以上 1,250万円以下 |
申込期間 | 令和7年4月10日(木)~ 令和8年3月31日(火) |
申込タイミング | 融資締結後、30日以内に金融機関を通して申込 |
誰が対象?申請できる事業者の条件
この利子補給金を利用するには、以下の全ての条件を満たす「小規模事業者」である必要があります。
3つの必須要件
- 福知山市内に主たる事業所がある(個人事業主の場合は福知山市に住所を有する)こと。
- 市税の滞納がないこと。
- この利子補給金と同趣旨の他の利子補給措置を受けていないこと。
小規模事業者の定義
常時使用する従業員の数が、業種ごとに以下の人数以下である事業者が対象です。
業種 | 常時使用する従業員の数 |
---|---|
製造業、その他 | 20人以下 |
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く) | 5人以下 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 20人以下 |
※「常時使用する従業員」にはパートやアルバイトも含まれますが、日々雇入れられる者や2ヶ月以内の短期雇用者などは除きます。
どんな融資が対象?5つのチェックポイント
利子補給の対象となるのは、設備強化のための融資で、以下の全ての条件を満たすものです。
- 融資額が 200万円以上 1,250万円以下であること。
- 令和7年4月1日以降の融資で、償還期間が1年以上であること。
- 運転資金など、設備投資以外の資金使途を含まないこと。
- 旧債返済(借換)を資金使途に含まないこと。
- 令和8年3月31日までに実行された融資であること。
⚠️ 注意事項
複数の対象融資を受けられる場合でも、利子補給の対象となるのはそのうちの1つのみです。また、予算がなくなり次第、受付は終了となりますので早めの検討をおすすめします。
申請方法と手続きの流れ
申請は金融機関を通して行います。手続きの流れをステップごとに確認しましょう。
申請の4ステップ
- Step 1: 融資実行と申込
金融機関で対象となる融資契約を締結します。融資実行後、30日以内に必要書類を金融機関に提出し、市へ申し込んでもらいます。 - Step 2: 市からの通知
申し込み後、福知山市から受付通知書と、6回目の利息支払いが完了した後の手続き案内が届きます。 - Step 3: 交付申請
6回目の利息支払いが完了したら、案内に従って申請書を作成し、利息支払証明書や納税証明書と共に市へ提出します。 - Step 4: 交付決定・入金
市が内容を審査し、問題がなければ交付決定通知が届き、指定の口座に利子補給金が振り込まれます。
最初の申込時に必要な書類
- 福知山市設備強化利子補給金 申込書
- 金銭消費貸借契約証書の写し
- 返済予定表(金融機関発行)
- 対象設備の見積書
よくある質問(Q&A)
Q. 対象となる「設備」とは具体的に何ですか?
A. 新設、生産能力の拡大、省エネ化、省力化などを目的とする、建築設備や機械装置が対象です。例えば、以下のようなものが該当します。
・電気、ガス、給排水、換気、昇降機などの設備
・印刷機械、工作機械など製品を製造するための設備
・コンベア、クレーンなど物品を運搬するための設備
※建物本体や、従来設備の単なる入れ替えは対象外です。
Q. 社用車(営業用車両)の購入は対象になりますか?
A. 車両本体は対象外です。ただし、車両に付属するクレーンなどの設備部分は対象となる場合がありますので、事前にご相談ください。
まとめと問い合わせ先
「福知山市設備強化利子補給金」は、設備投資を行う小規模事業者にとって、初期の資金繰りを大きく助ける非常に有効な制度です。融資を利用した設備導入を検討している方は、ぜひ活用を検討してみてください。
まずは取引のある金融機関に相談するか、下記の福知山市の担当課へ直接お問い合わせください。