対象となる方
- 静岡県袋井市内でスポーツ合宿を実施する団体の代表者、主催者
- 5人以上、延べ宿泊数5泊以上の合宿を計画している団体
- 合宿期間中に、練習の公開や講習会の開催など、市のスポーツ振興に貢献する活動を行う団体
申請手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 | 交付申請(合宿実施までに余裕をもって申請書、事業計画書等を提出) |
| STEP 2 | 市から交付決定通知書を受領 |
| STEP 3 | スポーツ合宿の実施 |
| STEP 4 | 実績報告・請求(合宿終了後30日以内等に報告書・領収書等を提出し、補助金を受領) |
補助金額・補助率
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限額 | 1合宿あたり最大100,000円 |
| 補助額の計算方法 | 補助対象合宿に参加する宿泊延べ人数 × 1,000円 |
| 備考 | 補助金額に1,000円未満の端数がある場合は切り捨てとなります。 |
計算例: 15人の団体が3泊の合宿を実施した場合
延べ宿泊人数: 15人 × 3泊 = 45人泊
補助金額: 45人泊 × 1,000円 = 45,000円(上限10万円以内)
対象者・申請要件
対象となる合宿
本補助金の対象となるには、以下の全ての条件を満たすスポーツ合宿である必要があります。
- 開催場所: 静岡県袋井市内で開催されるスポーツ合宿であること。
- 参加人数: 5人以上で行うスポーツ合宿であること。
- 宿泊条件: 袋井市内の宿泊施設に宿泊し、延べ宿泊数が5泊以上であること。(例: 5人が1泊、1人が5泊など)
- 地域貢献活動: 合宿の実施に際し、市のスポーツ振興に貢献する活動として、下記いずれかを実施すること。
地域貢献活動の具体例
- 市民との交流: 練習風景を市民に公開する、市内の学校(小・中・高校等)を訪問し児童・生徒と交流する活動など。
- スポーツ指導: 市民や地域のスポーツチームを対象とした技術講習会や講演会を開催する活動など。
- その他: 上記以外で、袋井市長が特に市のスポーツ振興に必要と認める活動。
補助対象経費
| 経費区分 | 詳細 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 袋井市内の宿泊施設に支払う宿泊料金(食事代は除く) | ○ |
| 会場使用料 | 練習や講習会で使用するスポーツ施設等の使用料 | ○ |
| バス等借上費 | 合宿中の移動に要するバス等のチャーター費用 | ○ |
| 市内交通費 | 公共交通機関など、市内移動に要する経費 | ○ |
| 食糧費 | 市が認定した食事メニュー「袋井スポーツ飯」の購入費用に限る | ○ |
| 上記以外の食費 | 「袋井スポーツ飯」以外の食事代、飲料代、懇親会費用など | × |
| 個人的経費 | 参加者の土産代、個人的な飲食費など | × |
必要書類一覧
申請から補助金受領まで、主に以下の書類が必要となります。様式は袋井市公式サイトからダウンロード可能です。
1. 交付申請時
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| スポーツ合宿事業補助金交付申請書(様式第1号) | 申請額を記入 |
| 事業計画書(様式第2号) | 合宿の目的、概要、地域貢献活動の内容等を記載 |
| 収支予算書(様式第3号) | 収入と支出の見込みを記載 |
| その他添付書類 | 団体の規約、参加者名簿、合宿日程表など |
2. 実績報告時
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| スポーツ合宿事業補助金実績報告書(様式第7号) | 合宿終了後30日以内等に提出 |
| 事業報告書(様式第8号) | 実施内容、参加人数、活動写真などを添付 |
| 収支決算書(様式第3号) | 実績に基づき作成 |
| 宿泊証明書(参考様式第1号) | 宿泊施設に証明を依頼 |
| 補助対象経費の領収書の写し | 宛名、日付、金額、内容が明記されたもの |
審査基準・採択のポイント
本補助金は要件を満たせば原則として交付されますが、事業計画の内容は明確に記載する必要があります。特に、地域貢献活動の計画が採択の重要なポイントとなります。
採択率を高めるポイント
- 地域貢献活動の具体性: 「誰を対象に」「いつ」「どこで」「何をするか」を具体的に計画書に記載します。例えば、「袋井市立〇〇小学校の生徒30名を対象に、〇月〇日15時から体育館でサッカー教室を開催する」のように、具体的かつ実現可能な計画を提示することが重要です。
- 地域経済への波及効果: 合宿中の食事で「袋井スポーツ飯」を積極的に利用する計画や、市内の観光施設を訪れる計画などを盛り込むことで、地域活性化への貢献意欲を示すことができます。
- 情報発信への協力: SNS等で合宿の様子や袋井市の魅力を発信するなど、市のPRに協力する姿勢を示すことも有効です。
- 書類の正確性: 申請書類に不備がないよう、記入例を参考に正確に作成し、提出前に複数人で確認することをお勧めします。
よくある質問
Q1: 「延べ宿泊数」はどのように計算しますか?
A: 「宿泊人数」×「宿泊日数」で計算します。例えば、10人が2泊した場合は「10人×2泊=20人泊」となります。合宿全体で合計5泊以上であれば要件を満たします(例:5人が1泊、3人が2泊など)。
Q2: 「袋井スポーツ飯」とは何ですか? どこで利用できますか?
A: 袋井市内の飲食店等が考案し、市が認定したアスリート向けの食事メニューです。栄養バランスやボリュームが考慮されています。提供店舗については、袋井市スポーツ政策課へお問い合わせください。
Q3: 申請はいつまでに行えばよいですか?
A: 明確な締切日は設けられていませんが、「合宿実施までに余裕をもって」申請する必要があります。計画が固まり次第、早めに担当課へ相談・申請することをお勧めします。予算の上限に達した場合、受付が終了する可能性も考慮すべきです。
Q4: 申請書類はどこで入手できますか?
A: 袋井市の公式サイト内にある本補助金のページから、Word形式やPDF形式でダウンロードできます。本記事下部のお問い合わせ先にある公式サイトリンクをご参照ください。
制度の概要・背景
本補助金は、静岡県袋井市におけるスポーツ合宿の開催を促進し、スポーツを軸とした交流人口の拡大と地域活性化を図ることを目的として創設された制度です。袋井市には「さわやかアリーナ」や「小笠山総合運動公園エコパ」といった高機能なスポーツ施設があり、これらの施設を有効活用したスポーツツーリズムの推進を目指しています。
過去の実証事業で得られた知見を基に、合宿実施者の経済的負担を軽減するとともに、合宿チームと市民が交流する機会を創出することで、スポーツを通じた新たな賑わいを生み出すことを期待しています。本制度の利用を通じて、市の観光施設やふるさと納税といった魅力にも触れてもらうことも狙いの一つです。
まとめ・お問い合わせ先
「袋井市スポーツ合宿事業補助金」は、袋井市でスポーツ合宿を行う団体にとって、費用負担を軽減できる有効な制度です。申請には事業計画や地域貢献活動の具体化が必要となるため、計画段階から市の担当課と連携することをお勧めします。申請をご検討の団体は、公式サイトで詳細を確認の上、準備を進めてください。
お問い合わせ先
実施機関: 袋井市
担当部署: スポーツ政策課スポーツ推進係
住所: 〒437-8666 静岡県袋井市新屋一丁目1番地の1
電話: 0538-44-3139
ファクス: 0538-44-3117
Email: sports@city.fukuroi.shizuoka.jp
公式サイト: https://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/soshiki/11/dantaijoho/12457.html