高知県本山町の農業者を力強く支援!営農継続総合対策事業費補助金のご案内

高知県長岡郡本山町では、町内で農業を営む事業者を対象に、経営の安定化と持続可能な農業の実現を目的とした「本山町営農継続総合対策事業費補助金」を実施しています。この補助金は、農業用機械の導入や修繕、堆肥の活用、花卉園芸の継続など、農業経営における様々な課題解決を支援するものです。物価高騰や後継者不足といった厳しい環境下で、農業意欲の維持・向上を図り、美しい棚田などの農村景観を次世代へ引き継ぐことを目指します。この記事では、本補助金の4つの支援事業の内容、対象者、申請方法などを詳しく解説します。

補助金の4つの支援事業

本補助金は、以下の4つの事業で構成されており、それぞれ支援内容や申請期限が異なります。ご自身の経営状況に合わせてご活用ください。

事業名 支援内容 上限額の目安 申請期限
1. 農業用機械導入支援 農作業の効率化・省力化に資する新品の農業用機械の導入経費を補助します。 要確認 2025年6月27日
2. 農業用機械修繕支援 既存の農業用機械の修繕にかかる経費を補助します。(1経営体あたり2台まで) 6万円 2026年3月31日
3. 牛糞堆肥散布支援 環境保全型農業の推進のため、堆肥の購入費や散布機械のレンタル費用等を補助します。 15万円 2026年3月31日
4. 花卉園芸継続支援 園芸用種苗の購入費や、化学合成農薬の低減に資する費用等を補助します。 10万円 2026年1月31日

※上限額は参考情報です。正確な補助額や補助率については、必ず公式の交付要綱をご確認ください。

補助対象者

本補助金の対象となるのは、本山町内に住所を有する事業者で、以下の「中心経営体」または「農業経営体」のいずれかに該当する方です。

中心経営体

以下のいずれかに該当する事業者が対象です。

  • 認定農業者
  • 認定新規就農者
  • 集落営農団体
  • その他、町長が中心経営体として認める団体

農業経営体

以下のいずれかに該当する事業者が対象です。

  • 経営耕作地面積が30アール以上の農業者
  • 農作業の受託事業を行う者
  • 以下のいずれかの事業規模を満たす農業者
    • 露地野菜作付面積:15アール以上
    • 施設野菜栽培面積:350平方メートル以上
    • 果樹栽培面積:10アール以上
    • 露地花卉栽培面積:10アール以上
    • 施設花卉栽培面積:250平方メートル以上
    • 搾乳牛飼養頭数:1頭以上
    • 肥育及び繁殖牛飼養頭数:1頭以上
    • 年間の農業生産物総販売額:50万円以上(原木椎茸、しきみ等も含む)

申請方法と手続きの流れ

申請は、各事業で定められた期限までに、必要書類を揃えて担当窓口へ提出する必要があります。

申請手続きのステップ

  1. 必要書類の準備:本山町の公式ウェブサイトから申請様式をダウンロードし、必要事項を記入します。見積書など、事業に応じた添付書類も準備してください。
  2. 申請書の提出:準備した書類一式を、本山町役場の「まちづくり推進課 産業振興班」へ提出します。
  3. 審査・交付決定:提出された書類に基づき審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。
  4. 事業の実施:必ず交付決定通知を受け取った後に、機械の購入や修繕などの事業に着手してください。決定前の発注や支払いは補助対象外となる場合があります。
  5. 実績報告:事業が完了したら、定められた期限までに実績報告書と関係書類(領収書、写真など)を提出します。
  6. 補助金の交付:実績報告書の内容が確認された後、補助金が交付(振込)されます。

必要書類

申請には、各事業指定の申請書(第1号様式または第12号様式)のほか、事業内容に応じた添付書類が必要です。詳細は、本山町の公式ウェブサイトに掲載されている「別表2(第2条関係)」のPDFファイルを必ずご確認ください。

まとめ

「本山町営農継続総合対策事業費補助金」は、地域の農業を守り、発展させるための重要な支援制度です。特に、コストのかかる農業機械の導入や維持管理、環境に配慮した土づくりなど、幅広いニーズに対応しています。申請期限が事業ごとに異なり、特に「農業用機械導入支援」は2025年6月27日と比較的早い締め切りとなっていますので、活用を検討されている方は早めに準備を進めることをお勧めします。ご自身の経営計画と照らし合わせ、この機会をぜひ有効に活用してください。

お問い合わせ先

本山町役場 まちづくり推進課 産業振興班