函館市のバス・タクシー事業者様へ!運転手確保の強力な味方

北海道函館市では、深刻化するバスおよびタクシーの運転手不足に対応するため、「函館市公共交通運転手確保事業費補助金」を実施しています。この制度は、事業者が従業員の第二種運転免許の取得費用を全額負担する場合に、その経費の一部を市が補助するものです。本記事では、この補助金の概要から申請方法まで、事業者の皆様が必要とする情報を分かりやすく解説します。

この補助金の重要ポイント

対象事業者: 函館市内に主たる営業所を置くバス・タクシー事業者
補助内容: 従業員の二種免許取得費用の2分の1を補助
条件: 事業者が免許取得費用を全額負担することが必須
手続き: 事業着手前の届出が必要

補助金制度の概要

まずは、補助金の基本情報を表で確認しましょう。

項目
内容

制度名
函館市公共交通運転手確保事業費補助金

実施機関
北海道函館市

公募期間
2025年4月1日〜 ※事業完了後30日以内または年度末まで

目的
公共交通運転手の確保を図り、持続可能な公共交通ネットワークを構築する

補助対象の詳細

補助対象者
この補助金の対象となるのは、以下の条件を満たす事業者です。

函館市内に主たる営業所を置くバス事業者(路線バス、定期観光バス、観光貸切バス等)
函館市内に主たる営業所を置くタクシー事業者

補助対象事業
補助の対象となるのは、上記の事業者が従業員に新たに二種免許を取得させるために、その取得費用を全額負担する事業です。

補助金額と対象経費
補助される金額と、対象となる経費は以下の通りです。

補助率: 二種免許取得に係る自動車教習所等へ支払う経費の2分の1(1円未満切り捨て)
対象経費: 自動車教習所等へ支払う教習料金など

【注意】対象外となる経費
交通費や食費、その他免許取得に直接関係しない経費は補助の対象外となりますのでご注意ください。

申請手続きの流れと必要書類

申請は「事業着手前」と「事業完了後」の2段階の手続きが必要です。スムーズに進めるために、流れをしっかり確認しましょう。

ステップ1:事業着手前の届出
免許取得のための教習を開始する前に、必ず「事前着手届(第1号様式)」を提出してください。これを提出しないと補助の対象となりません。
ステップ2:事業の実施
従業員が自動車教習所等で教習を受け、二種免許を取得します。事業者は取得にかかる費用を全額負担し、領収書等を保管してください。
ステップ3:事業完了後の申請
免許取得後30日以内、または当該年度の末日(3月31日)のいずれか早い日までに、下記の書類一式を提出します。

提出書類一覧

(1) 事業着手前

事前着手届(第1号様式)

(2) 事業完了後

函館市公共交通運転手確保事業費補助金交付申請書兼実績報告書(別記第2号様式)
補助事業等の実績書(共通第2号様式)
補助事業等の収支決算書(共通第4号様式)
補助事業の支払いに係る領収書の写し
二種免許取得者の運転免許証の写し
補助対象経費を事業者が負担したことが確認できる書類
その他市長が必要と認める書類

各種様式は函館市の公式ウェブサイトからダウンロードできます。

まとめと問い合わせ先

「函館市公共交通運転手確保事業費補助金」は、運転手不足に悩む市内のバス・タクシー事業者にとって、人材確保のコスト負担を軽減する大変有効な制度です。事前の届出が必須である点に注意し、計画的に活用しましょう。制度の詳細や最新情報については、必ず公式サイトをご確認ください。

お問い合わせ・公式サイト
函館市 企画部 交通政策課
電話番号: 0138-21-3625
メール: seisaku@city.hakodate.hokkaido.jp

公式サイトで詳細を確認する