鹿児島市の中小企業・創業者を力強く支援!「中小企業融資制度」とは?
鹿児島市内で事業を営む中小企業や、これから創業を目指す方々にとって、事業資金の確保は重要な課題です。鹿児島市では、こうした事業者の資金調達を円滑にするため「中小企業融資制度」を設けています。この制度は、金融機関と鹿児島県信用保証協会と連携し、低利な融資を実現するだけでなく、保証料や利子の負担を軽減する補助制度も充実しているのが大きな魅力です。
この制度の3つのメリット
- 資金調達の円滑化: 市、金融機関、信用保証協会が連携し、事業資金の借入をサポートします。
- 負担軽減: 融資にかかる信用保証料の一部または全部を市が補助します。
- 創業者支援: 創業支援資金の利用者には、支払利子相当額を補助する「新規開業支援利子補給金」制度があります。
制度の概要【早見表】
項目 | 内容 |
---|---|
対象者 | 市内に住所と事業所を有し、原則6ヶ月以上事業を営む中小企業者・個人事業主(創業支援資金など一部例外あり) |
融資限度額 | 資金メニューにより異なる(最大8,000万円) |
資金使途 | 運転資金、設備資金など |
申込窓口 | 市が指定する取扱金融機関 |
保証・担保 | 鹿児島県信用保証協会の保証が必要。担保は必要に応じて。 |
問い合わせ先 | 鹿児島市 産業支援課 金融係 電話: 099-216-1324 |
【令和7年度】主な改正点と注目ポイント
令和7年度から、制度がさらに使いやすくなりました。特に創業者の方は必見です。
創業支援資金の対象者が拡充!
これまで開業後6ヶ月未満の方が対象でしたが、開業後1年未満の方まで対象が拡大されました。創業初期の資金繰りを強力にバックアップします。
経営者保証が不要になる選択肢も
創業支援資金において、信用保証料を上乗せすることで経営者保証を不要とする「スタートアップ創出促進保証」を選択できるようになりました。これにより、創業時の個人としてのリスクを軽減できます。
申請から融資までの流れ
融資の申し込みは、市の取扱金融機関の窓口で行います。手続きは以下のステップで進みます。
- STEP 1: 取扱金融機関へ相談・申込
まずは事業計画や資金計画について、取引のある、または希望する金融機関に相談し、必要書類を提出します。 - STEP 2: 金融機関・市の審査
申込内容に基づき、金融機関と市が審査を行います。 - STEP 3: 信用保証協会による保証審査
金融機関を通じて、鹿児島県信用保証協会へ保証の申し込みが行われ、審査が実施されます。 - STEP 4: 融資実行
すべての審査が承認されると、金融機関から融資が実行されます。
主な申込要件と必要書類
主な申込要件
- 納期の到来している市税を完納していること。
- 経営内容及び資金の使途が明確であること。
- 許認可等が必要な業種はその許認可等を受けていること。
- 鹿児島県信用保証協会の保証が得られること。
基本的な必要書類
- 借入申込書、信用保証委託申込書
- 印鑑証明書、滞納がないことの証明書
- 決算書(法人の場合)、確定申告書(個人の場合)
- 見積書(設備資金の場合)
- 創業計画書(創業支援資金の場合)など
ご注意ください
融資の対象にならない業種(金融・保険業、一部の風俗営業など)もあります。また、必要な書類は申し込む資金や状況によって異なりますので、必ず事前に取扱金融機関または市の担当窓口にご確認ください。
まとめ:事業の成長・安定のために制度を有効活用しよう
鹿児島市の中小企業融資制度は、資金調達の選択肢を広げ、金利や保証料の負担を軽減することで、事業者の経営を安定させ、成長を後押しする強力なツールです。特に創業支援の拡充は、これからビジネスを始める方にとって大きなチャンスとなります。
ご自身の事業に合う資金メニューがあるか、まずは公式サイトで詳細を確認し、お近くの取扱金融機関に相談してみてはいかがでしょうか。