詳細情報
戦没者遺児の皆様へ。かつて父が戦った地を訪れ、慰霊追悼を行うとともに、現地の人々との友好を深める「戦没者遺児による慰霊友好親善事業」が、令和7年度で最後の実施を迎えます。この機会に、平和への想いを新たにし、亡き父を偲ぶ旅に参加しませんか?国からの補助も受けられます。
戦没者遺児による慰霊友好親善事業の概要
正式名称:戦没者遺児による慰霊友好親善事業
実施組織:一般財団法人 日本遺族会(厚生労働省補助事業)
目的・背景:この事業は、先の大戦で父等を亡くした戦没者の遺児を対象に、父等の戦没した旧戦域を訪れ、慰霊追悼を行うとともに、同地域の住民と友好親善を図ることを目的としています。戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和な社会の構築に貢献することを願っています。
令和7年度で本事業は終了となります。最後の機会にぜひご参加ください。
助成金額・補助率
参加費:10万円
※東京等に集合し、結団式及び渡航に係る説明会を行います。集合場所まで及び解散場所からの交通機関は自己手配・自己負担となります。また、移動に係る国内交通費及び帰国時の宿泊代、渡航手続き手数料等費用も個人負担となります。
付添者への補助:戦没者の孫、ひ孫、甥、姪が青年部として付添う場合、国より旅行費用の1/3が補助されます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 参加費 | 10万円 |
| 付添者補助 | 旅行費用の1/3(戦没者の孫、ひ孫、甥、姪) |
対象者・条件
参加資格:戦没者の遺児(周辺公海上を含む実施地域で父等を亡くした方に限る)
本事業は戦没者遺児を対象とした慰霊友好親善事業ですので、それ以外の方は参加できません。
対象地域
- フィリピン地域
- ミャンマー地域
補助対象経費
本事業は参加費の一部を補助するものであり、直接的な経費の補助ではありません。参加費に含まれるものについては、日本遺族会にお問い合わせください。
申請方法・手順
申込方法:在住する各都道府県遺族会事務局へお申し込みください。
参加者の資格審査には、申込書の記載内容を確認するため、事前に申込書を取り寄せ、記入項目に不明な点(戦没者の部隊等)は各遺族会に相談し、記入した上で提出願います。
なお、申込多数の場合は選考となる場合があります。
申請手順
- お住まいの都道府県遺族会事務局へ連絡
- 申込書を取り寄せ
- 必要事項を記入(不明点は遺族会へ相談)
- 都道府県遺族会事務局へ提出
必要書類
- 申込書
- その他、各都道府県遺族会が指定する書類
申請期限:各都道府県遺族会事務局へお問い合わせください。
採択のポイント
本事業は、戦没者遺児を対象とした慰霊追悼を目的としており、参加資格を満たしていることが最も重要です。申込書に正確な情報を記載し、不明な点は事前に遺族会へ相談することが採択への近道となります。
審査基準:参加資格の有無、申込書の記載内容
採択率:要確認(申込状況により変動)
よくある質問(FAQ)
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Q1: 参加費以外に必要な費用はありますか?
A1: 東京までの交通費、帰国時の宿泊費、渡航手続き手数料等は自己負担となります。
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Q2: 付添者への補助はどのように申請すれば良いですか?
A2: 付添者の補助については、各都道府県遺族会事務局へお問い合わせください。
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Q3: 申込多数の場合は必ず選考になりますか?
A3: 申込多数の場合は選考となる可能性があります。
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Q4: 実施地域は変更になることはありますか?
A4: 相手国や交通機関等の事情で変更、延期、中止となる場合があります。
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Q5: 参加資格があるかどうかわかりません。
A5: お住まいの都道府県遺族会事務局へお問い合わせください。
まとめ・行動喚起
戦没者遺児による慰霊友好親善事業は、令和7年度で最後の実施となります。亡き父を偲び、平和への想いを新たにする貴重な機会です。参加資格のある方は、ぜひお住まいの都道府県遺族会事務局へお早めにお申し込みください。
お問い合わせ先:
一般財団法人 日本遺族会 事務局
電話:03-3261-5521