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【2025年最新情報】三鷹市の住宅防犯対策補助金が拡充!最大3.5万円を補助
東京都三鷹市では、市民の安全・安心な暮らしを守るため、住宅や事業所への防犯設備導入を支援する「三鷹市住宅等防犯対策補助金」制度を実施しています。特に、令和6年10月に市内で発生した強盗未遂事件を受け、制度が拡充され、より多くの市民が利用しやすくなりました。この記事では、補助金の上限額、対象となる防犯対策、申請方法などを分かりやすく解説します。
補助金制度の概要(早わかり表)
まずは、補助金のポイントを一覧で確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助金額 | 対象経費の実支出額の2分の1(上限35,000円) |
| 対象者 | 三鷹市内の住宅・店舗・事業所等の所有者、使用者、管理組合 |
| 対象となる対策 | 防犯カメラ、モニター付きインターホン、補助錠、防犯フィルムなど(詳細は後述) |
| 申請期間 | 令和7年2月12日から受付開始(拡充後の申請は令和7年7月7日から) ※予算の上限に達し次第、受付を終了する場合があります。 |
| 申請回数 | 1つの住宅等につき1回限り |
※1,000円未満の端数は切り捨てとなります。
補助の対象となる具体的な防犯対策
この補助金は、侵入盗などの犯罪を未然に防ぐための幅広い対策を対象としています。複数の設備を組み合わせて申請することも可能です。
対象機器・工事一覧
- 防犯カメラの設置: 敷地内を撮影することが原則です。
- モニター付きインターホンの取付け: 来訪者の顔を確認できるため、非常に効果的です。
- 防犯性能の高い錠または補助錠の取付け: ワンドア・ツーロックで防犯性を高めます。
- サムターンカバー及びロックカバーの取付け: サムターン回しによる不正解錠を防ぎます。
- 防犯フィルムの貼付け: ガラス破りを困難にし、侵入時間を稼ぎます。
- センサーアラームの取付け: 侵入者を音で威嚇・通知します。
- センサー付きライトの取付け: 人の動きを感知して点灯し、侵入者を警戒させます。
- ダミーカメラの取付け: 犯罪の抑止効果が期待できます。
- その他: 面格子、防犯砂利、防犯ガラスなど、市長が防犯対策として認めるものも対象です。
推奨される「CP製品」とは?
三鷹市では、より防犯性能の高い「CP製品」の利用を推奨しています。CP製品とは、警察庁や関連団体による厳しい試験に合格し、「防犯性能の高い建物部品」として認定された製品です。「CPマーク」が目印で、侵入に5分以上耐えられる性能を持つとされています。どの製品を選べばよいか迷った際は、CPマークの有無を一つの基準にすると良いでしょう。
注意点:補助対象外となるもの
- 断熱防犯窓: 東京都環境局の「既存住宅における省エネ改修促進事業」の対象となるため、この補助金では対象外です。
- リース料やレンタル料: 購入・設置費用が対象であり、月々の利用料は対象外です。
補助対象者の詳細と条件
補助金を受け取るためには、以下の条件を満たす必要があります。
対象となる方
令和6年10月30日以降に対象の防犯対策を実施した、三鷹市内の住宅・店舗・事業所等の所有者、使用者、または管理組合。
対象とならない方
以下のいずれかに該当する場合は、補助の対象外となりますのでご注意ください。
- 三鷹市に住民登録をしていない方(例外あり)
- 市税を滞納している方
- 三鷹市暴力団排除条例に規定する暴力団関係者
- 地方公共団体その他これらに準ずる団体
- 住宅等の売買を目的として防犯対策を実施する方
申請手続きの流れと必要書類
申請は、窓口への直接提出または郵送で行うことができます。
申請から交付までのステップ
- 防犯対策の実施・支払い: まずはご自身で防犯機器の購入や設置工事を行い、支払いを済ませます。
- 必要書類の準備: 下記の「必要書類一覧」を参考に、書類を揃えます。
- 申請書の提出: 安全安心課の窓口に持参するか、郵送で提出します。
- 審査・決定通知: 市役所で審査が行われ、後日「交付・不交付決定通知」が送付されます。(申請から約3ヶ月)
- 補助金の振込: 交付決定後、指定した口座に補助金が振り込まれます。(通知送付から約1ヶ月)
申請窓口・郵送先
- 直接窓口: 三鷹市役所 安全安心課 (元気創造プラザ5階)
受付時間:平日午前9時~午後5時(正午~午後1時を除く) - 郵送: 〒181-0004 三鷹市新川六丁目37番1号 安全安心課 宛
必要書類一覧
申請には以下の書類が必要です。市のホームページからダウンロードするか、安全安心課窓口で入手できます。
- 交付申請書兼請求書(確認書兼誓約書): 全員必須です。
- 補助対象事業の領収書(コピー可): 宛名、購入日、金額、店名が明記されているもの。
- 購入物や施工の内容が記載された書類: 品番や工事内容がわかる明細書やカタログなど。(領収書に記載があれば不要)
【状況に応じて必要な書類】
- 建物の所有者の同意書: 賃貸住宅など、自己の所有物でない場合に必要です。
- 委任状: 代理人が申請手続きを行う場合に必要です。
- 事業所の場合: 建物を使用していることがわかる書類。
- 二世帯住宅で世帯ごとに申請する場合: 完全分離の建物であることがわかる間取り図など。
申請前に必ず市のホームページで「申請案内」や「よくある質問と回答(Q&A)」をご確認ください。
まとめ:補助金を活用して、安全なまちづくりに参加しよう
三鷹市の「住宅等防犯対策補助金」は、市民一人ひとりが防犯意識を高め、具体的な対策を講じるための力強い後押しとなる制度です。上限額が35,000円に拡充されたこの機会に、ご自宅や事業所のセキュリティを見直してみてはいかがでしょうか。防犯カメラや補助錠の設置は、犯罪者を寄せ付けない環境づくりに繋がり、ご自身やご家族の安心を守るための第一歩です。手続きについて不明な点があれば、三鷹市役所の安全安心課へ問い合わせてみましょう。