【2025年度】大和市地域コミュニティ活動支援補助金とは？

神奈川県大和市では、自治会を中心とした地域活動を支援し、持続可能なコミュニティづくりを促進するため、令和7年度（2025年度）から「地域コミュニティ活動支援補助金」を新設しました。この補助金は、これまでの複数の補助金を整理・統合し、より使いやすく、地域の実情に合わせた支援を行うことを目的としています。

補助金の全体像が一目でわかる！基本情報まとめ

この補助金は7つのメニューで構成されており、それぞれ対象者や目的が異なります。まずは全体像を把握しましょう。

あなたの活動に合うのはどれ？7つの補助金メニューを徹底解説

7つのメニューの中から、ご自身の自治会や団体の活動に合ったものを見つけて活用しましょう。

(1) 自治会連絡協議会運営補助金

大和市自治会連絡協議会の運営に必要な経費（人件費、事業費等）を補助します。
【対象】自治会連絡協議会

(2) 自治会館等集会施設補助金

自治会館などの集会施設に関する幅広い経費を補助します。建物の老朽化対策や耐震化に活用できます。
【対象】自治会、連合自治会

• 新築・建替: 経費の50% (上限1,200万円)
• 修繕・改修等: 経費の35% (上限300万円)
• 耐震診断・改修: 経費の80% (上限300万円)
• 用地購入: 経費の50% (上限1,200万円)
• 賃借料: 土地・建物の賃借料の50% (上限あり)

(3) 自治会掲示板設置改修補助金

地域への情報発信に不可欠な掲示板の新設、撤去、修繕などを補助します。
【対象】自治会
※申請は自治会連絡協議会が取りまとめます。

(4) 地域防犯活動支援補助金

地域の安全を守る青色防犯パトロール活動を支援します。
【対象】自治会、連合自治会

• 青色防犯パトロール事業: ガソリン代等 (上限年3万円/台) や、保険料・駐車場代の一部を補助。
• 車両購入事業: 青パト車両の購入費の50% (上限20万円) を補助。

(5) 自治会基本運営補助金

自治会の基本的な運営に必要な経費を支援します。自治会加入世帯数に応じた定額が交付されます。
【対象】単位自治会

(6) 人口割補助金

自治会エリア内の住民全体を対象とした防災、防犯、環境、福祉などの活動を支援します。エリア内人口に応じた金額（1人あたり50円）が交付されます。
【対象】単位自治会

(7) 地域活性・持続可能化支援補助金

複数の自治会が連携して行う、より広域的な取り組みを支援します。
【対象】5つ以上の自治会が加入した組織など

• 地域活性化支援: 地域の特色あるイベントなど、活性化を目的とした事業。経費の50% (上限10万円)
• 持続可能化支援: 他のモデルとなるような、新たな視点を取り入れた事業。経費の50% (上限20万円)

申請から受給までの流れ

申請手続きはメニューによって異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。特に大規模な事業は事前相談が重要です。

1. STEP 1: 事前相談
   特に自治会館の建設や大規模改修、車両購入などを検討している場合は、前年度のできるだけ早い段階で担当窓口に相談しましょう。
2. STEP 2: 申請書類の準備・提出
   各メニューの申請期間内に、必要な書類（申請書、事業計画書、見積書等）を揃えて指定の提出先に提出します。
3. STEP 3: 審査・交付決定
   市または自治会連絡協議会で審査が行われ、交付が決定されると通知が届きます。
4. STEP 4: 事業の実施
   交付決定後、計画に沿って事業を実施します。
5. STEP 5: 実績報告
   事業完了後、速やかに実績報告書と関係書類（領収書、写真等）を提出します。
6. STEP 6: 補助金の交付
   実績報告書の内容が確認された後、補助金が指定の口座に振り込まれます。

まとめ：補助金を活用して地域活動をさらに活発に！

大和市の「地域コミュニティ活動支援補助金」は、自治会館の整備から日々の運営、新しい地域活性化の取り組みまで、幅広い活動をサポートする強力な制度です。ご自身の自治会のニーズに合ったメニューを見つけ、積極的に活用することで、より住みやすく、つながりのある「健幸都市やまと」の実現に繋がります。

まずは、詳細が記載された公式の「補助金手引き」に目を通し、不明な点があれば担当窓口へ気軽に相談してみましょう。