練馬区の店舗・施設向けバリアフリー化助成金とは？

東京都練馬区では、区内のお店や診療所、銭湯、共同住宅などの既存建築物を、高齢者や障がいのある方、誰もが利用しやすいようにバリアフリー改修を行う事業者に対し、費用の一部を助成する制度を実施しています。大規模な工事だけでなく、簡易的なスロープ設置なども対象となる、使いやすい助成金です。

助成金の概要【早わかり表】

3つの助成タイプと助成限度額

この助成金は、改修の規模に応じて3つのタイプに分かれています。ご自身の計画に合ったタイプを選びましょう。

誰が対象？どんな工事が対象？

対象者

以下のいずれかに該当する方が対象です。

• 中小企業者（法人・個人）
• 公益法人
• マンションの管理組合 など

対象となるバリアフリー整備の例

具体的には、以下のような改修や設備の設置が対象となります。

• 手動ドアを自動ドアに改修
• エントランスや廊下の段差をスロープで解消
• 階段やスロープに手すりを整備
• 簡易設置スロープ、簡易腰掛便座など、簡易的に設置できる設備の購入
• 自作の簡易設備

申請手続きの9ステップ【完全ガイド】

申請は以下の流れで進みます。特に、契約・購入前に申請が必要な点にご注意ください。

1. ステップ1：助成相談
   まずは建築課の窓口で、対象建築物や整備内容について相談します。職員による現場調査が行われる場合もあります。
2. ステップ2：助成申請
   必要書類を揃えて申請します。主な書類は申請書、図面、整備前の写真、見積書（2社以上）などです。申請タイプによって書類が異なります。
3. ステップ3：交付決定
   区から「交付決定通知書」が発行されます。これを受け取ってから次のステップに進みます。
4. ステップ4：工事業者と契約（または製品購入）
   交付決定後に、工事業者との契約や対象製品の購入を行います。
5. ステップ5：バリアフリー整備の実施
   計画に沿って工事や設備の設置を行います。
6. ステップ6：整備完了の報告
   整備が完了したら、報告書、整備後の写真、契約書や領収書の写しなどを提出します。電子申請も可能です。
7. ステップ7：現場確認
   区の職員による現場確認が行われます。
8. ステップ8：助成金の請求
   請求書と口座振替依頼書を提出します。
9. ステップ9：助成金の振込
   請求から約1ヶ月後に、指定の口座に助成金が振り込まれます。

まとめ：まずは気軽に相談から始めよう

練馬区の福祉のまちづくり整備助成は、店舗や施設の魅力を高め、より多くのお客様に安心して利用してもらうための強力なサポートです。制度を上手に活用して、誰もが快適に過ごせる空間づくりを目指しましょう。

• 改修規模に応じて最大5万円〜100万円の助成が受けられる。
• 最も重要なのは「交付決定後」に契約・購入すること。
• 申請手続きは複雑な部分もあるため、まずは区の担当窓口へ事前相談することが成功への近道です。

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