諫早市で浄化槽を設置するなら補助金活用が必須!
長崎県諫早市にお住まいの方、または市内で事業を営む皆様へ朗報です。トイレの水洗化や生活排水の浄化に不可欠な「高度処理型浄化槽」の設置費用を、諫早市が大幅に補助します。この制度を活用すれば、初期費用を大きく抑え、快適で環境にやさしい生活を実現できます。
【注目】2025年8月1日から補助対象が大幅拡充!
これまで対象外だった賃貸住宅、店舗、事務所、アパート等も新たに補助対象となります。これにより、さらに多くの方が制度を利用しやすくなりました!
補助金の概要(早見表)
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | 高度処理型浄化槽設置費補助金 |
実施自治体 | 長崎県諫早市 |
補助額(最大) | ①設置費:最大1,120,000円 ②撤去費:最大120,000円 ③配管工事費:最大300,000円 |
対象者 | 市内の対象区域に高度処理型浄化槽を設置する個人・事業者(専用住宅、併用住宅、賃貸住宅、店舗、事務所、アパート等) |
申請期間(令和7年度) | 令和7年8月1日~令和8年2月27日(金) ※予算がなくなり次第、受付終了 |
公式サイト | 諫早市公式ホームページ |
補助対象となる条件
補助金を受けるには、いくつかの条件を満たす必要があります。主な条件を確認しましょう。
対象となる建物
- 専用住宅・併用住宅: 自己の居住用で、汚水処理の未普及解消につながるもの。
- その他建物(令和7年8月〜): 上記以外の専用・併用住宅、賃貸住宅、店舗、事務所、アパート等。
対象となる区域
公共下水道などの集合処理計画区域外、または計画があっても7年以上整備が見込めない区域が対象です。ご自身の土地が対象区域か不明な場合は、必ず事前に市役所へ確認してください。
⚠️ 補助対象外となる主なケース
- 補助金の交付決定前に工事に着手した場合
- 市税等に滞納がある場合
- 既存の合併処理浄化槽を更新する場合
- 過去10年間にこの補助金を受けたことがある場合
補助金額の詳細
補助金は大きく分けて「設置工事費」「撤去工事費」「宅内配管工事費」の3種類があります。
(1) 設置工事費
浄化槽の本体費用と設置工事費の85%が補助されます(上限額あり)。補助限度額は建物の種類、区域、浄化槽の大きさ(人槽)によって異なります。
浄化槽の区分 | 未普及解消につながる専用住宅等 | その他建物 | |
---|---|---|---|
集合処理区域 | 浄化槽区域 | ||
5人槽 (新築) | 440,000円 | 700,000円 | 360,000円 |
5人槽 (既存) | 590,000円 | 700,000円 | 360,000円 |
6・7人槽 (新築) | 530,000円 | 860,000円 | 462,000円 |
6・7人槽 (既存) | 710,000円 | 860,000円 | 462,000円 |
8人槽以上 (新築) | 680,000円 | 1,120,000円 | 585,000円 |
8人槽以上 (既存) | 900,000円 | 1,120,000円 | 585,000円 |
(2) 撤去工事費
既存の単独処理浄化槽やくみ取り便槽から転換する場合、その撤去費用も補助対象となります。
- 単独処理浄化槽の撤去:上限 120,000円
- くみ取り便槽の撤去:上限 90,000円
(3) 宅内配管工事費
単独処理浄化槽やくみ取り便槽からの転換に伴い、トイレや台所、風呂などから浄化槽までの配管工事を行う場合、その費用も補助されます。
- 宅内配管工事費:上限 300,000円
申請手続きの7ステップ
補助金の申請から受給までの流れは以下の通りです。特に着工前に申請が必要な点にご注意ください。
- 1
事前確認
設置場所が補助対象区域か、要件に該当するかを市役所に確認します。 - 2
業者選定
浄化槽工事業者を選定し、見積もりを取得します(複数社から取るのがおすすめです)。 - 3
設置届の提出
長崎県県央保健所(または建築課)に浄化槽設置届を提出します。 - 4
補助金交付申請
【重要】必ず工事着工前に、必要書類を揃えて市役所に申請します。 - 5
工事着手
市から「交付決定通知」が届いたら、工事を開始できます。 - 6
実績報告
工事完了後30日以内(または3月24日のいずれか早い日)に実績報告書を提出します。 - 7
請求・振込
市の完了検査後、確定通知が届いたら請求書を提出。後日、指定口座に補助金が振り込まれます。
よくある質問 (Q&A)
Q1. 浄化槽の大きさ(人槽)はどうやって決まるのですか?
A1. 住宅の延べ床面積によって決まります。原則として、130㎡以下は「5人槽」、130㎡超は「7人槽」、2世帯住宅は「10人槽」となります。ただし、実情に応じて緩和措置が適用される場合もあります。
Q2. 設置後のメンテナンスは必要ですか?
A2. はい、法律で定められた定期的な「保守点検(年3〜4回)」「清掃(年1回以上)」「法定検査(年1回)」が義務付けられています。これらを怠ると浄化槽の機能が低下し、罰則の対象となる場合があるため、専門業者との契約が必要です。
Q3. 必要書類はどこで入手できますか?
A3. 申請書や事業計画書などの様式は、諫早市の公式ホームページからダウンロードできます。市税の完納証明書などは市役所の担当窓口で取得してください。
まとめと問い合わせ先
諫早市の浄化槽設置補助金は、高額な初期費用を大幅に軽減できる非常に魅力的な制度です。特に2025年8月からは対象が拡充され、これまで諦めていた方もチャンスが広がりました。予算には限りがあり、先着順での受付となりますので、設置を検討している方は早めに準備を始めましょう。