つくば市で自分のお店を持ちたい、事業を始めたいとお考えの方に朗報です。市内の商店街の空き店舗を活用して開業する方を対象に、最大210万円という手厚い補助金が用意されています。この記事では、つくば市の「既存商店街等空き店舗活用補助金」について、対象者や金額、申請方法などをプロが分かりやすく解説します。
この補助金の3つの魅力
- ✅家賃と改装費をダブルで補助! 開業時の大きな負担となる初期費用を大幅に軽減できます。
- ✅最大210万円の大型支援! 家賃補助は最大120万円(24ヶ月)、改装費は最大90万円と、手厚いサポートが受けられます。
- ✅商店街の活性化に貢献! つくば市の指定商店街で事業を始めることで、地域経済の振興に直接貢献できます。
補助金の概要をチェック!
まずは、補助金の基本的な情報を表で確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | つくば市既存商店街等空き店舗活用補助金 |
目的 | 既存商店街等における空き店舗の解消と地域経済の振興 |
補助上限額 | 合計最大210万円 |
① 店舗等賃借料 | 月額賃料の1/2(上限5万円/月)、最長24ヶ月(最大120万円) |
② 改装費 | 対象経費の1/2(上限90万円) |
申請期間 | 随時受付(予算がなくなり次第終了) |
実施機関 | つくば市 経済部 産業振興課 |
※店舗賃借料と改装費は併用可能です。
※改装費の補助は、店舗賃借料の補助を受けられる方のみが対象です。
あなたは対象?補助対象の条件
この補助金を利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。特に「場所」の要件が重要です。
対象となるエリア
出店を検討している空き店舗が、以下の(1)と(2)の両方を満たす必要があります。
(1) 指定された9つの既存商店街
- 北条商店街
- 大曽根商店街
- 吉沼商店街
- 上郷商店街
- 谷田部商店街
- 中根、栄商店街
- 高見原地区
- 小田地区
- 筑波山神社門前地区
(2) 指定された用途地域
- 第1種中高層住居専用地域
- 第2種中高層住居専用地域
- 第1種住居地域
- 第2種住居地域
- 準住居地域
- 近隣商業地域
- 準工業地域
⚠️ 事前相談を強く推奨!
対象エリアに該当するかどうかは、専門的な確認が必要です。スムーズな申請のために、必ず申請前に産業振興課へ相談しましょう。下記の「要件チェックシート」で自己確認してから相談すると、話がスムーズに進みます。
補助対象経費の詳細
- 店舗等賃借料: 敷金、礼金、保証金、共益費などを除く月額の家賃が対象です。
- 改装費: 内装・外装工事、設備設置工事などが対象です。自分でDIYする場合の資材購入費も対象となります。
【重要】改装工事の施工業者は、つくば市内に本店を有する法人、または市内に住所を有する個人事業者に限られます。
申請から受給までの5ステップ
申請手続きは計画的に進めることが重要です。特に申請のタイミングは経費によって異なるため注意しましょう。
-
1
事前相談
まずは産業振興課に連絡し、事業計画や対象エリアについて相談します。 -
2
交付申請
必要書類を揃えて申請します。タイミングに注意!
・改装費:工事着手の2週間前まで
・賃借料:営業開始から30日以内(または年度末の3/20の早い方) -
3
交付決定・事業実施
市から交付決定通知が届いたら、改装工事や店舗の営業を開始します。 -
4
実績報告
事業が完了したら、期限内に実績報告書を提出します。
・改装費:工事完了後20日以内(または3/20)
・賃借料:補助対象期間後20日以内(または3/20) -
5
補助金受給
実績報告後に補助金額が確定し、請求書を提出すると指定口座に補助金が振り込まれます。
申請に必要な書類
申請には多くの書類が必要です。公式サイトのチェックシートを活用し、漏れなく準備しましょう。
ダウンロード可能な市様式一覧
- 【様式第1号】交付申請書
- 【別紙】補助事業計画書・報告書(店舗等賃借料)
- 【別紙】補助事業計画書・報告書(改装費)
- 【様式第1号の2】空き店舗証明書
- 【様式第4号】変更承認申請書
- 【様式第5号】実績報告書
まとめ
つくば市の「既存商店街等空き店舗活用補助金」は、市内で開業を目指す方にとって非常に強力な支援制度です。最大210万円の補助は、事業のスタートダッシュを大きく後押ししてくれるでしょう。
ただし、対象エリアの確認や申請タイミングなど、注意すべき点も多くあります。まずは公式サイトで詳細を確認し、つくば市産業振興課への事前相談から始めてみてください。あなたの夢の実現を応援しています!