沖縄県八重瀬町にお住まいの方に朗報です!町内の施工業者を利用してご自宅のリフォームを行う際に、費用の一部を補助してもらえる「八重瀬町住宅リフォーム支援事業」が令和7年度も実施されます。この制度を活用すれば、最大で20万円の補助金を受け取ることが可能です。バリアフリー改修や省エネ対策、空き家の活用、テレワークスペースの設置など、多様なニーズに対応した工事が対象となります。この記事では、八重瀬町住宅リフォーム支援事業の概要から、対象となる工事の詳細、申請方法、そして採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。リフォームを検討中の方は、この機会を逃さず、お得に住環境を向上させましょう。

この補助金のポイント

  • 八重瀬町民が町内の施工業者を利用したリフォームが対象
  • 補助額は最大20万円(工事費の20%または40%)
  • バリアフリー、省エネ、空き家改修など幅広い工事に対応
  • 申請期間は令和7年7月22日から令和8年1月31日まで
  • 予算がなくなり次第終了するため、早めの申請が重要!

八重瀬町住宅リフォーム支援事業の概要

本事業は、八重瀬町民の住環境の質の向上と、地域経済の活性化を図ることを目的としています。町民が地元の施工業者に工事を発注することで、町内にお金が循環する仕組みを後押しする制度です。

制度概要
正式名称 令和7年度 八重瀬町住宅リフォーム支援事業
実施組織 沖縄県八重瀬町(担当:土木建設課)
目的 町民の居住環境の質の向上及び町内経済の活性化
申請期間 令和7年7月22日(火)~ 令和8年1月31日(金)
※予算額に達し次第、受付を終了します。
問い合わせ先 八重瀬町役場 土木建設課
TEL: 098-998-2623

補助金額と補助率について

補助額は、工事の種類によって補助率が異なり、最大で20万円までとなっています。総工事費が20万円(税抜)以上の工事が対象です。

工事の種類 補助率 補助限度額
バリアフリー改修工事 対象工事費の40%以内 合計 20万円
省エネ、空き家、耐久性向上、テレワーク改修工事 対象工事費の20%以内

【具体例】補助金の計算方法

  • 例1:浴室のバリアフリー改修に60万円(税抜)かかった場合
    計算式:60万円 × 40% = 24万円
    補助額:補助限度額が20万円のため、20万円が交付されます。
  • 例2:外壁の塗装工事(耐久性向上)に80万円(税抜)かかった場合
    計算式:80万円 × 20% = 16万円
    補助額:限度額内のため、16万円が交付されます。
  • 例3:窓の断熱工事(省エネ)に40万円、手すり設置(バリアフリー)に15万円、合計55万円かかった場合
    省エネ分:40万円 × 20% = 8万円
    バリアフリー分:15万円 × 40% = 6万円
    合計補助額:8万円 + 6万円 = 14万円が交付されます。

対象者・条件の詳細

この補助金を利用するには、申請者、施工業者、対象となる住宅それぞれに条件があります。事前にしっかり確認しておきましょう。

補助対象者(申請できる方)

  • 八重瀬町に住民登録をしており、現にその住宅に居住している方
  • 工事完了後に対象の住宅に居住する予定の方
  • 町民税などの税金を滞納していない方

施工業者(工事を依頼する会社)

  • 八重瀬町内に本社または営業所がある法人事業者
  • 八重瀬町内に住民登録をしている個人事業者

対象住宅

  • 八重瀬町内にある住宅であること
  • 自己所有の住宅(建築後1年以上経過していること)
  • 自己所有の空き家(誰も住んでいない状態が1年以上経過していること)
  • 借家、または借家の空き家(この場合、住宅所有者の工事承諾書が必要です)

補助対象となる工事内容

補助の対象となるのは、総工事費が20万円(税抜)以上で、令和8年1月末日までに工事完了と実績報告ができる工事です。具体的には以下の5つのカテゴリーに分類される改修工事が対象となります。

  • (1) 住宅に係るバリアフリー改修工事(補助率40%)
    例:手すりの取付け、段差の解消、滑りにくい床材への変更、浴室・トイレの改良、通路の拡幅など。
  • (2) 省エネ改修工事(補助率20%)
    例:窓の二重サッシ化や内窓設置、壁・床・天井・屋根の断熱工事や遮熱工事など。
  • (3) 空き家の改修工事(補助率20%)
    例:間取りの変更、キッチン・浴室・トイレの改修、給排水・電気・ガス設備の改修、屋根・外壁の改修など。
  • (4) 住宅の耐久性を向上させる改修工事(補助率20%)
    例:コンクリートの補修、柱・梁・壁・基礎の補強、屋根の防水工事、外壁の塗装・張替え、不使用となった屋上タンクの除去など。
  • (5) テレワークの推進のための改修工事(補助率20%)
    例:室内にテレワークスペースを新設するための間仕切り壁や扉の設置、造り付けの机の設置、非接触型水栓への交換など。

【注意】対象外となる経費
一般的に、以下のような費用は補助対象外となることが多いです。詳細は必ず事前に町の担当者にご確認ください。
・エアコン、家具、家電製品などの購入費
・門、塀、車庫などの外構工事
・電話、インターネット回線などの工事
・設計費、申請手数料など

申請方法と補助金交付までの流れ

申請から補助金を受け取るまでには、いくつかのステップがあります。特に重要なのは、必ず町の「交付決定通知書」を受け取ってから、業者と契約し工事を始めることです。先に工事を始めてしまうと補助金は受け取れませんので、絶対に注意してください。

【最重要】事前着工は絶対NG!
補助金の申請前に施工業者と契約したり、工事を開始したりした場合は、補助の対象外となります。必ず、八重瀬町役場から「補助金交付決定通知書」が届いた後に、契約・着工するようにしてください。

  1. ステップ1:交付申請の準備
    リフォーム内容を決め、町内の施工業者から見積書などを取得し、申請書類を準備します。
  2. ステップ2:補助金交付申請
    必要書類を揃えて、八重瀬町役場2階の土木建設課へ提出します。(申請期間:令和7年7月22日~)
  3. ステップ3:交付決定通知書の受領
    町で審査が行われ、問題がなければ「補助金交付決定通知書」が郵送されます。
  4. ステップ4:契約・工事着手
    通知書を受け取った後、施工業者と正式に契約し、工事を開始します。
  5. ステップ5:工事着手届の提出
    工事を始めたら、速やかに「工事着手届」を役場へ提出します。
  6. ステップ6:実績報告書の提出
    工事が完了したら、領収書や工事写真などを添えて「実績報告書」を役場へ提出します。(提出期限:令和8年1月31日)
  7. ステップ7:交付確定通知書の受領
    実績報告書の内容が審査され、補助金額が確定すると「補助金交付確定通知書」が届きます。
  8. ステップ8:補助金の請求
    確定通知書に基づき、「請求書」を役場へ提出します。
  9. ステップ9:補助金の交付
    指定した口座に補助金が振り込まれます。

主な必要書類一覧

申請から交付まで、各段階で書類の提出が必要です。様式は八重瀬町の公式サイトからダウンロードできます。

  • 【申請時】
    • 交付申請書
    • 工事見積書の写し
    • 工事箇所の図面
    • 工事前の写真(工事前写真台帳)
    • 補助対象者要件及び納付状況照会の同意書
    • 工事承諾書(借家などの場合)
  • 【工事完了後】
    • 実績報告書
    • 工事請負契約書または請書の写し
    • 工事代金領収書の写し
    • 工事中および工事完了後の写真(写真台帳)
    • 工事完了証明書、工事完了確認書
  • 【補助金確定後】
    • 請求書

採択されるためのポイント

この補助金は予算に限りがあり、先着順となる可能性が高いです。確実に補助金を受け取るために、以下のポイントを押さえておきましょう。

1. とにかく早めに準備・申請する

予算がなくなり次第終了となるため、申請受付が始まったらすぐに提出できるよう、事前にリフォーム内容を固め、業者選定や見積もり取得を進めておくことが最も重要です。

2. 申請書類の不備をなくす

書類に不備があると、修正に時間がかかり、その間に予算が上限に達してしまう可能性があります。記入漏れや添付書類の不足がないか、提出前に何度も確認しましょう。不明な点は、遠慮なく役場の担当課に問い合わせることが大切です。

3. 見積書の内容を明確にする

施工業者に依頼する際は、補助金の対象となる工事内容と、対象外の工事内容が明確にわかるような見積書を作成してもらいましょう。これにより、審査がスムーズに進みます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 申請はいつから準備すれば良いですか?
A1. 申請受付は7月22日からですが、準備は早ければ早いほど良いです。春頃からリフォーム内容の検討や業者探しを始め、6月中には見積もりを取得し、申請書類を準備しておくのが理想的です。
Q2. 町外の業者に頼んでも対象になりますか?
A2. いいえ、対象になりません。この制度は町内経済の活性化も目的としているため、八重瀬町内に本社・営業所がある法人、または町内在住の個人事業者に依頼した工事のみが対象です。
Q3. 複数の工事を組み合わせることはできますか?
A3. はい、可能です。例えば、外壁塗装(耐久性向上)と手すりの設置(バリアフリー)を同時に行う場合、それぞれの補助率で計算し、合計額が20万円を上限として補助されます。
Q4. 申請すれば必ず補助金はもらえますか?
A4. いいえ、必ずもらえるわけではありません。申請内容が要件を満たしているかの審査があります。また、予算の上限に達した場合は、受付期間内であっても終了となります。
Q5. マンションなどの共同住宅のリフォームも対象ですか?
A5. はい、対象となります。ただし、ご自身の専有部分の改修に限ります。また、管理組合等の規約でリフォームが認められている必要があり、場合によっては承諾書などが必要になることもあります。

まとめ:計画的な準備で補助金を活用しよう

八重瀬町住宅リフォーム支援事業は、町民にとって非常に魅力的な制度です。最大20万円の補助金は、リフォーム費用の大きな助けとなるでしょう。最後に、重要なポイントをもう一度確認します。

  • 行動は早めに:予算には限りがあります。申請開始後すぐに動けるよう、今から準備を始めましょう。
  • 業者は町内で:補助金の条件である、八重瀬町内の施工業者を探しましょう。
  • 手順を守る:「交付決定」→「契約・着工」の順番は絶対に守ってください。
  • 相談を活用:不明な点があれば、迷わず八重瀬町役場の土木建設課に相談しましょう。

この補助金を賢く活用して、より快適で安全な住まいを実現してください。まずは情報収集と、信頼できる町内のリフォーム業者探しから始めてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先

八重瀬町役場 土木建設課(役場2階)
〒901-0492 沖縄県島尻郡八重瀬町字東風平1188番地
電話番号: 098-998-2623
E-Mail: dobokukensetsu@town.yaese.lg.jp