広島県福山市で人材確保にお悩みの事業者様へ朗報です。インターンシップの導入や内容改善にかかる費用を支援する「インターンシップ関連経費補助金」が公募されています。この記事では、最大15万円が補助される「構築費等補助金」を中心に、制度の概要から対象経費、申請方法までをプロが分かりやすく解説します。
福山市インターンシップ関連経費補助金とは?
福山市が市内事業者の人材確保を支援するために実施する補助金制度です。求職者とのミスマッチを防ぎ、早期離職を予防する効果が期待できるインターンシップの導入・改善を促進することを目的としています。この制度は、目的別に以下の2つの補助金で構成されています。
- インターンシップ構築費等補助金:
プログラムの新規構築や内容改善にかかる費用(コンサル費用、有償インターンシップの給与等)を補助。 - インターンシップ交通費等補助金:
市外から参加する学生等に支給した交通費や宿泊費を補助。
この補助金のポイント
- 最大15万円を補助(構築費等補助金)
- 採用コンサル費用や外注費も対象
- 有償インターンシップの給与も経費に計上可能
- 市外からの参加者の交通費・宿泊費も別途補助あり
- 申請期間は2025年12月26日まで
1. インターンシップ構築費等補助金【詳細解説】
本制度のメインとなる「構築費等補助金」について、対象者や補助額、対象経費などを詳しく見ていきましょう。
補助対象者
以下の要件をすべて満たす事業者が対象となります。
対象者 | 福山市内の中小企業者等 |
主な要件 |
|
補助額・補助率
補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
補助上限額 | 15万円(1社あたり) |
※千円未満は切り捨てとなります。
補助対象経費
補助対象となる経費は、交付決定日から2026年2月27日までに契約・実施・支払いが完了したものです。具体例は以下の通りです。
✅ 対象となる経費の例
- コンテンツ構築に係る外注費用
- 採用コンサルタント等への相談費用
- 勤務日が計10日間以上の有償インターンシップ実施時に支払った給与
❌ 対象とならない経費の例
- パソコン、タブレット等の汎用性が高いもの
- SNSや検索サイトへの広告費
- 国・県等の他の公的補助を受けている経費
- 消費税及び地方消費税
申請受付期間
2025年6月9日(月)~ 2025年12月26日(金)まで
※郵送の場合は必着、電子メールの場合は17時15分まで
2. 【関連制度】インターンシップ交通費等補助金
インターンシップ構築とあわせて活用したいのが、参加者の負担を軽減する「交通費等補助金」です。市外から参加者を募る際に大きなインセンティブとなります。
制度概要 | 市外からインターンシップに参加した学生等に支給した交通費・宿泊費の一部を補助 |
補助額 | 支給した交通費・宿泊費の2分の1(上限5万円/人) |
補助人数 | 1社あたり2名まで |
申請期間 | ~2026年2月27日まで(※詳細は公式サイト要確認) |
申請手続きの流れ(構築費等補助金)
申請から補助金交付までの大まかな流れは以下の通りです。
- STEP 1: 交付申請
申請書や事業計画書など、必要書類を準備し、窓口・郵送・メールのいずれかで提出します。 - STEP 2: 審査・交付決定
市が申請内容を審査し、交付の可否が通知されます。 - STEP 3: 事業実施・実績報告
交付決定後、計画に沿ってインターンシップの構築・改善を実施します。事業完了後、実績報告書等を提出します。 - STEP 4: 額の確定・補助金交付
報告書に基づき完了検査が行われ、補助金額が確定。その後、指定口座に補助金が振り込まれます。
まとめ
福山市の「インターンシップ構築費等補助金」は、人材確保や採用の質の向上を目指す市内事業者にとって、非常に魅力的な制度です。採用コンサルへの相談費用や、学生に給与を支払う有償インターンシップも対象となるため、より実践的で魅力あるプログラムを低コストで実現できます。申請期間が限られていますので、インターンシップの導入・改善を検討している事業者様は、ぜひこの機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。
申請・お問い合わせはこちら
申請書類のダウンロードや制度の詳細は、福山市の公式ホームページをご確認ください。
福山市経済環境局経済部産業振興課 雇用労働担当
〒720-8501 福山市東桜町3番5号
電話番号:084-928-1040
メールアドレス:koyouroudou@city.fukuyama.hiroshima.jp