詳細情報
地震大国である日本において、住宅の耐震化は非常に重要な課題です。特に、高齢者や障害者の方々にとって、地震発生時の安全確保は最優先事項と言えるでしょう。調布市では、このような状況を踏まえ、耐震性の低い木造住宅にお住まいの高齢者や障害者の方々を対象に、耐震シェルターの設置費用を助成する制度を設けています。この助成金を活用することで、地震による住宅倒壊のリスクを軽減し、安心して生活できる環境を整えることができます。
調布市耐震シェルター設置助成金の概要
調布市耐震シェルター設置助成金は、地震発生時の住宅倒壊から高齢者及び障害者の生命を守ることを目的としています。市内の耐震性が十分でない木造住宅の1階に耐震シェルターを設置する費用の一部を助成する制度です。
- 正式名称: 調布市耐震シェルター設置助成金
- 実施組織: 調布市
- 目的・背景: 地震発生時の住宅倒壊から高齢者及び障害者の生命を守る
- 対象者: 市内の耐震性が十分でない木造住宅に居住する高齢者または障害者のいる世帯
助成金額・補助率
補助金の額は、以下のいずれかの低い額となります（千円未満切り捨て）。
- 補助対象工事費の9/10に相当する額
- 上限額30万円
例えば、耐震シェルター設置工事費が35万円の場合、補助金額は30万円となります。工事費が25万円の場合、補助金額は22.5万円となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助対象工事費 | 耐震シェルター設置工事費（ベッド型シェルター含む） |
| 補助率 | 9/10 |
| 上限額 | 30万円 |
対象者・条件
対象となるのは、以下の要件を全て満たす方です。
- 対象住宅に居住していること
- 65歳以上の高齢者を含む世帯、または身体障害者手帳1級から4級の交付を受けた世帯（本人の申請でも可）
- 納期の経過した市税を完納している世帯
- 申請年度の3月10日までに工事完了報告書を提出できる方
対象住宅は、以下の要件を全て満たす必要があります。
- 建築基準法に違反していない木造住宅
- 居住している住宅または併用住宅
- 調布市の耐震改修助成金及び緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業補助金交付金を受けていない建築物
- 昭和56年5月31日以前に新築の工事に着手した建築物、または昭和56年6月1日から平成12年5月31日までの間に新築の工事に着手した平屋建て又は二階建ての在来軸組工法の建築物
注意: 補助金の交付は、対象住宅1棟につき1回のみです。
補助対象経費
補助対象となるのは、耐震シェルター設置工事費（ベッド型シェルター含む）です。耐震シェルターは、高齢者等を住宅の倒壊から守るための装置等であって、東京都が安価で信頼できるとして都民に公表しているものに限ります。
- 対象: 耐震シェルター設置工事費（ベッド型シェルター含む）
- 条件: 東京都が安価で信頼できるとして都民に公表しているもの
実施予定の工事が補助対象工事か不明な場合は、事前に調布市住宅課にご相談ください。
申請方法・手順
工事契約前に交付申請が必要です。工事契約後の工事計画承認申請は受付できません。
申請の締切は12月の最終開庁日です（郵送の場合は必着）。
申請に必要な書類:
- 調布市耐震シェルター設置助成金交付申請書(第1号様式)
- 助成対象住宅の建築時期を確認することができる書類（例：確認済証の写し、登記事項証明書、固定資産税課税明細の写し、固定資産税の評価証明書や名寄帳）
- 助成対象住宅の耐震性が十分でないことを確認できる書類（例：簡易耐震診断実施結果報告書、耐震診断結果報告書）
- 耐震シェルターの仕様を確認することができる書類及び見積書（カタログの写しなど名称やメーカー、金額のわかるもの）
- 助成対象住宅に居住している世帯全員の住民票の写し
- 現に市税を滞納していない者であることの証明書
- 身体障害者手帳の写し（障害の程度が1級から4級までのもの、該当者のみ）
- 賃貸住宅及び使用貸借住宅の場合、当該住宅の所有者から耐震シェルターを設置することについて同意を得ていることが確認できる書類（該当者のみ）
- 委任状（申請手続きを申請者以外の者に委任する場合）
申請手順:
- 申請書類を準備する
- 調布市住宅課に申請書類を提出する（郵送または窓口）
- 審査を受ける
- 交付決定通知を受け取る
- 耐震シェルター設置工事を行う
- 実績報告書を提出する
- 助成金を受け取る
実績報告の手続き
工事完了（最終期限3月10日）後、速やかに以下の書類を提出してください。
- 調布市耐震シェルター設置助成金実績報告書(第5号様式)
- 契約書等の写し
- 領収書及び明細が確認できる書類
- 耐震シェルターの設置前、設置中及び設置後の状態が確認できる写真(施工状態が比較できるもので、撮影日が分かるもの)
現地確認を実施する場合があります。
助成金の支払いについて
実績報告書の提出後、報告・申請内容を審査します。申請内容が交付基準を満たしていれば、申請者に確定通知書と請求書を送付いたします(申請後、一週間から10日程度)。請求書に振込先等を記入し提出してください。請求書受領後から30日以内に請求書に記入してある口座に振り込みます。
採択のポイント
審査基準は明確に公表されていませんが、以下の点が重要と考えられます。
- 申請書類の正確性と completeness
- 耐震シェルターの選定理由の妥当性
- 工事費用の見積もりの適正さ
- 申請者の要件適合性
採択率に関する情報は公開されていません。
申請書作成のコツとしては、以下の点が挙げられます。
- 申請要件をよく理解し、適合していることを明確に記述する
- 耐震シェルターの必要性を具体的に説明する
- 見積もりは複数の業者から取得し、比較検討する
- 不明な点は事前に調布市住宅課に問い合わせる
よくある不採択理由としては、申請書類の不備、対象要件の不適合、見積もりの不適正などが考えられます。
よくある質問（FAQ）
- Q: 耐震シェルターはどのようなものが対象ですか？
A: 東京都が安価で信頼できるとして都民に公表しているものが対象です。 - Q: 申請はいつまでですか？
A: 12月の最終開庁日です（郵送の場合は必着）。 - Q: 補助金はいつ振り込まれますか？
A: 請求書受領後から30日以内に振り込みます。 - Q: 工事契約はいつすれば良いですか？
A: 交付決定通知を受け取ってから契約してください。 - Q: 申請書類はどこで入手できますか？
A: 調布市の公式サイトからダウンロードできます。
まとめ・行動喚起
調布市耐震シェルター設置助成金は、高齢者や障害者の方々が安心して生活できる環境を整えるための重要な制度です。対象となる方は、ぜひこの機会に申請をご検討ください。
次のアクションとして、まずは調布市の公式サイトで詳細を確認し、申請書類をダウンロードしてください。不明な点があれば、調布市住宅課にお問い合わせください。
問い合わせ先:
調布市住宅課
電話: 要確認
メール: 要確認
住所: 要確認
