岡山県で事業を営む皆様へ朗報です。電気代高騰対策と脱炭素経営を力強く後押しする「事業者向け自家消費型太陽光発電設備導入支援事業補助金」の追加募集が決定しました。太陽光発電設備と蓄電池の導入で、最大1,000万円の補助が受けられる絶好の機会です。この記事では、補助金の概要から申請方法まで、専門家が分かりやすく徹底解説します。
岡山県 太陽光発電設備導入補助金の概要
この補助金は、岡山県内の事業者が自家消費を目的とした太陽光発電設備や蓄電池を導入する際の費用の一部を支援する制度です。再生可能エネルギーの普及を促進し、県内の温室効果ガス排出量削減を目指すことを目的としています。
補助金のポイント
- ✓高額補助: 太陽光発電で最大800万円、蓄電池で最大200万円、合計最大1,000万円!
- ✓幅広い対象: 法人だけでなく、青色申告の個人事業主やPPA・リース事業者も対象。
- ✓多様な設置形態: 工場の屋根だけでなく、未利用地やソーラーカーポートも対象。
- ✓先着順受付: 令和7年7月1日から受付開始。早めの準備が採択の鍵です。
補助金 基本情報 | |
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補助金名 | 岡山県事業者向け自家消費型太陽光発電設備導入支援事業補助金(追加募集) |
申請期間 | 令和7年7月1日(火) ~ 令和7年12月22日(月) 必着 |
受付方法 | 先着順(予算上限に達し次第終了) |
対象者 | 岡山県内に事業所を有する法人、個人事業主、PPA・リース事業者 |
実施機関 | 岡山県 環境文化部 脱炭素社会推進課 |
補助対象と補助額の詳細
補助対象事業
- 太陽光発電設備の設置
自家消費を目的とした太陽光発電設備の導入が対象です。施設の屋根、事業所内の未利用地、駐車場へのソーラーカーポート設置も含まれます。 - 蓄電池の設置
上記の太陽光発電設備と併せて設置する蓄電池が対象となります。
補助額・補助率
対象設備 | 補助額・補助率 | 上限額 |
---|---|---|
太陽光発電設備 | 5万円/kW | 800万円 |
蓄電池 | 対象経費(工事費込・税抜)の1/3以内 | 200万円 |
※太陽光発電のkW計算は、太陽電池モジュールの公称最大出力合計値とパワーコンディショナーの定格出力合計値のいずれか少ない方を採用します。
※蓄電池の価格が16万円/kWhを超える場合は、16万円/kWhとして算出します。
⚠️ 主な補助要件(ご注意ください)
- 国の財源による他の補助金との併用はできません。
- FIT(固定価格買取制度)やFIPの認定を取得しないこと。(売電目的は対象外)
- 自己託送は行わないこと。
- 新築の建築物への設置は対象外です。(ソーラーカーポートは除く)
- 中古品ではなく、未利用の設備を設置すること。
申請手続きの流れと注意点
申請は計画的に進めることが重要です。大まかな流れを把握しておきましょう。
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1
事前準備・書類収集公募要領を熟読し、事業計画書、見積書、登記事項証明書、納税証明書などの必要書類を準備します。
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2
交付申請書の提出申請期間内に、必要書類一式を持参または郵送で提出します。郵送の場合は「太陽光発電設備導入支援事業補助金申請書在中」と朱書きしてください。
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3
交付決定県による審査後、交付決定通知書が送付されます。
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4
事業着手・完了交付決定後に、設備の契約・工事に着手します。事業完了(支払い完了)後、実績報告書を提出します。
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5
補助金交付実績報告書の内容が認められると、補助金額が確定し、指定口座に振り込まれます。
【最重要】交付決定前の着手は厳禁!
原則として、県の交付決定通知を受け取る前に業者と契約したり、工事に着手したりした場合は補助対象外となります。必ず交付決定を待ってから事業を開始してください。
まとめ
岡山県の「事業者向け自家消費型太陽光発電設備導入支援事業補助金」は、脱炭素化とエネルギーコスト削減を両立できる、事業者にとって非常に魅力的な制度です。受付は先着順であり、予算がなくなり次第終了となるため、早期の検討と準備が成功の鍵となります。
この機会を最大限に活用し、持続可能な事業運営への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。まずは公式サイトで詳細な公募要領を確認し、申請準備を始めましょう。
お問い合わせ先
〒700-8570 岡山市北区内山下2-4-6
岡山県環境文化部 脱炭素社会推進課 企画班
電話番号:086-226-7298
受付時間:平日 9:00~17:00