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【2025年高崎市】生殖補助医療費助成金|体外受精に最大30万円!申請方法を解説

詳細情報

群馬県高崎市で、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療を検討されているご夫婦に朗報です。高崎市では、不妊治療にかかる経済的負担を軽減するため、「高崎市生殖補助医療費助成事業」を実施しています。この制度を活用すれば、保険診療・保険外診療を問わず、1回の治療あたり最大30万円の助成を受けることが可能です。さらに、男性不妊治療や治療のための交通費も助成対象となる手厚いサポートが特徴です。この記事では、高崎市の生殖補助医療費助成金の対象者、助成額、必要書類、申請手順まで、どこよりも分かりやすく徹底解説します。これから治療を始める方、現在治療中の方も、ぜひ最後までご覧いただき、制度を最大限に活用してください。

この助成金のポイント

  • 高額な治療費をサポート:1回の治療につき最大30万円を助成
  • 幅広い対象者:法律婚だけでなく、事実婚の夫婦も対象
  • 男性不妊治療も対象:精子採取手術なども最大30万円まで助成
  • 交通費も助成:県外医療機関への通院には1万円を助成
  • 回数リセット可能:出産後は、それまでの助成回数をリセットして再度申請可能

① 助成金の概要

まずは、高崎市生殖補助医療費助成事業の全体像を把握しましょう。この制度は、子どもを望む夫婦が安心して治療を受けられる環境を整えることを目的としています。

項目 内容
正式名称 令和7年度高崎市生殖補助医療費助成事業
実施組織 高崎市(保健医療部 健康課)
目的・背景 生殖補助医療(体外受精・顕微授精)やそれに伴う男性不妊治療を受ける夫婦に対し、治療費の一部を助成することで経済的負担を軽減し、子どもを望む市民を支援することを目的としています。
対象治療 保険診療および保険外診療(先進医療Aのみ)で行う生殖補助医療(体外受精・顕微授精)、および男性不妊治療(精巣内精子回収法など)

② 助成金額・補助率

助成額は、治療内容や治療開始時の妻の年齢、そしてこれまでの助成回数によって細かく設定されています。ご自身の状況と照らし合わせてご確認ください。

(1) 生殖補助医療(体外受精・顕微授精)

採卵を伴う治療(ステージA,B,D,E)と、凍結胚移植のみの治療(ステージC,F)で上限額が異なります。

治療ステージ 妻の年齢(治療開始時) 申請回数 助成上限額
A, B, D, E
(採卵あり)
40歳未満 1回目~6回目 300,000円
40歳以上 1回目~3回目 300,000円
4回目~6回目 150,000円
全年齢 7回目以降 100,000円
C, F
(採卵なし)
全年齢 1回目~3回目 125,000円
4回目~6回目 100,000円
7回目以降 50,000円

(2) 男性不妊治療

生殖補助医療の一環として行う、精巣や精巣上体から精子を採取する手術が対象です。助成額の条件は、生殖補助医療(採卵あり)と同様です。

妻の年齢(治療開始時) 申請回数 助成上限額
40歳未満 1回目~6回目 300,000円
40歳以上 1回目~3回目 300,000円
4回目~6回目 150,000円
全年齢 7回目以降 100,000円

(3) 交通費助成

治療を受ける医療機関の場所に応じて、申請1回につき定額が助成されます。

  • 県内の医療機関の場合:2,000円
  • 県外の医療機関の場合:10,000円

③ 対象者・条件

助成を受けるためには、以下の4つの要件をすべて満たす必要があります。

  • 1. 婚姻関係:治療開始時点で法律上の婚姻関係にある、または事実婚関係にある夫婦であること。
  • 2. 住所要件:申請日において、夫婦の双方またはいずれか一方が高崎市に住所を有すること。
  • 3. 医師の診断:生殖補助医療以外の治療法では妊娠の見込みがない、または極めて少ないと医師に診断されていること。
  • 4. 医療保険:夫婦ともに医療保険各法における被保険者、組合員または被扶養者であること。

ポイント:高崎市の助成金は、法律婚だけでなく事実婚のカップルも対象としている点が大きな特徴です。多様な家族の形に寄り添った制度と言えます。

④ 補助対象経費

助成の対象となるのは、具体的にどのような費用なのでしょうか。大きく分けて「生殖補助医療」と「男性不妊治療」の2つです。

対象となる治療

  • 生殖補助医療(体外受精・顕微授精):採卵準備の投薬開始から、採卵、受精、胚移植、妊娠判定までの一連の治療にかかる費用が対象です。保険診療、保険外診療(先進医療Aのみ)の両方が含まれます。
  • 男性不妊治療:生殖補助医療に至る過程で行われる、精子を精巣または精巣上体から採取するための手術(TESE、MESAなど)と、それに伴う精子凍結の費用が対象です。

対象外となる経費

以下の費用は助成の対象外となるため注意が必要です。

  • 入院時の差額ベッド代、食事代
  • 医療機関が発行する証明書等の文書料
  • 直接治療に関係のない費用

⑤ 申請方法・手順

申請は、治療が1回終了するごとに行います。スムーズに進めるために、手順と必要書類をしっかり確認しておきましょう。

申請の大きな流れ

  1. 治療終了:医療機関で1回の治療が終了します。
  2. 書類準備:医療機関に「受診等証明書」の作成を依頼し、その他の必要書類を揃えます。
  3. 窓口申請:申請期限内に、高崎市保健所健康課または各地域の保健センターの窓口に書類を持参して申請します。(郵送不可
  4. 審査・決定:市で書類の審査が行われ、約2か月後に承認(または不承認)決定通知書が郵送されます。
  5. 助成金振込:承認された場合、指定した口座に助成金が振り込まれます。

申請期限

治療が終了した月3か月後の月の末日まで
例:治療期間が5月7日に終了した場合 → 治療終了月は5月 → 申請期限は8月31日
※末日が閉庁日(土日祝)の場合は、その直前の開庁日が期限となります。

期限を過ぎると原則として申請できなくなります。証明書の発行に時間がかかる場合など、やむを得ない事情がある場合は、必ず期限前に健康課へ電話連絡をしてください。

必要書類一覧

書類に不備があると受付が遅れる原因になります。下記のリストを参考に、漏れなく準備しましょう。

書類名と注意点
【全員必須】基本書類
  • 高崎市生殖補助医療費助成事業申請書(様式第1号)
  • 高崎市生殖補助医療費助成事業受診等証明書(様式第2号)※医療機関が記入
  • 請求書
  • 領収書及び診療明細書(原本とコピーの両方
  • 振込口座の通帳またはキャッシュカードのコピー
  • 夫婦それぞれの健康保険証等のコピー
【状況により必要】追加書類
  • 戸籍謄本(戸籍全部事項証明):年度内の初回申請時など
  • 市外の方の住民票:夫婦の一方が市外在住の場合
  • 事実婚関係に関する申立書(様式第4号):事実婚の場合
  • 受診等証明書(男性不妊治療 手術用)(様式第3号):男性不妊治療の助成を受ける場合
  • 死産届等のコピー:助成回数リセットを希望する場合

書類準備の重要注意点
・申請書類に消えるボールペン(フリクション等)は絶対に使用しないでください。
・領収書と明細書は、同じ日のものを横に並べてA4用紙にコピーし、日付順に揃えてください。
・原本は窓口で確認後、押印されて返却されます。
・マイナンバーカードを保険証として利用している方は、マイナポータルから「資格情報画面」を印刷して提出する必要があります。

⑥ 承認のポイント

この助成金は、要件を満たし、書類が正しく提出されれば基本的に承認されます。競争採択ではないため、以下のポイントを確実に押さえることが重要です。

  • 申請期限の厳守:最も重要なポイントです。治療が終わったらすぐに書類準備に取り掛かりましょう。
  • 書類の整合性を確認:医療機関発行の「受診等証明書」に記載された治療期間・金額と、提出する「領収書・明細書」の内容が完全に一致しているか必ず確認してください。
  • コピーは鮮明に:日付や金額が不鮮明なコピーは受付できません。提出前に隅々まで読めるかチェックしましょう。
  • 不明点は事前に相談:自分のケースが必要書類のどれに該当するか分からない場合や、書類の書き方で迷った場合は、ためらわずに申請前に健康課へ電話で問い合わせましょう。

⑦ よくある質問(FAQ)

Q1. 治療の途中で高崎市に転入しました。助成の対象になりますか?

A1. 申請日時点で高崎市に住所があれば対象となります。ただし、助成回数は以前にお住まいの自治体で受けた助成(特定不妊治療費助成など)も通算されますのでご注意ください。

Q2. 助成回数のリセットとは何ですか?

A2. この助成制度を利用して(または利用せずに)お子様を一人出産された場合、これまで受けた助成回数をゼロにリセットし、次のお子様の治療のために新たに1回目から助成を受けることができる制度です。妊娠12週以降の死産の場合も対象となります。リセットを希望する場合は、戸籍謄本や死産届のコピーなど、出産等を証明する書類が必要です。

Q3. 郵送での申請は可能ですか?

A3. 郵送での申請は受け付けていません。領収書等の原本確認が必要なため、必ず高崎市保健所健康課または各地域の保健センターの窓口へ持参してください。

Q4. 夫(または妻)名義の口座に振り込んでもらえますか?

A4. はい、可能です。振込先口座は申請者本人またはその配偶者の名義であれば問題ありません。

Q5. 他の助成金との併用はできますか?

A5. 高崎市が実施する「不育症治療費等助成事業」「妊孕性温存治療費等助成事業」「初回産科受診料助成金」とは重複して申請することはできません。ご自身の状況に合わせて、どの制度を利用するか選択する必要があります。

⑧ まとめ・行動喚起

今回は、高崎市の「生殖補助医療費助成事業」について詳しく解説しました。最後に重要なポイントを再確認しましょう。

  • 対象者:高崎市在住の法律婚・事実婚の夫婦
  • 助成額:最大30万円(治療内容・年齢・回数による)+交通費
  • 申請期限:治療終了月の3か月後の末日
  • 申請方法:必要書類を揃えて窓口へ持参(郵送不可)
  • 注意点:書類の不備と期限切れには十分注意する

不妊治療は心身ともに、そして経済的にも大きな負担がかかります。高崎市のこの手厚い助成制度は、治療に専念するための大きな支えとなるはずです。まずはご自身が対象になるかを確認し、治療を受けている医療機関や市の相談窓口に相談することから始めてみましょう。

お問い合わせ先

高崎市保健所健康課(高崎市総合保健センター4階)
住所:〒370-0829 群馬県高崎市高松町5番地28
電話:027-381-6113
受付時間:月曜から金曜日(祝日・年末年始を除く)午前8時30分から午後5時15分

補助金詳細

補助金額 最大 30万円
主催 高崎市 保健医療部 健康課
申請締切 2026年3月31日
申請難易度
(一般的)
採択率 95.0%
閲覧数 1 回

対象者・対象事業

高崎市に住所を有する、生殖補助医療(体外受精・顕微授精)または男性不妊治療を受ける法律婚・事実婚の夫婦。医療保険に加入しており、医師に治療が必要と診断されている方が対象です。

■ 申請の流れ

1

必要書類の準備

事業計画書、見積書などを用意します。

2

申請書類の提出

オンラインまたは郵送で提出します。

3

審査

通常1〜2ヶ月程度かかります。

4

採択・交付決定

結果通知と交付手続きを行います。

■ よくある質問

高崎市に住所を有する、生殖補助医療(体外受精・顕微授精)または男性不妊治療を受ける法律婚・事実婚の夫婦。医療保険に加入しており、医師に治療が必要と診断されている方が対象です。

通常、申請から採択決定まで1〜2ヶ月程度かかります。ただし、補助金の種類や申請時期によって異なる場合がありますので、詳しくは担当窓口にお問い合わせください。
多くの場合、次回の募集期間で再申請が可能です。不採択の理由を確認し、改善した上で再度申請することをお勧めします。詳しくは担当窓口にお問い合わせください。

お問い合わせ

〒370-0829 群馬県高崎市高松町5番地28 高崎市保健所健康課(高崎市総合保健センター4階) 電話:027-381-6113 Eメール:kenkou@city.takasaki.gunma.jp

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